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ダッチオーブンのシーズニング方法

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矢野竜広

矢野竜広

ビアエッセイスト。1980年生まれ、東京都出身。コピーライター、放送作家を経て2013年、妻の故郷である鳥取県に移住しフリーライターに。著書に『ビールの図鑑』『日本のクラフトビール図鑑』(ともに共著、マイナビ)、『山陰クラフトビール』(今井出版)などがある。山陰と世界のブルワリー探訪をライフワークにすべく活動中。

ダッチオーブンのハードルを上げるシーズニング

アウトドアの定番メニューと言えば、何はともあれBBQ。

肉を焼き、焼きそばを作り、残り火でマシュマロを焼いて…と楽しめますが、ワンシーズンに何度かやっていると、だんだんほかの料理を作りたくなってきます。

そこで、まず候補に浮かぶのが、「焼く、煮る、蒸す」などの様々な用途で使えるダッチオーブンではないでしょうか。BBQ三昧だった夏が終わり、涼しくなってくる秋以降にぴったりなのも嬉しいところです。

でも、ダッチオーブンは「何となくとっつきにくい」「使う前に何かしなきゃいけないのが面倒そう」という声が…。そう、ダッチオーブンを使うためには、シーズニングという最初の手入れがハードルを高くしているのです。

シーズニングの目的は、大きくは2つ。1つ目は「出荷前に塗られたワックスを落とす」、2つ目は「油膜を作ってコーティングする」です。

そこで今回は、ダッチオーブンデビューの前に必要なシーズニングに挑戦してみます。

ダッチオーブンのシーズニングに必要な道具

スポンジ洗いの後、油を塗って焼いていく

カインズのECサイトで購入したのが「ダッチオーブン 12cm」。人気商品で在庫切れになることもしばしばとのこと。

小さめのサイズながら、しっかりした造りで色々な料理に使えそうです。

シーズニングは、まず食器用洗剤とスポンジを使って洗うところから始まります。

このとき、傷がついてしまうので金タワシを使うのは避けましょう。洗い終わったら、キッチンペーパーで水を拭き取ります。

続いて、本体と蓋を火にかけて、残った油分を焼き切ります。

この後、オリーブオイルやサラダ油を垂らし、キッチンペーパーで全体(本体の内と外、蓋の表裏)に薄く塗ります。

再び火にかけると、ほどなくしてモクモクと煙が上がります。この煙が出なくなるまでダッチオーブンを熱します。蓋も同様です。

「油を塗る、火にかける、冷ます」を繰り返す

煙が出なくなったなと思ったら火を止めます。このとき、ダッチオーブン本体も蓋もヤケドするほど熱くなっているので要注意。触れるようになるまで自然に冷まします。

この「油を薄く塗る→煙が出なくなるまで火にかける→自然に冷ます」のローテーションを3~4回繰り返します。

ここの工程が一番時間がかかるところなので、頑張りましょう。

さて、無事にローテーションを繰り返し終えたら、今度は本体と蓋に油を垂らしてクズ野菜を焼きます。野菜は、香りがある玉ねぎやショウガの皮、にんにくのへたなどがおすすめ。目的は、ダッチオーブンから出る鉄臭さを取り除くためです。

蓋も同様にやっていきます。

シーズニングの工程を楽しもう!

焼き終わったクズ野菜を捨てたら、本体と蓋に改めて油を薄く塗ります。ほのかに残る熱を自然に冷ましたらシーズニングの完了です。

シーズニングと言うと、イメージだけで面倒くさそうとか大変そうとか思ってしまいますが、やること自体は難しくないため誰でも簡単にできるはずです。

ただ、「油を薄く塗る→煙が出なくなるまで火にかける→自然に冷ます」という工程を3~4回繰り返すのは非常に骨が折れます。自然に冷めるのを待つと、どうしてもスピーディにできず、イライラしてしまう人もいるかもしれません。

そもそもダッチオーブン自体、リラックスした気分のアウトドアでのんびり扱うアイテムです。また、毎回の使用後も油を塗る作業があります。この一見面倒くさいと思える工程をも楽しめるようになると、アウトドアライフはさらに充実するのではないでしょうか。

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