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「ロボットを作りたいから高校辞めます」人生をロボットに捧げる山田社長の27年

クリエイター

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山田社長

山田社長

1994年生まれ。ロボットを製作する時間欲しさに高校を中退。平日はロボットエンジニアとして会社勤めをする傍ら、個人でもロボットの製作を行う。週末は製作したロボット達と一緒にカフェを営んでいる。

原宿にリアカーで出店したロボットカフェが大人気

リアカーで出店したロボットカフェ

しかし目標が決まってすぐ行動とはいかなかった。カフェの場合、営業許可の申請や資格が必要、そもそも開店資金もなかった。そこで山田さんが考えたのは、リアカーに屋台を積んで模擬的なロボットカフェを開くこと。

販売するものは瓶のコーラ1種類のみ。酒屋で購入した瓶のコーラをそのまま販売するだけなので保健所の許可も必要なし。そうして準備を整え向かったのは、若者の街・原宿だった。

「ロボットが屋台一階部分のクーラーボックスへと釣り糸を垂らし、コーラを釣り上げるだけの仕組みでしたが、外国人観光客が面白がってくれて、1時間に5本程度のペースで売れました」

その後1ヶ月ほど営業を続け、リアカーでの営業は大成功。収支はたいした額ではないが、何にも代えがたい経験になった。

外国人観光客の人気を集めた

こうした活動が縁で知り合えたのが現在勤めている会社、ユカイ工学。ロボットに熱中する山田さんを面白がって声をかけたのだそう。そしてアルバイト採用から正社員となり、現在に至るというわけだ。

「就職する気もなかったので、運がよかったです。ただやりたいことをやっていたら、拾ってもらえたんで(笑)」

家にはクレーターがたくさん。親の放任主義に救われた

部屋で火炎放射もさせていた

高校も中退し自由気ままにロボット製作に取り組めたのには、親のサポートが不可欠。自室にこもっていた10代。どういった様子だったのか。

「ずっと実家の部屋でロボットを作っていました。まったくの我流で、やりたい放題に作っていたので、床はドリルやノコギリで穴だらけ。今でも床には大量のクレーターがあるんですよ。裸足で歩くと痛いくらい(笑)」

作業に没頭すると深夜でも朝方でも関係なく工具を使う毎日。愛犬は鬱陶しそうにしていたが、両親はまったく怒らず放任を貫いていたそうだ。

「僕の部屋からは四六時中、変な音がするし、何をやっているのか気になっていたと思うんですよ。けれど、両親は放っておいてくれた。本当に有難いですね。当時は、納得のいくロボットも作れていなかったし、部屋で火炎放射もさせてるし(笑)。この頃は、完成させても見せられなかったですね。

でも、最近メディアに出たことで、周りから褒めていただいて、少し自信になりました。ようやくですが、僕のロボットたちを両親にちゃんと見てもらおうと思います」

今でも実家の部屋は、両親が当時の思い出として保存しているのか、ボコボコの床のままになっている。

床には大量のクレーターがある

キッチンカーでロボットカフェを出店

キッチンカーでロボットカフェを出店

昨年、山田さんは5年分の貯金を使いキッチンカーを購入。新たな事業をはじめた。コンセプトは畳一畳分のテーマパーク。ロボットが缶コーヒーの栓を抜き、お客様に提供する仕組みだ。「ディズニーランドのアトラクションのようなものを目指している」との言葉どおり、注文から配膳までロボットが切り盛りする様子はまさにエンターテイメント、唯一無二の体験ができる。

「念願叶って、やっとカフェを開業できました。けれど、もっと利益出すためには回転率を上げる工夫とか、ロボットの動作をもっとスムーズにしたいとか、メニューを増やしたいとか、改善したい点が次々に見つかって…。まだまだやることが山積みです(笑)」

完成までは程遠いと語る山田さんは、向こう二年はサラリーマンとして働きながら週末に営業していく計画だ。そして、いつかはロボットカフェとロボット製作だけで暮らしていきたいと語る。

「今はキッチンカーのロボットカフェを頑張って運営していきます。ギミックをどんどん作り替えながら、もっと楽しい世界観にしていきたいです。その結果、お金が貯まったら秘密基地のような作業場を作って、その傍でロボットカフェを営めたら最高です。果てしない夢ですけどね(笑)」

7歳で一目惚れからはじまったロボットへの情熱。その熱は、趣味から仕事、そして山田さんの人生に大きく影響を及ぼすことになった。27歳となった今でも熱量はまったく衰えていない。

「ロボット作りが楽しいと思う気持ちは、小学生からずっと変わりません。たぶん50歳になっても変わらないと思います。なんならもっとギアが上がるような気もします(笑)」

ロボットへの情熱はずっと変わらない

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