デコピンが勝利のカギ。スリランカの国民的ボードゲームකැරම්で日本代表と対局へ
リンクをコピーしました
目次/ INDEX
大葉(シソ)とは、薬味としてよく使われているハーブの一種です。初心者でも育てやすいため、家庭菜園をはじめて行うという人にも向いています。この記事では、大葉の栽培に興味がある人に向けて、大葉の育て方を解説します。大葉栽培に必要なものや栽培するときに注意したいポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
大葉はシソ科シソ属で、ミャンマーや中国などのアジアに自生しています。
大葉とは、シソとも呼ばれているハーブの一種です。さわやかな香りが特徴で、日本では薬味としてもよく使われています。大葉には種類があり、一般的には葉が緑色のものを大葉と呼んでいます。葉が赤紫色のものは赤ジソと呼ばれ、その鮮やかな色からシソジュースや梅干しの色付けなどに使われることが多いです。
大葉は、昔から漢方薬として使われており、栄養価の高い植物です。ビタミンやミネラルを多く含んでいるだけでなく、ポリフェノールも豊富に含まれており、抗酸化作用や消臭効果が期待できます。また、胃の働きの改善や発汗作用、体を温める効果や貧血予防、防腐・殺菌効果など、さまざまな効果・効能があります。
大葉は家庭菜園に向いている植物だといわれています。ここでは、なぜ家庭菜園に大葉が向いているのか解説します。
大葉は非常に生命力の強い植物です。落ちた種からでも勝手に毎年芽が生えてくるほど、強い生命力を持っています。一度育てば次から次へ葉が生えてきます。栽培の難易度が低く、初心者でも育てやすい植物です。また、プランターでも栽培できる植物で、マンションのベランダなどでも育てられます。
大葉は、収穫した後の活用方法が幅広いことも特徴です。薬味としてはもちろんのこと、その他の使い方もできます。例えば、そのまま天ぷらにする、鶏肉や豚肉の間に挟んでフライにするなどの調理方法があります。また、青シソジュースや乾燥させて保存するのもよいでしょう。葉だけではなく、花や実も食べられます。
大葉が発芽するのに適した温度は20〜25℃、生育に適した温度は20℃前後とされています。そのため、種から育てる場合には、気温が20℃以上になる5月以降に植え付けするとよいでしょう。苗から植え付ける場合には、気温が15℃以上となる時期がよいといわれています。そのため、種よりも早い4月下旬以降が適しています。
大葉は非常に育てやすい植物ですが、栽培に適した環境があります。どのような環境が向いているのか解説します。
大葉は、日当たりのよい環境を好みます。しかし、日が当たりすぎてしまうと葉が硬くなってしまうため、食用の場合には注意が必要です。食べる目的で大葉を栽培するのなら、葉が柔らかくなりやすい半日陰の環境で育てるとよいでしょう。ただし、日当たりが悪いと香りや葉の色が悪くなるため、完全な日陰は向いていません。
大葉は寒さには弱く、暑さには強い植物です。管理温度は20~30℃となっているため、春・夏・秋に育てやすい植物だといえます。基本的には暖かい環境を好む植物のため、冬の時期を避けて育てましょう。
大葉を育てる際には、あらかじめ準備しておくべきものがあります。以下では、栽培に必要なものを紹介します。
大葉はとても育てやすい植物で、基本的には土質を選びません。そのため、ホームセンターなどで売っている、一般的な花・野菜用の培養土を使いましょう。自分で配合して土を作る場合には、赤玉土や腐葉土を混ぜて使います。赤玉土と腐葉土の配合比は5:5、もしくは6:4程度の割合で配合します。地植えの場合は、堆肥を多めに混ぜましょう。
大葉は、畑に植えるだけでなく、プランターや鉢でも育てられます。そのため、マンションのベランダなどでも、問題なく栽培可能です。プランターのサイズとしては、一般的な60型サイズを用意すれば十分でしょう。大葉が根腐れしてしまうのを防ぐために、底に配水用の穴が開いているプランターを選ぶことがポイントです。
大葉の葉が茂りだして収穫が始まった段階で、様子をみながら肥料を与えます。2週間に1回程度の割合で構いません。ただし、大葉は成長が遅い場合を除いて、肥料を与えなくても問題なく育つ植物です。そのため、肥料の与えすぎに注意しましょう。肥料を与えすぎると、アブラムシがつきやすくなってしまいます。
大葉を栽培する際には水やりが重要です。夏と冬、それぞれに適した水やり方法があるため、しっかり把握しておきましょう。
大葉は乾燥が苦手で、湿り気のある土を好むという特徴があるため、水切れ状態が続かないように注意しましょう。基本的には、土の表面が乾燥しかけている状態のときに、水をたっぷりと与えます。ただし、夏場は乾燥しやすいため朝と夕方の2回、たっぷりと水を与えるとよいでしょう。ハダニ予防として、葉水を与えても構いません。
大葉は基本的には、一年草の植物です。一年草は、成長して結実し、種が落ちれば枯れてしまいます。1年以内で枯れてしまうのが特徴で、越冬させて育てるという植物ではないため、冬場の水やりは不要です。
大葉を育てる場合、苗から植える方法と種から育てる方法があります。ここでは、苗を植える場合について解説します。
大葉は、種から育てるよりも、苗からのほうが育てやすいです。そのため、初心者の場合には苗から植え付けるとよいでしょう。植え付け時期は、気温が15℃以上になる4月下旬からが適しています。大葉は風通しのよい環境を好む植物のため、苗同士の間隔を20cmぐらいあけて植え付けるようにすることがポイントです。
苗から育てるよりも難易度は上がりますが、種からでも栽培できます。以下では、種から育てる場合の方法を解説します。
種からまく場合には、気温が20℃以上になる時期、大体5月上旬以降が適しています。種から育てる場合にはまず、ポットなどを利用してある程度大きくなるまで育てるとよいでしょう。種をまく前に一晩水に浸けておくと皮が柔らかくなり、発芽しやすくなります。種まきからおよそ10日程度で発芽するケースが多いようです。
種まきから育てる場合には、間引きも重要なポイントです。間引きとは、形の悪い葉や成長の遅い葉を取り除く作業です。必ずしなければいけないわけではありませんが、間引きしておくと大葉の収穫量が増えるため、行っておきましょう。本葉が2~3枚ぐらいになったら、あまり成長していない葉などを選んで、間引きしていきます。
成長が進み、葉が4~5枚ぐらいになった段階で、苗を畑やプランターなどに植え付けていきます。大葉は移植に弱いという特徴があるため、受付の際には土を崩さないように注意しましょう。ポットよりもひと回り大きめに土に穴をあけておき、傷つけないように優しく植え付けて、根が張るまではたっぷりと水を与えます。
大葉の収穫量を増やすには、「摘心する」ことが重要です。以下では、摘心の方法について詳しく解説します。
摘心とは収穫量を増やすための作業です。芯となる幹の部分を切り落とすことで、脇芽の成長を促進させます。摘心を行わなければ、幹がぐんぐん伸びてしまうため脇芽の成長が抑制され、葉の収穫量が減ってしまいます。葉が10枚以上、草丈が30cm程度になったら摘心しましょう。下から3~5節目程度の幹を切り落とします。
大葉はどの程度成長したら収穫すればよいのでしょうか。ここでは、大葉の収穫時期について解説します。
大葉の収穫時期は、背丈が30cmぐらいに育った段階です。時期がきたら、上の葉ではなく下の葉から順番に収穫していきましょう。また、葉の部分だけを取るのではなく、茎の部分から取るようにすると、全体の収穫量アップにつながります。収穫せずに放置すると、味が落ちるだけでなく、最悪の場合枯れてしまうため注意しましょう。
大葉(シソ)とは、本葉が10枚以上のものを指します。大葉は、収穫時期によって名称や種類が異なり、さまざまな楽しみ方が可能です。例えば、大葉の種は穂紫蘇(シソの実)と呼ばれており、しょうゆ漬けなどで楽しまれます。発芽したてで葉が2枚の大葉は芽紫蘇、9月頃に咲く大葉の花は花穂と呼ばれ、刺身のツマにされることが多いようです。
大葉の種は自分で採種して、取っておくことも可能です。種を取っておけば、翌年に種まきから大葉を育てられるため、繰り返し栽培したい場合は採種しておきましょう。種を取る場合には、実がついた枝ごと陰干しをして、しっかりと乾燥させます。シートなどに置いて叩くと身がはじけて種が落ちるため、殻などを省いて保存しておきましょう。
大葉を育てる際には、病害虫に注意しましょう。ここでは、大葉の主な病害虫と対策方法を解説します。
ハーブは虫を寄せ付けないといわれていますが、大葉の場合は虫に食べられやすいです。主な害虫としては、アブラムシやハダニ、バッタやヨトウムシなどが挙げられます。特に、窒素肥料を過度に与えるとアブラムシがつきやすくなります。虫に食べられてないか細かくチェックし、虫よけ・防虫ネットなどを活用するとよいでしょう。
大葉は非常に生命力が強く、初心者でも育てやすい植物です。畑だけでなくプランターでも育てられますし、収穫後にも活用しやすくなっています。この記事で紹介した栽培の注意点などを参考にしながら、育ててみるとよいでしょう。
カインズのオンラインショップでは、大葉を育てるために必要な土やプランターなどを取り揃えています。ホームセンター売上No.1で、オリジナル商品の取り扱いも豊富です。大葉の栽培をお考えなら、ぜひご利用ください。