野菜作りをはじめて3ヶ月目の人が、野菜作りをはじめていない人に伝えたいこと
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僕は筋トレが嫌いである。単純につらいのも嫌なのだが、自分の身体に筋肉がつくのに違和感があるのだ。思想信条としての筋トレに、どうも乗り気になれない。
そもそも僕は子どもの頃から虚弱体質で、大人になってからも女性に腕相撲で負けたことがある。そんな僕が筋トレなんてしてしまっては、「筋肉勝負」の土俵に自らのってしまうようなものではいか。相手がパーを出すとわかっているジャンケンにおいて、グーを出し続けるみたいなもので、「今度こそ、もっと気合の入れたグーで勝とう」と考えるような滑稽さがある。だから僕は、どんな偉い人たちが頭を下げに来ようと、筋トレをやるつもりはない。僕を説得するのは、不可能である。偉い人たちの役に立ちたくないのだ。
ついでに言えば、運動も嫌いである。疲れるから。そして、日光と外気にも弱い。球技のような、対戦相手がいて駆け引きをするスポーツは好きなのだけど、大人になってからはやる機会がほとんどなくなっている。
しかし、である。僕はもう41歳なのだった。先日3歳になったばかりの息子は、よく寝転がっている僕にのってきてはしゃぎ回る。それを制するのに、95%くらいの力を使っている。息子の成長は早い。来月にはきっと96%になって、順調にいけば今年中に息子は父親の力を超えてしまう。
さらに僕は姿勢が悪く、物書きという仕事柄もあってか肩こりがひどい。年中、運動不足の状態で、このままでは日常生活に支障をきたすほど、体力がなくなってしまう。どうすればいいのだろう。
そんなことを考えながらインターネットを検索していたら、「ぶら下がり器 CK-2」なるものを見つけた。「運動が苦手な方にも最適!」「背筋を伸ばしてリフレッシュ! 骨盤のゆがみや、首・肩・腰のコリや痛みを緩和!」と謳われている。これこそ筋トレ嫌いで、運動嫌いな僕が求めていたものではなかったか。よし、これにしよう。僕はぶら下がる。ぶら下がるだけという単純さが素晴らしい。ぶら下がりまくろう。