水筒や製氷機って実は超汚い! ズボラ主婦感動のプロ仕様クリーナー
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自宅の庭やガレージ、玄関アプローチの足元に設けたコンクリ(コンクリート)に、ひび割れたり、欠けてしまっている箇所はありませんか? よく見ないと気づきづらいし、目立つわけではないから補修は必要なさそうだーー。そうやって対処しないままにしておくと、後々大変なことになるので要注意です。
特に、駐車場の場合、車の荷重がかかってコンクリが劣化しやすく、傷口がどんどん広がってしまう危険性が高いので早めの対応が得策です。劣化の進行を抑えるためにも気が付いたらすぐの補修をおすすめします。
そうは言ってもコンクリの補修ってなんだか難しそうですよね。実は、ご家庭で取り入れやすい方法があるんです。この記事では、コンクリの補修の方法に加えて、補修に役立つおすすめアイテムについて詳しくご紹介します。
コンクリにできてしまったひび割れや欠けを放置していると、そこから雨水などが入り込んでコンクリを劣化させ、さらに傷口を拡大させる可能性があります。例えば駐車場の場合、車などの重量のあるもので地面のコンクリに負荷がかかり、ひび割れや欠けていた箇所から歪みが生じ、何も問題のなかった場所に新たにひび割れが生じる可能性も。
コンクリがひび割れする原因には経年劣化や気象条件、荷重など様々なものが原因として挙げられますが、ひび割れの種類によっては建物の耐久性にリスクを生じさせる可能性があるため、ひび割れの原因や予防方法についてきちんと理解しておくことが大切です。
そんなコンクリの補修が必要になるひび割れの原因には、3つのタイプが挙げられます。ひとつずつ見ていきましょう。
コンクリのひび割れに繋がる最も多い原因は「乾燥収縮」によるものです。コンクリは、水分の蒸発により表面から徐々に乾燥し、固まっていきます。蒸発と併せてコンクリの体積が減って収縮が起きますが、収縮時に引張力が強くなるとひび割れを誘発することがあります。
通常、コンクリは固まるときに水酸化カルシウムを生成し、強アルカリ性となるため鉄筋を錆びさせることがありません。しかし、空気中の排気ガス、雨などが原因で、経年により強アルカリ性のコンクリに二酸化炭素が浸透し、中性に近づく「中性化」が起きることがあります。中性化が起きると、コンクリの内側から鉄筋が腐食・膨張を引き起こし、ひび割れが生じます。
コンクリ打設の際、施工方法に問題があると、ひび割れを起こすことがあります。制限時間を超えて打設すると、打ち重ね部分で一体化されない状態が発生したり、鉄筋からコンクリ表面までの最短距離(かぶり厚)が充分にとられていなかったりすると、ひび割れの原因になります。
ひび割れの種類がわかったところで、次に紹介するのは、コンクリの補修を業者に任せた方がいいのか自分で対応して良いのかの判断基準について。補修を考えているコンクリートの「種類」を把握したうえで、「傷の程度」から判断するという流れで進めます。
まずはコンクリの種類を確認しましょう。コンクリは大きく、「普通コンクリート」と「特殊なコンクリート」に分かれます。
普通コンクリートは、普通骨材(砂利、砕石、高炉スラグなど)を使用した最も標準的なコンクリのこと。普通の施工・諸条件や場所で使われるコンクリのほとんどは普通コンクリです。
一方、特殊なコンクリとは、高強度、低発熱、低収縮など特別な機能を持つ業務用のコンクリのこと。北海道や沖縄など寒暖の激しい環境下や、超高層のRCビルなどより強度の高いコンクリが求められる場合などで使用されます。素人では扱うことが難しいコンクリ全般を指します。
2種類のコンクリのうち、家庭でDIYできるのは普通コンクリートであることがわかりました。今度は傷の程度について見ていきます。
重いものを落とすなどしてできた小さな部分的なひび割れや欠け穴は、自分で補修することが可能です。コンクリが割れた場合でも、小さな破片の形状がしっかりしていれば、コンクリ補修剤を使ってくっつけることができます。0.3mmのシャープペンシルの芯が入らない程度の、小さなひび割れやかけ穴を目安としてください。
幅が広く、深さが1cm以上あるひび割れや大きな欠け穴の場合、ご自身での補修はおすすめできません。また、災害で起きたひび割れは、地盤のゆがみなども考えられます。その場しのぎで補修しても、またすぐにひび割れてしまうなどDIYでは解決しない可能性があります。
では、いよいよコンクリの補修の方法について見ていきましょう。補修には、ホームセンターなどで買える便利な補修剤を使います。たくさんの種類の中からどんなものを選べばいいのかは悩みどころです。そこで初心者の方でも分かりやすい、補修材選びのポイントを紹介します。
上記5つのポイントを踏まえ、コンクリの補修方法を傷口のタイプ別に解説していきます。
壁の軽度なコンクリのひび割れには、容量が少なくリーズナブルな価格設定の液体パウチがおすすめです。補修箇所に直接手で中身を押し出して使うことができ、他の道具要らずの手軽さがポイント。
※補修箇所を塗装する場合は2日以上経ってから行いましょう。
ひび割れではなく、穴状にできた欠けを補修したい場合に向いているのはパテ。使い方が手軽なこと、短い時間で硬化する点がポイントですが、速乾性が高いのであらかじめ使い方をシミュレーションした上で利用することをおすすめします。
※湿った布や水でぬらしたヘラで表面をならすときれいに仕上がります。
アサヒペン 床用ひび割れ補修材 コンクリート用 グレー系 600g
屋内外のコンクリート水平床面のひび割れ(5mm幅以下)の補修には、ノズル付き液体タイプがおすすめです。この商品の場合は、水に混ぜる必要がなくそのまま使える樹脂モルタル製なのでさらにお手軽に使用可能。
もし、ひび割れや欠けが広範囲の場合や亀裂が深い場合、損傷が進んでいる可能性が高いため業者に見てもらうことをおすすめします。新築の場合は、施工段階での問題も考えられます。建築したメーカーによって保証期間が異なるため、保証期間が過ぎる前に相談をしてみましょう。また、損傷の程度が軽い場合でも、仕上げの美しさにこだわりたい方は業者に依頼した方が安心でしょう。
いずれにせよ、業者に頼むと費用もかさんでしまいます。小さなひび割れであればホームセンターの補修材で、簡単にコンクリの補修ができます。些細なひび割れや欠け穴でも侮ることなく、早めの対処で将来にかけての負担を軽減しましょう!
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※店舗により取り扱いが異なる場合がございます。
※一部商品は、店舗により価格が異なる場合があります。