平成ギャルの、ガラケーを「デコる」技術。「デコ電」の歴史と作り方を専門家に教わった
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テープのりは、日本では21世紀に入って急速に広まった新しいタイプののりです。現在では多彩な商品が販売されており、初めて検討する場合はどれが良いのか迷うこともあるでしょう。
今回はテープのりの使い方や選び方を解説し、おすすめの商品をご紹介します。
テープのりは見た目や使い方が修正テープとよく似ており、接着したい部分に先端を当て本体を移動させていくだけで粘着剤が塗布できます。粘着剤の付いたテープを内蔵し、テープが回転することで粘着剤が転写される仕組みになっています。
テープのりは、扱いやすさと仕上がりの美しさが魅力です。直接粘着剤に触れることがないので指先を汚すことなく作業ができ、水分の多いのりのように乾くまで待つ必要がありません。
粘着剤はムラのない均一な状態に転写することができるので、紙がふやけたりシワができたりといった失敗も避けられます。
手早くキレイに貼ることができるため、仕事や趣味でのりを使う頻度の高い人、効率の良さや見栄えの良さを重視したい場合におすすめのアイテムです。
テープのりを検討するときには、どんな点に注目すれば良いのでしょうか。5つのポイントを確認し、それぞれの用途に合ったテープのりを選びましょう。
テープのりは種類によって粘着性の強さが異なり、目的に応じた粘着力を選ぶことができます。
しっかりと貼り合わせたい場合は、粘着力の強いテープのりを選びましょう。一度貼ってしまうとやり直しが難しいものの、簡単に剥がれるのを避けたい場合に適しています。
厚みのある紙を貼るときや大切な書類に封をするとき、工作など立体的なものを組み立てたいときにもおすすめです。
なかには、時間によって粘着力が増すテープのりもあります。一定の時間内は粘着力が弱いので、一旦貼り付けたあとも位置を調整することが可能です。時間がたつにつれてしっかりと固定されます。
粘着力をあえて抑えているテープのりもあり、一度貼ったあとに剥がす可能性がある場合に向いています。急ぐときに仮止めをしてあとできちんと貼り直したい場合や、付箋と同様に一時的なメモのような使い方をしたい場合におすすめです。
各テープのりは、決まった幅と長さのテープがセットされています。途中で変更することができないので、使い方に適したサイズを選んでおくことが大切です。
テープのりのごく標準的な幅サイズは8.4mmで、細いものでは4mm、太いものでは15mmや20mmといった商品も販売されています。
貼りたい面に対しテープのりの幅が細すぎると何度も往復させる手間がかかり、太すぎるとテープが無駄になることも考えられます。貼りたい紙のサイズを考え、ちょうど良い幅サイズを選びましょう。
テープのりの長さは、使用頻度に合わせて選ぶのがおすすめです。あまり頻繁に使わないのなら短めのものを購入しましょう。使い切れないまま長い期間保管していると、劣化するおそれもあります。
逆にテープのりを定期的に使用する予定があるのなら、ある程度長いものを用意しておくと良いでしょう。買い替えたり詰め替えたりする手間が少なくて済みます。
テープのりは、様々な利用シーンを想定した商品が販売されています。具体的な使い方や用途を考えておくと、より適した商品が選べるでしょう。
一般的なテープのりよりも本体をコンパクトに仕上げたものです。カバンやペンケースに入れても邪魔にならないサイズで、持ち運びがしやすいように作られています。外出先でのりを使う人におすすめです。
スタンプのように押すだけで、部分的にのりが塗れるタイプです。レシートのような小さな紙の貼り付けや子どもの工作にも気軽に使えます。のりの使用を目立たせたくないラッピングなどもキレイに仕上げられるでしょう。
封筒のフラップなど紙の端にまっすぐのりを付けたい場合は、はみ出しを防げるテープのりがおすすめです。紙の端を挟んだまま本体を移動させてのり付けできるホールド型や、紙の端にひっかけられるガイド機能を持つ商品があります。
縦長の作りで、ペンケースやペン立てにより収まりやすい形になっています。キャップの開閉がノック式になっているものもあり、ペンと同じような感覚ですばやく使い始めることが可能です。
テープのりを仕事や趣味で継続して使っていくつもりでいるのなら、テープの詰め替えができるかどうかもチェックしておきましょう。
詰め替えができるタイプのテープのりなら本体はそのまま使用し、テープのカートリッジのみを購入すれば良いため経済的です。とくに同じ作業が多い方、気に入ったものを長く使っていきたい方には詰め替えができるテープのりがおすすめです。
初めて使う方やひとまず使い勝手を試してみたい方は、使い切りタイプが良いでしょう。
テープのりの使い勝手を良くするために、各文具メーカーで構造や機能、のりの性質などに独自の工夫がされています。
コクヨのテープのりは、シリーズ名にドットライナーとあるように、テープに配置する粘着剤をドット状にすることで、作業を終えたときののり切れの良さを実現しています。ドットのサイズや間隔も工夫し、のりの糸引きや汚れを防いでいます。
コクヨのテープのりでは、封筒向きのホールドやピンポイントで使えるスタンプ、1分間貼り直しが可能なものなど、商品タイプも多彩です。
プラスのテープのりでは、のり切れの良い使用感のために、粘着剤はドットタイプのほか、カーボンファイバー入りも採用しています。
また、商品によって、テープのたるみを防ぐための「パワーギア」、のりカスを除去する「クリーンローラー」、紙の端に合わせて使用できる「はしピタガイド」などの機能が搭載されています。
プラスのテープのりは、詰め替えカートリッジに廃棄部分を減らす工夫がされているのも特徴です。
トンボのテープのりでは、すっきりとのりが切れるように、網目状の「パワーネット」や特殊微粒子入りのテープが使用されています。
軽い引き心地を最後まで維持するために搭載されているのは、トンボ独自の「エアータッチシステム」です。紙にヘッドを押し付けるとシステムが作動し、離すとテープ供給がストップする仕組みになっています。
ここではカインズホームでおすすめのテープのりをご紹介します。貼りたいものや利用シーンにピッタリ合うテープのりを選べば、作業効率も上がるでしょう。
持ち運びにも便利なコンパクトタイプのテープのりで、静音性にも優れています。トンボ鉛筆ならではのエアータッチシステムが搭載されており、テープを使い切るまで軽い力で転写できます。
また、テープが網目状になっているのが特徴で、しっかりとした粘着力がありながらも、のりの切れが良いのもメリットです。
スティックのり「Pritt」でよく知られるプラス製のテープのりです。ペンケースにも収納しやすいコンパクトサイズなのに12m分のテープが収まり、たっぷり使用できます。
テープにカーボンファイバーを入れることですっきりとしたのり切れを実現しています。見た目にもかわいらしい使い切りタイプです。
手が疲れにくい豆型のテープのりで、一般的な封筒に使いやすい8.4mm幅のテープが収まり、詰め替えもできます。
テープは強力に貼れるタイプ・しっかり貼れるタイプ・キレイに剥がせるタイプの3種類から選べるのがメリットです。同じテープのりを長く愛用したい方におすすめです。
コクヨのテープのりは粘着剤をドット状に並べるというアイデアを採用し、のり切れが良いのが特徴です。
こちらは8.4mm幅の強粘着テープが装着されており、封筒を閉じるときやプリントを貼り付けるときなど様々な用途に使いやすいタイプです。また、本体の引き心地の軽さにもこだわって設計されています。
コクヨのテープのりのなかでも20mmと幅広テープの商品です。本体を一度引くだけで広い範囲にのりを塗ることができるので、大きな封筒やポスターに使うときも余計な手間がかかりません。
紙の色に影響を与えにくい性質ののりなので、新聞・雑誌などのスクラップにもおすすめです。
7.7cm×3.5cmと本体がコンパクトなのに、テープの詰め替えが可能なコクヨ商品です。ボタンを押しながらカバーを外すだけで、簡単に新しいテープと交換することができます。
携帯のしやすさとコスパの良さを兼ね備えているテープのりなので、学校や職場などでよく使うという方におすすめです。
取引先や郵便局など外出先でちょっとしたことにのりを使用するという方におすすめの、スモールサイズのテープのりです。
ペンケースやカバンのなかで荷物になりにくい小さめの本体でも、テープの長さは13mとたっぷり使えます。使用中キャップは本体にスライドさせておけるので、紛失しにくいのがメリットです。
本体が5.6cm×3cmとプチサイズのテープのりで、手の小さな女性や子どもが使いやすく、収納もしやすいコクヨ商品です。
使用感の軽さやのり切れの良さ、誤作動を防ぐキャップの作りなど細かな部分まで配慮が行き届いています。持っていると心が浮き立つようなピンク色にドット柄が入っています。
とにかくのりをたくさん使う、テープの詰め替えの頻度を下げたいという方におすすめの大容量タイプで、テープの長さが22mとたっぷり使えます。
テープのたるみや紙からのはみ出しの防止、のりカスの回収など新しい機能が搭載され、使いやすさにもこだわって作られているテープのりです。
使い切りタイプの小さなサイズのテープのりです。テープ幅が5mmなので、のりを少量だけ塗りたいときや細かな作業をするときにも使いやすいでしょう。
粘着剤を転写するヘッドの部分が透明で、使用する位置が見えやすいのがメリットです。手が触れるところには滑り止め加工がされています。
プラス製の使い切りタイプのテープのりが3個セットになっている商品です。封筒のフラップや工作品にも使いやすい6mm幅のテープで、重ね塗りをすればよりしっかりと接着させることができます。
複数人で作業するイベントなどに用意しておくと、スムーズに進められるでしょう。
見た目がかわいらしく、手になじみやすいビーンズ型のテープのりです。貼ったあとに剥がせるタイプのテープなので、メモ用紙を付箋にしたり、プリントや写真をまとめる前に仮止めしたりと自在な使い方ができます。
シャッター式のキャップで、使いたいときに片手でスライドできる点もおすすめです。
持ち運びしやすいコンパクトなサイズのプラス製テープのりで、長さ10mのテープは使い切っても詰め替えができます。
ゆるやかなカーブの付いた豆型の本体で、手が疲れにくいのもメリットです。キャップはシャッター式で、先端部分をほこりなどからしっかり守ってくれます。
使い勝手の良さを追求したプラス製テープのりで、強力に貼れるタイプのテープがセットされています。粘着力は従来品の約2倍という強さなので、厚みのある封筒を閉じるときや、確実にのり付け作業を進めたいときにおすすめです。
キャップの開閉が本体のボタンを押すだけででき、作業の開始がスムーズです。
カーボンファイバー入りのテープを採用した、のり切れの良いテープのりが3個入っています。色違いの使い切りタイプがセットになっているので、気分を変えながら長く使っていきたい方におすすめです。
手に握りやすいコロンとした卵型で、ホコリをしっかり防げるシェル型のキャップが付属しています。
業務や趣味などで継続使用する予定があるのなら、テープが22mと長く、また詰め替えもしやすいスピンエコがおすすめです。テープの交換はカートリッジを入れ替えるだけで簡単にできます。
ローラーやヘッドの部分を本体に残したまま交換できる構造により、廃棄量を抑えているエコロジー商品です。
しっかりと貼り付けられる粘着性を持ちながら、あとで剥がすこともできるテープのりです。
テープ幅は15mmと広めで、紙の変色やのり跡が気にならない粘着剤を使用しているため、ポスターなどを展示するのに適しています。切れ目の入ったテープで作業性も良好です。
ノリノハイパーは、テープが3層構造になっているのが特徴で、従来品の約3倍という高い粘着性を誇ります。厚みのある封筒はもちろん、薄い木板やガラス、金属にも使えるテープのりです。
片手でキャップが開けられる仕様なので、もう一方の手で制作物を支えながらの作業も無理なくできます。
テープのりを使用するときは、先端を少し紙に押し付けるようにしながら、まっすぐ引いていくとキレイに転写されます。
引いていく途中で本体を左右に傾けないように気を付けると、転写ムラが生じません。また、紙に引く粘着剤の線が蛇行しないように注意しましょう。
引き終わったところでは、テープのり本体を上にすっと持ち上げるのがコツです。粘着剤がすっきりと切れ、汚れや無駄になることがありません。
テープのりは手を汚さずに手軽に使え、見た目もキレイに仕上げられるのりです。商品によってテープのサイズや粘着性が異なるので、検討する際にチェックし、目的に合ったテープのりを選びましょう。
しっかり貼り付けたい場合は、テープ幅の広いものや粘着力の強いタイプがおすすめです。また、貼ったあとに剥がせる性質を持つものもあり、あとで貼り直したい場合や一時的にメモを貼りたい場合などに、便利に利用できます。
テープのりは、各メーカーによって機能やのりの仕様にそれぞれの工夫が凝らされています。使い方や利用シーンにピッタリ合う商品を選べば、これまでの作業がぐんと楽になるでしょう。