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スペインはヨーロッパを代表するワインの一大生産地であり、世界3位のワイン生産量を誇る国です。赤ワインやスパークリングワイン、シェリーなどが有名ですが、数が多く、選びきれないという方も多いでしょう。
ここではスペインワインの基本と選び方などを解説します。
スペインは、イタリア、ドイツ、フランスと並んでヨーロッパを代表するワインの一大生産地であり、世界1位のブドウの栽培面積と、世界3位のワイン生産量を誇る国です。
国内では、ほぼすべての地域でブドウが栽培されていて、146種にも及ぶ豊富な種類のブドウと、地域ごとに異なる土壌と気候を活かして多彩なワインが生産されています。
情熱の国という代名詞の通り、テンプラニーリョやガルナッチャなどの赤ワインが有名ですが、ロゼワインやシェリー、カヴァなどのスパークリングワインも世界中に愛好家がいます。
スペインにおけるワイン造りの歴史は古く、紀元前からワインを造っていたと言われています。一時期は、ブドウ園などの破壊によってワイン造りが停滞していた時期もありましたが、大航海時代には、スティルワインにブランデーを加えて造るシェリーがイギリスを中心に爆発的な人気を集めるようになりました。
1970年代に入ると、スペインが長きにわたる半鎖国状態から抜け出したことで、ワインの生産環境が整備されるようになり、リアス・バイシャスやプリオラートなどの名産地が次々と誕生するようになりました。
また、時を同じくして、品質を管理する原産地呼称庁が設置されるようになり、政府によって国内のワインが格付けされるようになりました。
近年では、世界中で醸造技術を学んだ若手醸造家が中心となり、これまでの伝統に縛られない、自由な発想で造った、スーパースパニッシュワインと呼ばれるワインが新たなブームを巻き起こしています。
スペインワインを選ぶときは、ワインの格付けである「原産地呼称制度」と熟成の度合いを見ると、選びやすくなります。これらの情報はラベルに記載されているため、合わせてラベルの読み方も解説します。
スペインでは、厳しい基準をクリアしたワインに原産地の名前を付ける「原産地呼称制度」という制度があります。この制度をもとに、スペインでは国内のワインを7つのカテゴリーに分けて格付けしているので、選ぶ際の参考として活用できます。
ただ近年では、格付けに縛られないスーパースパニッシュワインというワインも若手を中心に製造されていて、必ずしも格付けがワインの美味しさとイコールではないことに注意が必要です。
他の畑とは一線を画す畑から生産された、個性的な高品質ワインです。スペイン国内でも数えるほどしかない、格付けのトップであり、カリスマ性を持ったワインともされています。ブドウ畑がD.O.C.やD.O.に認定されている必要はなく、ビノ・デ・パゴの認定は州政府と自治体によって行われています。
原産地呼称庁の厳しい基準をクリアした高品質ワインです。DO産ワインから選抜される形で選ばれていて、1991年に選ばれたリオハワインと、2009年に選ばれたプリオラートが有名です。D.O.C.やDOCワインと呼ばれることもあります。
原産地呼称統制委員会が設置された地域で、地域内で栽培された許可品種を原料に、厳しい基準をクリアしたワイン。スペインの高級ワインの中心的なカテゴリーであり、頭文字をとってD.O.やDO産ワインと呼ばれることもあります。60以上の地域が指定されています。
特定の地域や村落などで収穫されたブドウを原料に造られたワインで、その地域性を表現したもの。2003年に新たに設立されたカテゴリーであり、このカテゴリーで5年以上実績を積んだワインがデノミナシオン・デ・オリヘンに申請することができます。
認定された地域で収穫されたブドウを60%以上使ったワイン。ラベルに表記する際は、「Vino de la Tierra de」の後に町や群、地方の名前が付きます。
安価な輸入ワインと区別するために設立されたカテゴリーです。
格付けされていない畑のブドウを使って造られたワインや、異なる地方のワインを混入させて造られたワイン。
スペインでは、ワインの熟成期間についても法律で細かく規定しています。スペインワインはオーク樽での熟成と、瓶詰後の熟成の期間にそれぞれ規定を設けていて、独特の熟成感を守ることに注力しています。
ワインボトルの裏側やラベルには下記のいずれかの名称で記載されているので、注目してみてください。
ワインのラベルには、ワインの生産地、ブドウの収穫年、D.O.C.、ワイナリーの所在地、ワインの容量、アルコール度数が記載されています。ラベルに書かれていることが分かれば、ワインが選びやすくなるので、簡単に押さえておきましょう。
まず、ラベルの中央には、ワインの名前が書かれています。そのすぐ下にブドウが収穫された年と、原産地呼称(D.O.C.)が記載されていて、さらにその下にワイナリーの情報が記載されています。ワインの左下にはアルコール度数、右下にはワインボトルの容量が記載されています。
なお、ラベルのデザインによっては、配置が少し異なることもありますが、基本的には上記の順番で配置されています。
続いてはカインズで販売されているスペインワインの中からおすすめをご紹介します。
「世界で最も称賛されるワインブランド」に選ばれた、名門トーレスを代表する赤ワイン。カリニェーナとガルナッチャがブレンドされた味わいは、カシスやブラックベリーなどの果実感の中にほのかにスパイシーなニュアンスが感じられます。
シェリーの名門・ゴンザレス・ビアス社が手掛けた地ワイン。
ブラックラムを思わせる熟した香りに、スミレのようなフローラルな香り、樽熟成由来のスパイスのニュアンスが特長です。旧世界のワインならではのやわらかで複雑みのある味わいです。
エヴォディア 750ml【別送品】
スペインの「ベスト・バリュー・プロデューサー」にも選ばれた、ボデガス・サン・アレハンドロの赤ワイン。
花、果実のアロマ、ブドウの持つ味わいを最大限に引き出すというブランドのモットーを体現したとも称されるワインで、カシスやワイルドチェリーの香りの中にスパイシーなニュアンスを感じられます。余韻に果実感がある、フルーティなワインです。
1861年創業のスペインを代表するカヴァのワイナリーが手掛けるロゼスパークリング。
ロゼカラーの黒ブドウ品種だけを原料に、12か月以上熟成させた、フランポワーズやイチゴの香りの広まる、酸と甘みのハーモニーが心地よい、やや甘口の味わいです。
スペイン王家御用達のワイナリーが手掛ける赤ワイン。
熟した果実とシナモンのアロマの香りに、やさしい舌触りと、程よい長さの余韻で、クリアンサならではの特徴が魅力です。デノミナシオン・デ・オリヘン・カリフィカーダ該当の高品質ワインです。
ヌーバ マカベオ 750ml
120年の歴史を誇る、スペインのバレンシアで造られた白ワイン。ヌーバはスペイン語で「新しいブドウ」という意味で、スペイン産単一品種を原料に造られています。
「香りを楽しむお酒」とも言われるワインは、グラスへの注ぎ方で香りの広がりが変化します。香りを楽しむために最もしてはいけないのは、グラスにワインをなみなみと注いでしまうこと。
ワイングラスには元々、香りを中に閉じ込めておくためのふくらみが設けられており、なみなみと注いでしまうと、香りが中に溜まらくなってしまいます。
ワインを注ぐときは、グラスの4分の1から3分の1を目安に、上からゆっくりと注ぎましょう。もし、香りを最大限に楽しみたいときは、グラスの形にこだわってみるのも良いでしょう。
例えば、細長い形状のボルドー型のワイングラスは、複雑な香りが直線的に、ゆっくりと立つように造られているので、長期熟成させた赤ワインとの相性が優れています。通常のワイングラスよりもボウルが大きくて丸い、モンラッシュ型のワイングラスは、香りを引き出す力が優れていて、白ワインにぴったりです。
スペインは世界一位のブドウ栽培面積と、世界3位のワイン生産量を誇る一大ワイン生産国です。テンプラニーリョやガルナッチャなどの赤ワインが特に有名ですが、シェリーやカヴァなどのスパークリングワインにも有名なものがいくつもある多彩さが魅力です。
スペインワインを選ぶときは、ワインの熟成年数と格付けを見ると選びやすくなります。ラベルにはそれらの情報がまとめて記載されているので、選ぶ際の参考にしてみるのが良いでしょう。
ワインを注ぐときは、グラスから数センチ離して上から注ぐのがポイントです。注ぎすぎると、香りが損なわれてしまうので、グラスの3分の1から4分の1を目安に注ぐようにしましょう。
※売り切れや取り扱い終了の場合はご容赦ください。
※店舗により取り扱いが異なる場合がございます。
※一部商品は、店舗により価格が異なる場合があります。