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コンクリの補修方法は? 選び方やポイントを解説

スタッフ

カインズ How to DIY編

カインズ How to DIY編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」のDIY関連のコンテンツを文字起こししています。

自宅の庭やガレージ、玄関アプローチの足元に設けたコンクリ(コンクリート)に、ひび割れたり、欠けてしまっている箇所はありませんか? よく見ないと気づきづらいし、目立つわけではないから補修は必要なさそうだーー。そうやって対処しないままにしておくと、後々大変なことになるので要注意です。

特に、駐車場の場合、車の荷重がかかってコンクリが劣化しやすく、傷口がどんどん広がってしまう危険性が高いので早めの対応が得策です。劣化の進行を抑えるためにも気が付いたらすぐの補修をおすすめします。

そうは言ってもコンクリの補修ってなんだか難しそうですよね。実は、ご家庭で取り入れやすい方法があるんです。この記事では、コンクリの補修の方法に加えて、補修に役立つおすすめアイテムについて詳しくご紹介します。

コンクリの補修が必要になるひび割れの原因3つ

コンクリの補修が必要になる原因3つ

コンクリにできてしまったひび割れや欠けを放置していると、そこから雨水などが入り込んでコンクリを劣化させ、さらに傷口を拡大させる可能性があります。例えば駐車場の場合、車などの重量のあるもので地面のコンクリに負荷がかかり、ひび割れや欠けていた箇所から歪みが生じ、何も問題のなかった場所に新たにひび割れが生じる可能性も。

コンクリがひび割れする原因には経年劣化や気象条件、荷重など様々なものが原因として挙げられますが、ひび割れの種類によっては建物の耐久性にリスクを生じさせる可能性があるため、ひび割れの原因や予防方法についてきちんと理解しておくことが大切です。

そんなコンクリの補修が必要になるひび割れの原因には、3つのタイプが挙げられます。ひとつずつ見ていきましょう。

1.「乾燥収縮」によるひび割れ

コンクリのひび割れに繋がる最も多い原因は「乾燥収縮」によるものです。コンクリは、水分の蒸発により表面から徐々に乾燥し、固まっていきます。蒸発と併せてコンクリの体積が減って収縮が起きますが、収縮時に引張力が強くなるとひび割れを誘発することがあります。

2.「中性化」によるひび割れ

通常、コンクリは固まるときに水酸化カルシウムを生成し、強アルカリ性となるため鉄筋を錆びさせることがありません。しかし、空気中の排気ガス、雨などが原因で、経年により強アルカリ性のコンクリに二酸化炭素が浸透し、中性に近づく「中性化」が起きることがあります。中性化が起きると、コンクリの内側から鉄筋が腐食・膨張を引き起こし、ひび割れが生じます。

3. 施工不良が原因で起こるひび割れ

コンクリ打設の際、施工方法に問題があると、ひび割れを起こすことがあります。制限時間を超えて打設すると、打ち重ね部分で一体化されない状態が発生したり、鉄筋からコンクリ表面までの最短距離(かぶり厚)が充分にとられていなかったりすると、ひび割れの原因になります。

OK? NG? コンクリを自分で補修する判断基準

OK? NG? コンクリを自分で補修する判断基準

ひび割れの種類がわかったところで、次に紹介するのは、コンクリの補修を業者に任せた方がいいのか自分で対応して良いのかの判断基準について。補修を考えているコンクリートの「種類」を把握したうえで、「傷の程度」から判断するという流れで進めます。

コンクリには2つの種類がある

まずはコンクリの種類を確認しましょう。コンクリは大きく、「普通コンクリート」と「特殊なコンクリート」に分かれます。

普通コンクリート

普通コンクリートは、普通骨材(砂利、砕石、高炉スラグなど)を使用した最も標準的なコンクリのこと。普通の施工・諸条件や場所で使われるコンクリのほとんどは普通コンクリです。

特殊なコンクリート

一方、特殊なコンクリとは、高強度、低発熱、低収縮など特別な機能を持つ業務用のコンクリのこと。北海道や沖縄など寒暖の激しい環境下や、超高層のRCビルなどより強度の高いコンクリが求められる場合などで使用されます。素人では扱うことが難しいコンクリ全般を指します。

自分で補修できるのは普通コンクリート! DIYできる傷の程度は?

2種類のコンクリのうち、家庭でDIYできるのは普通コンクリートであることがわかりました。今度は傷の程度について見ていきます。

浅く狭いひび割れや小さな欠け穴はDIYできる

重いものを落とすなどしてできた小さな部分的なひび割れや欠け穴は、自分で補修することが可能です。コンクリが割れた場合でも、小さな破片の形状がしっかりしていれば、コンクリ補修剤を使ってくっつけることができます。0.3mmのシャープペンシルの芯が入らない程度の、小さなひび割れやかけ穴を目安としてください。

広く深い損傷や災害でできたものはDIYが難しい

幅が広く、深さが1cm以上あるひび割れや大きな欠け穴の場合、ご自身での補修はおすすめできません。また、災害で起きたひび割れは、地盤のゆがみなども考えられます。その場しのぎで補修しても、またすぐにひび割れてしまうなどDIYでは解決しない可能性があります。

作業前に吟味! 補修材の選び方

作業前に吟味! 補修材の選び方

では、いよいよコンクリの補修の方法について見ていきましょう。補修には、ホームセンターなどで買える便利な補修剤を使います。たくさんの種類の中からどんなものを選べばいいのかは悩みどころです。そこで初心者の方でも分かりやすい、補修材選びのポイントを紹介します。

補修材を選ぶポイント

  • 速乾性が高い
  • 耐久性、強度が高い
  • 取り扱いが簡単で手間がかからない
  • 匂いが少ない
  • 仕上りが綺麗

コンクリの補修方法をタイプ別に解説

コンクリの補修方法をタイプ別に解説

上記5つのポイントを踏まえ、コンクリの補修方法を傷口のタイプ別に解説していきます。

壁の軽度なひび割れには液体パウチ

壁の軽度なコンクリのひび割れには、容量が少なくリーズナブルな価格設定の液体パウチがおすすめです。補修箇所に直接手で中身を押し出して使うことができ、他の道具要らずの手軽さがポイント。

<液体パウチの使い方>

  1. 補修箇所の汚れ、ゴミ、油分などを除去し、よく乾かす。
  2. 容器をよく手でもんで中身を均一にする。
  3. ノズルを反時計回りにまわして外し、ノズルの先端を補修箇所に合わせて切り取る。内フタを取った後、ノズルを取り付ける。
  4. 補修箇所にノズル先端を押し当て、手で中身を押し出しながら移動させて、充てんしていく(あらかじめ補修箇所の両端にマスキングテープを貼っておくと、はみ出しを防ぐことができる)。
  5. 補修箇所の表面をヘラでなめらかにする。

    ※補修箇所を塗装する場合は2日以上経ってから行いましょう。

小さな欠け穴にはパテ

ひび割れではなく、穴状にできた欠けを補修したい場合に向いているのはパテ。使い方が手軽なこと、短い時間で硬化する点がポイントですが、速乾性が高いのであらかじめ使い方をシミュレーションした上で利用することをおすすめします。

<パテの使い方>

  1. 補修箇所の汚れ、ゴミ、油分などを除去し、よく乾かし、サンドペーパーをかけて表面をザラザラにする。
  2. 付属の保護手袋を着用し、プラケースからエポキシパテを取り出す。
  3. 離型フィルムをはがして必要な量だけ切り取る。
  4. 色むらがなくなるまで練り合わせる。
  5. 混合したら、補修箇所に押し込む(5分以内に作業を終える)。

    ※湿った布や水でぬらしたヘラで表面をならすときれいに仕上がります。

床のひび割れにはノズル付き液体タイプ

屋内外のコンクリート水平床面のひび割れ(5mm幅以下)の補修には、ノズル付き液体タイプがおすすめです。この商品の場合は、水に混ぜる必要がなくそのまま使える樹脂モルタル製なのでさらにお手軽に使用可能。

<ノズル付き液体タイプの使い方>

  1. 補修箇所の汚れ・ゴミ・コケ・カビ・油・老化した部分などをワイヤーブラシや洗剤などで除去し、よく乾かします。
  2. 容器をよく振って、できるだけ中身を均一にします。
  3. 保護キャップをはずし、ノズル先端をひび割れの幅に合うように切り取ります。使用前に10分間、ぬるま湯に漬けると中身が柔らかくなり施工しやすくなります。
  4. ひび割れにノズル先端を押し当て、容器から中身を押し出しながら移動させ、ひび割れを埋め、コテやヘラなどで押し込みます1回で最高6mm深さまで)。
  5. 深いひび割れは、床表面から6mmの深さまで細かい砂を詰め込み、その上から本品を注入します。
  6. 硬化後、肉やせが生じた場合は、その上に本品をもう一度施工して下さい。

ひび割れがひどくなる前の対処が肝心!

ひび割れがひどくなる前の対処が肝心!

もし、ひび割れや欠けが広範囲の場合や亀裂が深い場合、損傷が進んでいる可能性が高いため業者に見てもらうことをおすすめします。新築の場合は、施工段階での問題も考えられます。建築したメーカーによって保証期間が異なるため、保証期間が過ぎる前に相談をしてみましょう。また、損傷の程度が軽い場合でも、仕上げの美しさにこだわりたい方は業者に依頼した方が安心でしょう。

いずれにせよ、業者に頼むと費用もかさんでしまいます。小さなひび割れであればホームセンターの補修材で、簡単にコンクリの補修ができます。些細なひび割れや欠け穴でも侮ることなく、早めの対処で将来にかけての負担を軽減しましょう!

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