料理研究家・リュウジの簡単やばうまレシピ「手羽元と大根の塩煮込み」
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自粛期間が徐々に終わりを迎え、通勤や旅行の機会も増えてきたこの頃。
家を留守にすることが増える中、心配なのが飼い主が留守中の愛猫の過ごし方。気になる愛猫のお留守番上の心得を獣医師さんに聞きました。
もともと猫は単独生活をしていた生き物です。猫自体が人に依存せず自由に生活しているので、犬に比べると留守番は上手いといえるでしょう。ただし、食事やトイレなど生活環境はきちんと整える必要があります。
住み慣れた場所を好む猫は、ペットホテルよりも自宅での留守番の方がストレスは少ないと考えられます。できるなら知り合いやペットシッターさんに様子を見に行ってもらうのがいいでしょう。
普段から留守の時間が長いと猫も慣れていて問題なく過ごせますが、自粛期間も終わり飼い主の留守時間が急に増えると猫にとってストレスに。短い留守番を徐々に増やし慣らしていくのが理想的です。初めは最低でも半日程度にして、いきなり留守時間を増やさないように気をつけましょう。
また、子猫や老猫は体調の変化が激しいので半日くらいの留守番は可能ですが、長時間は厳しいと考えましょう。下痢や嘔吐、体調が悪くなってしまったり何かアクシデントがあった時に放置されてしまうと致命的です。特に小さい子猫なら、通勤などで不在になる約10時間でさえ危険といわれています。
1日以上のお留守番をする場合は、食事やトイレなどが留守番中でもできることが条件になります。ご飯を食べない、トイレを我慢してしまう場合はお留守番には向きません。
自宅での留守番では問題ないことが多いですが、ペットホテルではご飯も食べず、トイレもしない子は意外と多いです。そういう子はペットホテルに向いていないので、できる限り避けましょう。どうしても必要な場合は、ホテルスタッフに相談をしたりして事前に慣らしておく必要があります。
目安ですが、猫なら一泊二日の48時間が限界でしょう。犬なら環境的にトイレが限界になるのでさらに厳しくなります。猫のトイレは増設すれば耐えうる時間は延長でき、基本的には一気食いをせずポツポツと食べるので、餌もまとめて置いておいておくことができます。
ただ、一気食いする猫の場合は出かけた直後にすべて食べてしまう可能性があります。一回分の適量を時間かけて食べるタイプの子なら長時間の留守番には向いていますが、性格にもよります。
それぞれ性格もあるので、猫だからといって一概に留守番が得意とは言い切れません。以下にあるように、まずは愛猫が留守番に向くタイプかの見極めがとても大切になります。
急に留守番時間が長くなるのは猫にとって大変ストレスなので、短い留守番から徐々に慣らしていくのが基本です。安全性の意味では、完全には自由にさせず行動制限を設けましょう。
遊び方が激しかったり誤飲するなどひとりで置いておくとトラブルになりそうな猫は、ケージに入れられるならその方が安全です。もしくは安全に過ごせる部屋を作って、そこで過ごせるようにするのもおすすめです。
ただし狭いところに閉じ込める際は、空調に気をつけましょう。直射日光も室温上昇や餌の腐敗につながるので、カーテンで遮るなど十分な配慮が必要です。
飲み水は増設しておくか、大きめのお皿に入れて用意するといいですが、お皿も日常から使っておき慣らしておかないと飲んでくれないので注意。夏場は水道水のほうがカルキが入っている分、腐りにくいのでおすすめです。
暑いからといって冷やさなくても特に問題ありません。新鮮な水を与えるためにフィルター循環式の自動給水機を使ってみるのもいいでしょう。フードも何箇所かに分けて置いておくと、一気食いを防げるという点でいいでしょう。
夏場、一番こわいのは熱中症です。命にも関わるので室温には注意しましょう。サーキュレーターなどで風を循環させておくのもおすすめです。ひんやりグッズも効果的ですが、突然置いても使ってくれないことが多いので普段どこで涼んでいるのかをよく観察しておき、お気に入りの場所は使えるようにしておきましょう。
冬場も室温には気をつけ、人間が寒くない程度を目安に暖房やペットヒーターを入れておき、毛布やブランケットも普段からお気に入りのものを寝床に仕込んでおくと安心です。
お留守番中に運動不足になっているかもしれないので、帰宅したらたっぷり遊んであげましょう。
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緊急時や利便性の面でペットホテルに預けるのはいいですが、猫の視点からいうとやはり自宅の留守番でペットシッターさんに1日1〜2回来てもらうのがベストです。ペットホテルで猫にとってのベスト環境をつくれているところはまだまだ少ないので、ペットホテルに預けるのは最終手段と考えましょう。
一般的なのは、一部屋にいくつかケージが置かれているパターン。一匹飼いの場合は、感染症の面でも個室が理想的です。集団生活だと衛生環境が気になるところですが、動物病院に預ける場合でもそれは同じです。ワクチン接種の証明書の提出を求められることもあります。ただ、病気の種類は多種多様なのでストレスにより免疫が落ちてしまい、風邪っぽい症状が出てしまう場合もあります。
できれば猫専用ホテルがいいですが、まだ数少ないのが現状です。いざホテルに預けることになった場合は、どういう部屋でどういう管理をしているかを事前によく確認した方がいいでしょう。愛猫を理解している飼い主である自分が納得できるかが何より大事です。
今はペットホテルもいろんなサービスがあり、一匹ごとの完全個室にペットカメラ常設で飼い主が遠隔で様子を常に確認できたり、写真や動画を送ってくれるオプションがあるホテルもあります。自宅の留守番同様にいきなり長期の宿泊は大変なので、一泊くらいから慣らしておくのがおすすめです。
猫も繊細なので突然見知らぬ場所に預けられたら、ストライキ状態になって餌を全然食べてくれなかったり、トイレをしない場合もあります。猫はだらだら食いしていた方がいい生き物なので、絶食はとてもリスクになります。
動物病院に預ける最大のメリットは、異変があった時にすぐ治療が必要か獣医側でジャッジをしてもらえることです。宿のつくりはホテルとほぼ同じで、一般的な入院の猫たちの部屋と一緒になることが多いです。
「キャットフレンドリー認定」の病院なら犬と猫は別々になりますが、無いなら同じ部屋になることもあります。気になるようであれば、かかりつけの病院を選ぶ段階で確認しておくといいでしょう。かかりつけの動物病院に宿泊させておくと、長期入院になった際でも愛猫が慣れているのは利点です。
ペットホテルに預けた際に、いきなり環境もご飯も変わってしまうのはストレスなので、食べ慣れているご飯を持っていってあげるといいでしょう。限られた空間に居続けて暇だと、猫も普段しないことをしたりするので、誤飲しそうなおもちゃは避けましょう。
そして暴れてしまう場合は洗濯ネットに入れ、キャリーバッグで安全に運びましょう。
愛猫が普段から愛用しているものを選んで、できるだけ安心感をあたえられたらいいですね。
お留守番向きと言える猫でも、いきなり長時間の留守は寂しくてストレスになります。とはいえやむを得ない事情もあるので、飼い主は愛猫が安心して過ごせるようにしっかりポイントを押さえておきましょう。
お留守番時間は短ければ短いほどよく、できるだけ普段と変わらない環境づくりがストレスにならないための秘訣です。できるだけ愛猫の立場になって考えて、快適な環境づくりをしてあげてください。
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