「最強の定食」の定義から考える。「色」と「方向」重視の定食
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目次/ INDEX
ヒョウやチーターに似た模様が特徴のベンガル猫。見た目は野性的ですが、性格は甘えん坊なところもあり、そのギャップに虜になる人も多い猫種です。
今回は、ベンガル猫の特徴と飼い方を紹介します。初心者でも育てやすい猫種なので、ぜひパートナー候補として検討してみてください。
ベンガル猫は、ヤマネコとイエネコを交配して生まれた猫種です。
なぜヤマネコと交配させたかというと、ヤマネコなどの野生の猫の中には、白血病の抗体を持っていると考えられていたからです。
猫の白血病は、唾液や尿、母乳、血液などで感染します。そのため、野良猫の半数は感染しているといわれている病気です。白血病になると免疫力が低下し、いろいろな病気にかかりやすくなります。
白血病にならないためには、4種混合ワクチンを接種する必要があります。このような白血病に抵抗がある猫種を生み出そうとして、ベンガル猫が生まれました。
ベンガル猫は、他の猫種より背骨が一節多いので、体長は55cm~80cmと他の猫種より胴長に感じます。体高は25~30cm程度で、一般的な高さです。
筋肉質でがっしりした体格なので、通常より大きくなることが多く、成猫のオスで5~8kg、メスで3~5kgくらいまで成長します。
ベンガル猫の毛色は、ヒョウ柄模様で、ブラウン、シルバー、アイボリー色(スノウ)が公式に認められています。その他に、ブルー系の毛色の仔が誕生することも。
毛質はシルクのような肌ざわりで、柔らかな毛をしています。
ベンガル猫の平均寿命は13歳~15歳程度です。猫の平均寿命が12歳~18歳なので、平均的な寿命といえます。ちなみに、猫の14歳は人間の72歳くらいです。
日ごろから運動や食事に気を付けることで、平均よりも長い間一緒に過ごすこともできます。
ヤマネコの血が入っているため、見た目は野性味があふれており、飼いにくいと思われがちです。しかし、いろいろな猫種と交配を重ねているため、人とも共存できる性格になっています。
そのため、他のイエネコと同じように飼うことができ、意外となつきやすい性格です。また、愛情深い仔が多く、飼い主に従順で、しつけもしやすいでしょう。
ただし、あまり触られたくない仔もいるので、性格をしっかり把握する必要があります。
イエネコの中ではよく鳴くほうで、おしゃべり好きな仔が多いです。また、猫は通常水を嫌いますが、ベンガル猫は水を怖がりません。
ちょっと変わった猫を飼いたい人にはピッタリの猫種です。
ヤマネコの名残が残っているため、運動量が豊富で、刺激を求める傾向にあります。遊ぶことが大好きなので、狩りを体験できる遊びをすると良いでしょう。
特に子猫時代には、十分に遊ばせてあげる必要があります。運動量が少ないと、ストレス性神経障害になってしまうかもしれません。
ベンガル猫は運動量が豊富なため、ケージの中に閉じ込めておくとストレスを感じてしまいます。そのため、常に運動ができる環境を用意してあげましょう。
広いスペースを用意するだけではなく、上下運動ができるようにキャットタワーなども併せて用意するのがおすすめです。キャットタワーが配置できない場合は、家具の配置を工夫して、高さのある家具の上に飛び移れるようにします。
留守番をさせる時には、余計なものを片づけておきましょう。遊ぶことが大好きで、好奇心も旺盛なため、思わぬところに入ったり、誤飲したりする可能性があります。
また、好奇心旺盛に動き回るので、脱走や事故にも注意しましょう。特に、玄関や家具の上から飛び移れる窓には注意が必要です。
おすすめのキャットタワー
ベンガル猫はシングルコートのため、抜け毛が少なくお手入れが簡単です。換毛期以外は、週に1回程度のブラッシングでも十分でしょう。
しかし、ブラッシングにはコミュニケーションを取る意味合いもあるため、週に2、3回行っても問題ありません。
おすすめの猫用ブラシ
ベンガル猫にシャンプーはほとんど必要ありません。汚れが目立つ場合には、月1回を目安に洗ってあげても良いでしょう。
運動量が多いベンガル猫には、動物性のタンパク質が欠かせません。キャットフードを選ぶ際は、主原料の肉や魚がどういったものか明記されているものを選びましょう。
肉副産物・家禽ミール・ミートミールと書かれているものには粗悪なものが入っている可能性があります。
おすすめのキャットフード
標準的なベンガル猫が1日に必要なカロリーは、およそ体重kg×80kcalで求められます。つまり、体重5kgなら400kcalのカロリーが必要です。
標準的な量を参考に、活発な仔には多めに、おとなしい仔には少なめに調整します。必要なカロリーに相当する量を、1日2~3回に分けて与えましょう。
ベンガル猫は食事に神経質な仔が多く、何かのきっかけで食事をしなくなってしまうことがあります。食事をしなくなったら、フードを変えたり、食事をする環境を変えたりして様子をみましょう。
水を怖がらないベンガル猫は、他の猫種と比べてお風呂で事故が起こる可能性が高くなります。浴室に水を張っているときは、必ずフタをして、猫が落ちないように対策しましょう。
お風呂以外にも、洗濯機や洗面所、キッチン、トイレなどの水回りに注意が必要です。
運動が大好きなベンガル猫は運動不足に陥ると、ストレスによってストレス性神経障害になることがあります。
ストレス性神経障害になると、脱毛、下痢、便秘などの症状が出るので、予防のためにも十分な運動を心がけましょう。
日本特有の高温多湿な環境は、皮膚病の原因になります。皮膚病になると体がかゆくなり、地面や壁に体をこすりつけるなどのしぐさをみせます。
皮膚病になっていないか、ブラッシング時などに皮膚の様子を確認しておきましょう。特に、脱毛や出血に注意してください。
他の猫種と比べて遺伝性の病気が少ないベンガル猫ですが、ピルビン酸キナーゼ欠損症になることがあります。ピルビン酸キナーゼ欠損症は遺伝性の疾患で、赤血球が破壊され貧血を起こす病気です。
生後数か月以降に、慢性的な貧血に襲われますが、無症状の場合が多いです。遺伝性の疾患のため、有効な治療法や予防法は見つかっていませんが、命に関わることは稀です。
もし、異変を感じたら動物病院で見てもらいましょう。
猫伝染性腹膜炎は、1歳未満の子猫に発症しやすい病気です。発症するとほぼ100%死に至る怖い病気となっています。
診断が非常に難しく、初期に発見されることはほとんどありません。発症すると、発熱や食欲不振、体重減少などが見られます。
ベンガル猫は、ヤマネコとイエネコを交配して生まれた猫種です。そのため、イエネコよりも若干野性味があるのが魅力となっています。
ヤマネコの名残から運動量が豊富なので、十分に動けるスペースを与え、一緒に遊ぶように心がけましょう。また、水を怖がらず動き回るので、水による事故にあわないように、十分注意する必要があります。
野性味は残っていますが、長年いろいろなイエネコと交配されているため、人にもなつきやすい性格になっています。そのため、他の猫種と比べて飼いにくいということはありません。
ちょっと変わった猫を飼いたい人にはピッタリの猫種です。