今やるべき「火災対策」とは? 自宅でできる備え&行動を防災アドバイザーが教えます
リンクをコピーしました
熱帯から亜熱帯で100種類以上あるコリウスは、赤・黄色・紫など多色な葉が美しいカラーリーフです。暖かい地域でよく育ち、鉢植えや寄せ植え、花壇などで広く親しまれています。東南アジアを原産地とし、花言葉は「善良な家風」「恋の望み」です。
では、実際にコリウスの育て方について解説していきます。
庭植えの場合、霜が降りる頃に枯れてしまうので、植え替えは必要ありません。鉢植えの場合は、根が鉢の底から出るくらいに張ってきたら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
日当たりの良い場所で育てます。夏の強い日差しで葉が焼けて枯れてしまうことがありますので、強すぎる日差しには注意が必要です。また日陰すぎる場所でも葉が美しく色づきませんので、注意してください。
小さい苗のときからだんだんと強い日光に慣れさせていくと、丈夫に育ち、葉の色も美しくなります。
冷たい風に当たると葉が痛み、霜に当たると枯れてしまうので、鉢植えの場合は11月頃に室内の日当たりの良いところに移動しましょう。
乾燥にとても弱いので、水切れさせないよう土の表面が乾いてきたら、たっぷりと水を与えましょう。気温が高く土が乾きやすい真夏は特に注意が必要です。
植える前に、ゆっくり効くタイプの肥料を土に混ぜ込んでおきます。
植えた後は、葉の様子を見ながら薄めの液体肥料を与えます。
もともと肥料をあまり必要としないので、与えすぎると葉の模様が消えてしまったり、葉の色が鈍くなったりします。肥料の与えすぎには十分注意しましょう。
摘心(芽先を摘み取ること)をすると、下の方から脇芽が出てボリュームが出ます。
草丈が伸びてきたら、頂点の芽を摘み取りましょう。
Q.コリウスを育てる際に気を付けるべき害虫などはありますか?
A.ヨトウムシ、ナメクジ、ハダニ、アブラムシなど。特に、ヨトウムシやナメクジは葉を食べてしまいますので、見つけ次第駆除しましょう。ヨトウムシは土を掘って隠れるので、痕跡を見つけたら掘り返して取り除きます。 ハダニやアブラムシは、特に6月の梅雨時期〜8月の真夏ごろに現れます。葉の裏側にも霧吹きなどで水をかけておくと予防になりますので、梅雨が始まったらこまめに水をかけましょう。虫の数が多い場合は、専用の殺虫剤で駆除します。
Q.コリウスの増やし方を教えてください。
A.コリウスは、「種まき」や「挿し木」などで増やします。
「種まき」の場合、半日陰の室内で室温を20〜30℃に保ち、ピートモスを圧縮したピートバンをトレーかお皿に入れて水をかけ、余分な水分を捨てて、その上に種を載せます。5〜7日くらいで発芽しますので、水を与えるときはトレーに水を注いで下から与えましょう。芽が苗の状態まで育ったら鉢に植え替えます。
「挿し木」で増やす場合、5月〜9月ごろに花が咲いていない枝を10cmくらいの長さで切り、下の方の葉っぱを取り除きます。1〜2時間程度水につけた後、鉢に用土を入れて挿し植えましょう。
Q.コリウスの葉の色を常に美しく保つためには?
A.花芽が出てきたら、下の節で切る花摘みの作業をしなくてはなりません。定期的な摘心とともに忘れないようにしましょう。
コリウスは、花にも負けないほど色鮮やかな葉を見せてくれる植物です。寒さや肥料には注意しながら、日当たりの良い場所で育てましょう。