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スーパーの野菜売り場でも見かけるカリフラワー。最近はカリフラワーを細かく刻み、ご飯代わりに使う「カリフラワーライス」が話題です。
さまざまな料理に使うことができるカリフラワーですが、スーパーでは一房300~500円前後で販売されていることが多く、他の野菜と比較すると高い印象があるかもしれません。しかし実は、カリフラワーは家庭菜園でも収穫することもできます。
ここでは、カリフラワーの栽培方法について詳しく解説していきます。カリフラワーは種と苗、どちらから育てたほうが良いのでしょうか。また、肥料や植え付け方法についても紹介していきます。
ブロッコリーとよく似ているカリフラワーは、アブラナ科アブラナ属の一年生植物です。花蕾の部分を食用とします。カリフラワーの名前の由来は、キャベツの花を意味する「kale flower 」や「cole flower」だといわれています。
カリフラワーの起源については諸説ありますが、野生のケールが起源になっているという説が有力です。変異を繰り返すうちに生まれたブロッコリーが、突然変異をしてカリフラワーが誕生したと考えられています。
カリフラワーというと、花蕾が白色のものを思い浮かべる方が多いと思いますが、日光が当たると花蕾はオレンジ色っぽく変色します。カリフラワーにはさまざまな品種があり、花蕾がオレンジ色の「オレンジブーケ」、花蕾が紫色の「紫カリフラワー」などがあります。
カロフラワーは苗と種まき、どちらでも育てることができます。ホームセンターで種を購入すると量が多いため、家庭菜園で数株育てる場合は苗を購入することをおすすめします。
カリフラワーの種をまく時期は、夏まき(7~8月頃)がおすすめです。苗から育てる場合には、8~9月頃に植え付けます。
収穫までの日数は品種や生育環境によっても異なりますが、植え付けから120日前後です。8月に種をまいた場合、12月~翌年2月頃に収穫できます。
カロフラワーを育てる際は、地植えとプランターどちらを選択してもOKです。ベランダの端っこでも気軽に育てることができるため、気軽に挑戦してみてください。
地植えの場合は、株と株の間の間隔は50cm、列と列の間の間隔も50cmを目安に植え付けましょう。苗は緑色が濃く、葉に厚みがあるものを選ぶと良いです。
プランターで育てる場合は、カリフラワーの根が大きく張ることができるように、ある程度土が入るプランターを選ぶのがポイントです。高さ・幅・奥行きともに30cm以上、約28~50リットル以上のプランターを選ぶとカリフラワーが元気に育ちやすいでしょう。
カリフラワーは日当たりが良い場所を好むため、できる限り日当たりの良い場所を選んで栽培することをおすすめします。ただし、日当たりがあまり良くない場所でも育てることは可能です。
カリフラワーの生育適温は15~25度、発芽に適した温度は15~20度です。温度が低すぎても高すぎても発芽が遅れる可能性があるため注意しましょう。カリフラワーは春まきも可能ですが、春は朝方に冷え込むことが多いため、夏まきをおすすめします。
カリフラワーは高温多湿な環境を嫌うため、水のやりすぎには注意しましょう。水をやりすぎるといちじるしく生育が悪くなります。
カリフラワーの水やりは早朝に行い、夕方になる頃には土表面が乾くようにするのが理想的です。夜に乾燥していても、追加で水やりをする必要はありません。
地植えでカリフラワーを育てる際には、堆肥や元肥を入れる2週間ほど前には石灰を入れ耕します。その後、1週間前を目安に堆肥と元肥を入れて土になじませてください。
プランターでカリフラワーを育てる場合は、ホームセンターなどで購入できる野菜用の培養土で育てましょう。土壌作りの知識がない方は、気軽にできるプランター栽培を選んだほうが良いかもしれません。
カリフラワーの栽培におすすめの土
カリフラワーは多くの肥料を必要とする野菜です。肥料切れを起こさないように注意してください。
苗を植え付けて2週間ほどしたら、株の間に1回目の追肥をします。さらに約2週間後、花蕾が見え始めたら2回目の追肥をしてください。追肥の目安は、1株あたり化成肥料(N:P:K=8:8:8)を50gです。
カリフラワーの収穫時期は、苗を植え付けてから120日前後です。8~9月頃に苗を植え付けた場合、11~12月頃に収穫できます。種まきをした場合は、プラス30日前後を見ていくと良いでしょう。
カリフラワーの収穫の目安は、花蕾が直径15cm程度になった時です。葉を数枚つけたまま、花蕾のすぐ下を包丁やナイフなどで切り落として収穫します。カリフラワーは葉が大きく、根も深く張っているため、株ごと抜き取ろうとすると大変です。
カリフラワーを収穫したら、抜き取り作業を行います。抜き取り作業とは、苗を適当な大きさに分けて切っていく作業です。抜き取り作業が終わって破棄する前に、必ずカリフラワーの苗の根を確認してください。
根の表面に凸凹があった場合は、根こぶ病に感染している可能性があります。根こぶ病とは、アブラナ科の植物に発生する病気です。
病原菌が土中に生存しているため、その土地に植えた植物の根に感染するリスクがあります。もしカロフラワーの根の表面に凸凹があった場合は、根こぶ病の可能性があるため、次に植える植物のために土壌改善をする必要があります。
カリフラワーがかかる病気としては、立ち枯れ病、軟腐病、黒腐病などが挙げられます。また、先ほど紹介した根こぶ病にも注意が必要です。
立ち枯れ病とは、黄色や赤色のカビが生じる病気で、地面に近い茎が褐色になって腐敗し、苗はすぐに枯れてしまいます。
軟腐病は、細菌によって引き起こされ、地面に近い部分や根部がどろどろに腐ってしまう病気です。黒腐病も細菌によるもので、葉が黒く変色し、やがては縮れて枯死してしまいます。
アブラナ科の植物であるカリフラワーには虫が付きやすく、生育前半にヨトウムシ、コナガ、アオムシなどが付きやすいため注意が必要です。見つけたらすぐに捕獲するか、殺虫剤を散布しましょう。
害虫が葉に卵を産み付けると、やがて葉を食べられてしまうため、苗を植えたらすぐに防虫ネットをかけることをおすすめします。支柱でトンネルを作り、そこにネットを張るようにすると、カリフラワーの生育を邪魔しません。
カリフラワーにおすすめの殺虫剤
カリフラワーはスーパーで購入すると一房300~500円ほどするため、思い切って自宅で育ててみるのも良いかもしれません。一見難しそうに見えますが、高温多湿を避け、害虫や病気に注意すれば家庭菜園でも育てやすい野菜です。
カリフラワーは葉が大きく、根も深く張るため、プランターで育てる場合は土がある程度入るプランターを選ぶことも重要です。地植えの場合もプランターの場合も、しっかりと間隔を空けるよう心掛けてくださいね。
この記事を参考に、ぜひカリフラワーの栽培にチャレンジしてみてください。