【速報】沖縄のジャングルから「ターザン」を発見! 「単身赴任先、森」の男に直撃してみた
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書き初めは、新年を迎えるうえでとても大切な行事のひとつだ。新年に筆を使い、紙に何かしらの文字を書く。墨をすり、真っ白な紙に文字を書くことで、新たな一年への期待も高まる。最近は1月2日に行われることが多いらしいが、もはや年始の儀式と言ってもいいかもしれない。
ただ、いつも通りの筆と紙では、これから始まる一年が「いつも通りの一年」になってしまう気がする。2021年こそはもっと大きな、自分にとって大きな意味のある一年にしたい!
ということで、大きな書き初めをしようと思う。
あけましておめでとうございます! この記事を書いている地主恵亮です!
習字は小学校などで誰もがやったことがあると思う。冬休みの宿題で書き初めがあったという人もいるだろう。多くの場合は紙のサイズが決まっていて、長方形の見慣れた半紙か、長めの長方形の半紙だったりするはずだ。
私は大人になった今も毎年、書き初めをしている。基本的にはめちゃくちゃ字が汚いのだけれど、新年の行事として、儀式として書き初めを行っているのだ。そこで使う筆や紙は、誰もが「習字」と言われた時に思い浮かべる普通サイズのものだ。
一般的なサイズですね!
これがダメなのだと思う。一年の始まりである。飛躍の一年にしたいわけだから、整えられた、決められたサイズのものを使ってもダメなのだ。
壁を越えなければならない。殻を破らねばならない。
これじゃダメな一年になりそうよね!
普通の筆のサイズ、普通の紙のサイズ、そして完成された普通のサイズの書き初め。こじんまりした小さな一年を予感させる。これではやっぱりダメだ! 書き初めのサイズと、その一年が比例するのだ、たぶん。大きな書き初めをしなければならない。
ということで、カインズに来ました!
カインズでいろいろ買ってきました!
大きな書き初めとは何か。別に比喩ではない。そのままなのだ。大きな筆を使い、大きな紙に書き初めするのだ。問題は道具。大きな筆なんて、売っているのをほぼ見たことがないから。つまり作ることになる。
カインズに行って、いろいろ探したのだけれど、やっぱり大きな筆は売っていなかった。普通のサイズの筆は普通に売っていたけれど。カインズにだって大きな筆はないのだ。
ただ、大きな筆を作る材料は売っていた。目移りするぐらいに。
綿より糸を使う
筆の毛先は「綿より糸」を使う。タコ糸みたいなことだと思う。本来の筆は動物の毛だったり、ナイロンだったりするのだろうけれど、値段や扱いやすさを考えて綿より糸を使う。これを60cmくらいの束にしていく。
60センチの束を作り、
1箇所を針金で縛る!
深く考えずに綿より糸を買ったので、長さや太さがバラバラだったのだけれど、ざっくり言えば「600m」ほどの綿より糸を使った。
あと、当たり前のように筆を作っているけれど、私は筆を作るのは初めてだ。いくつになっても初体験はやってくる。
10個の束ができた!
作りながら思った。これ、モップを買えばよかったのではないか、と。モップはカインズに売っていたのだ。それでよかったのではないだろうか、という後悔に似た何かが押し寄せる。
でも、自分で作ることに意味があるのだ、きっと。そういうことにしたい。
軸は木の杭!
針金を固定させるための穴を開ける!
昔話では、大きなつづらと、小さなつづらのどちらかをよく選ばされる。いいおじいさんは、絶対に小さなつづらを選ぶ。
私はそれを見て、大きなつづらがいいじゃんと思う。大は小を兼ねるわけだから。それに誰だって本心は「小さいより大きいほうがいいじゃん!」と思っているはず。小さい家と大きい家、大きい家がいいじゃん。
5個の束を、針金で杭に巻きつける!
小さな夢と大きな夢、どちらがいいだろうか。私は大きな夢だと思う。器の小さな人と器の大きな人、人望があるのはどちらだろうか。器の大きな人だと思う。
そういうことなのだ。小さな筆と大きな筆なら大きいほうがいいのだ。だから、いま作っているわけだ。
次の5本の束は、
最初に巻きつけた束とは逆につける
筆の見た目にはこだわりたい。装飾としての針金は外に見えてもいいのだけれど、固定させるための針金は見せたくない。そこで10本の束を5本、5本に分けて、最初の5本は下に向けて取り付け、次の5本は上に向けて取り付ける。
ひっくり返すと針金が隠れる!
ほぼほぼ筆の形が見えてきた。あとは毛先を美容師ばりに整え、飾りとなる針金をまけば完成。
1日もあれば筆は自作できてしまうので、「今日書き初めをしなきゃ!」となってもまだ間に合う。書き初めの当日でもできてしまうのだ、大きな筆は。
毛先を整え、
針金をまけば、
完成!!!!!
この差よ! 2021年は大きな年になりそうだ!