庭に残る切り株を除去したい! 自分で伐根する方法や道具とは?
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目次/ INDEX
あなたには、忘れられない母親の手料理があるだろうか?
母+4姉妹(うち、下ふたりは双子…!)という大家族だった我が家には、「餃子キャンディ」と呼ばれている“おふくろの味”がある。
名前からして「甘しょっぱ系スイーツ」を超越しており、不穏に感じるだろう。
しかし、安心してほしい。
ただの餃子だ。ただの餃子なのだが、これが異様なほどウマい。
作り方は、非常に簡単だ。
まずは家庭用タコ焼き器の中に、丸く包んだ餃子をセットする。
そのまま中火で焼く。
その後、少量の水で蒸らす。すると、約5分でツヤツヤの飴色に仕上がるのだ。
ペロちゃんキャンディ状態になるためこの名が付いたのだが、私・大木亜希子と、双子の姉・奈津子は子どもの頃から、この餃子を見るたび「飴ちゃんだッ!」とテンションが上がった。
そのため我々双子が小競り合いの喧嘩をするたび、母は光の速さでこの餃子を作り、私たちの手に握らせたものである。すると、いつの間にか「アレ? なんで揉めてたんだっけ?」と、見事に喧嘩の理由を忘れてしまうのだった。
そして、このミニホットプレートにもご注目。
家電製品アドバイザーの資格を持つ奈津子いわく、230℃まで無段階で温度調節できるから、幅広い料理に対応できるところが“推しポイント”だそう。食材の焼き加減をチェックできるよう、フタにクリアな窓がついているので、ワクワクしながらできあがる過程を眺められるのも嬉しい。
それだけではない。偶然にも、私たち双子の幼少期に実家で乗っていた「パオ」という車にソックリなのだ!
現在でも専門の中古車店があるほどコアな人気を誇る日産「パオ」
家族の想い出が詰まった「パオ」にそっくりなホットプレートで、“おふくろの味”である「餃子キャンディ」を焼く──ノスタルジックの掛け算に、涙が止まらない……!
さらにもう1品、我が家では「焼きそばサンド」と呼ばれている食べ物がある。
これはホットサンドメーカーに食パンをセットし、温かい焼きそばをたっぷりと乗せてから焼き上げるものだ。
機器に挟むとたちまち香ばしいソースの香りが漂い、2〜3分で完成するのだが……、これまたおそろしいほどウマい。大人になった今でも時々、真夜中に無性に食べたくなり狂おしくなるほどである。
先日、実家の母に電話して溢れる思いを伝えたところ、衝撃の事実が発覚した。
亜希子「あの焼きそばサンド、マジでおいしかったから、今度ウチでも作ってみようかなと思って」
母「良かった〜! あれ、本当に楽チンなんだよね。ペヤングでもできるから!」
な、なんと母、ホットサンドに挟む焼きそばにペヤングを使っていたのだという。
ペ、ペ、ペヤングかいッ!
一瞬、そんな気持ちがよぎらなかったわけではない。
しかし、よく考えると、あのウマさを短時間の調理で担保しながら子どもの腹を満たしてくれるペヤングが凄ぇな。
それに、歳の近い4姉妹を女手ひとつで育てながら、超特急でおいしい食事を用意してくれた母の知恵も凄ぇな。
そこで私たち双子は、このホットサンドも再現してみることにした。
まず、ペヤングに湯を入れて麺をふやかす。そのあいだに食パンの耳を切り、ホットサンドメーカーの上下に並べる。
その後、茹で上がった麺をパンの中央に乗せ、一気に焼き上げていく。
3分も経過すると、ソースの香ばしい香りが鼻を突き抜けて…
もはや極楽の境地である。
奈津子はゆっくり頬張ると、「うんめ〜!!!」と絶叫していた。
ペヤング、心から偉大である。
ちなみに、今回使ったホットサンドメーカーはこちら。
家電製品アドバイザーの資格を持つ奈津子いわく、プレート部分がフッ素加工仕上げで、食材がこびりつきにくいのが特長。持ち運びしやすい取っ手つきの形状なのも、意外と見逃せない。
10種類のレシピがついているので、買ってすぐに使える点も実にユーザーファースト。10種のレシピを先に作るか、我が家の「焼きそばサンド」を先に作るかは、あなた次第だ。
最後に“おふくろの味”ではないが、もう1品、“おふくろのテクニック”を使った料理を紹介させてほしい。
これは子どもが大好きな定番料理、グラタンを小鍋で時短調理する方法である。
私たちが小さな頃は、母は熱心にホワイトソースをイチから作ってくれていた。
しかし、2020年現在「マ・マー マカロニたっぷりグラタンセット ホワイトソース用4人前」という超優秀なセットがある。この商品、ECサイトで売り切れになるほどの人気なのだが、これを使うとおそろしいほど簡単にグラタンが作れるのだ。
最初に玉ねぎや鶏肉、エビなどを軽く炒めてから火を止める。
そこに付属の粉末ソースミックスと牛乳400ml、さらに付属のマカロニを加えて煮込む。
すると、数分でホワイトソースの部分が完成するのだが…
このレシピの最後のひと手間に“おふくろのテクニック”が登場する。
我が家にはその昔、オーブンがなかった。だから、グラタンを作るうえでもっとも大切な「焼き上げの作業」ができなかった。
そこで代わりに、少量のパン粉を軽く別のフライパンで炒め、熱々のホワイトソースに振りかけていた。それだけでアラ不思議。あっという間に、表面に美しい焼き色がつくのだった。
トースターで焼き上げるよりも時短になるので、ぜひ挑戦してみてほしい。
手間のかかるグラタンをこんなに簡単に作れるなんて、「マ・マー」は偉大…。
ちなみにこのグリル鍋、お手入れ時に鍋部分を簡単に取り外せて丸洗いできるのが優秀。それと鍋料理のときって、テーブルの上が食材と食器であふれかえるので、フタが自立するのも地味に助かる。
奈津子も「これだけの高火力でにーきゅっぱ(税込2,980円)って……カインズさん、大丈夫? ちゃんと儲けてる??」と、心配しながらも興奮気味だった。
* * *
今回、あらゆる“おふくろの味”を再現するにあたり、我が家の偉大なマ・マーに連絡してみた。
亜希子「小さな頃から、いろいろな料理を作ってくれて本当にありがとう」
すると、母は達観した声音で言った。
母「子どもたちが腹を空かせないように、常に夕飯のことだけ考えて生きてきた」
……大家族の母ちゃん、アッパレである。娘ながらに泣けてくる。
この冬、簡単&時短な“大木家のおふくろの味”をぜひ試してみてほしい。