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栽培期間が短く、最短20日前後で収穫できる「葉大根」。栽培方法も簡単なため、野菜栽培初心者にもおすすめの野菜です。
葉大根は年に何度も収穫できるため、自宅で栽培すれば野菜が高騰している時期に助かります。味噌汁や炒め物など、さまざまな料理に活用できる点も魅力です。
ここでは、葉大根の栽培方法について解説していきます。収穫方法や使い方について詳しく紹介していくので、葉大根を美味しく育てるためにぜひ参考にしてみてください。
葉大根は、アブラナ科ダイコン属の一年草です。葉大根は大根の仲間で、葉だけを食する目的で改良された品種となります。
葉が立ち性で収穫や調理がしやすく、葉の表面に毛が少ない点が特徴です。また、葉はやわらかくて臭みが少ないため、野菜が苦手な方も比較的食べやすいでしょう。根っこの実がつきますが、通常の大根と同じように大きくはなりません。
葉大根には、「味菜」や「きれあじ」などの品種があります。「味菜」は葉は濃緑で切れ込みが少なく、甘みが強いため食べやすい品種です。「きれあじ」は株張りのよい交配種で、品質のよい葉大根が収穫できます。
葉大根は、厳寒期を除いてほぼ1年中栽培が可能です。たとえば、暖地では3月下旬~10月上旬まき、5月上旬~11月上旬どり、寒冷地では4月下旬~9月上旬まき、6月上旬~10月上旬どりが適しています。
栽培地域によって異なりますが、生育期間は夏どりで約20日、冬どりで約50日です。数回に分けて種まき時期をずらせば、ほぼ1年中食卓に葉大根を使った料理が並びます。
葉大根は日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。日当たりが足りないと、葉が間延びした姿に成長する可能性があります。あとで詳しく解説しますが、風通しをよくするために、発芽したら込み入っているところを間引きしましょう。
葉大根の発芽適温は20~25℃、生育適温は10~25℃です。生育温度の幅が広いため、厳寒期を除いてほぼ1年中栽培が可能です。適温での種まき、地域や条件に合わせた栽培を心掛けましょう。
葉大根の土壌づくりは、土壌の酸性度と団粒構造が重要となります。団粒構造とは、土の粒子が集まって団粒をつくり、この団粒が集合体を形成している構造のことです。
土壌pHは5.5~6.8(弱酸性)が適しています。団粒構造の土壌づくりのために、堆肥投入を行います。種をまく2週間前に1㎡あたり堆肥バケツ2分の1杯、油かす大さじ3杯、化成肥料大さじ5杯を施し、よく耕しておきましょう。
土壌の酸度の計測に
葉大根は種まきで育てるのが一般的です。土壌づくりが完了したら、幅1m高さ10cmの平畝をつくり、表面をきれいにならしておきましょう。
条間15cmで3条のまき溝をつくり、3cm間隔に種をまきます。板切れなどを活用して幅2cm深さ1cmくらいの溝をつくるのがポイントです。
種まきの時期は地域によって異なります。暖地は3月上旬~11月上旬、温暖地は3月下旬~10月中旬、寒冷地は4月中旬~9月下旬、寒地は5月上旬~9月上旬が目安です。
発芽までは水切れに注意が必要です。水切れを起こすと発芽しにくくなるため、毎朝欠かさず水やりをしましょう。
発芽後は土が乾いたらたっぷりと水を与えます。発芽後は多湿になると葉が蒸れて腐ったり病気にかかってしまったりするため、水のやりすぎには注意してください。
葉大根の栽培では、計2回の間引きを推奨します。まず、発芽したら込み入っている部分を間引きします。1回目の間引きでは、あくまでも接近している箇所のみを間引きましょう。
本葉が3枚程度になったら、2回目の間引きで株間を15~20cmに調整します。このとき、生育のよいものを選んで残しましょう。間引き菜は味噌汁やサラダにして食べられます。
葉大根は、間引きの度に必要に応じて追肥を行います。列間に有機配合肥料を追肥として施しましょう。追肥後は軽く耕し、土を株元に寄せておきます。
葉大根は、プランター栽培も可能です。野菜用培養土を使って手軽に栽培できるため、まずはプランター栽培から始めてみるとよいかもしれません。
まずはプランターの底に鉢底石を2cmほど並べ、野菜用培養土を8分目の深さまで入れます。条間10cmで3条のまき溝をつくり、5cm間隔で2粒ずつたねをまきます。
本葉2~3枚までに2本出たうちの1本を間引き、少量の肥料を施していきましょう。種まきの適期は地植えの場合と同様です。
葉大根のプランター栽培におすすめの土
葉大根の収穫時期は、生育期間は夏どりで約20日、冬どりで約50日が目安となります。
暖地は4月中旬~12月上旬、温暖地は5月上旬~11月下旬、寒冷地は05下旬~11月中旬、寒地は6月中旬~10月中旬が収穫時期の適期です。
20~25cm程度に育ったら収穫のサインです。葉が生えそろったものから、順番に根元から抜きます。株が25cm以上になると、葉や茎が固くなりすぎるので注意しましょう。
根っこにつく実(大根部分)は小さいものの、酢漬けなどにすれば美味しく食べられます。通常の大根と同じ感覚では調理できませんが、ぜひ工夫して食してみてください。
葉大根がかかりやすい病気には、「モザイク病」や「白さび病」があります。モザイク病とは、はじめに葉脈が透明化し、次第に葉全体に濃淡のモザイクが現れる病気です。
アブラムシが原因となるウイルスを媒介するので、アブラムシ対策が重要となります。もし感染したら、病株は抜き取って処分してください。
白さび病は、はじめに葉の裏面に白色でいびつな小斑点ができ、表側には薄黄色の斑点が生じる病気です。病株は抜き取って処分し、残った株には殺菌剤を散布しましょう。
葉大根に発生しやすい害虫は、アブラムシ、ヨトウムシ、アオムシなどです。アブラムシはウイルスを媒介することが多いため、特に注意しましょう。
不織布や防虫ネットを活用すれば無農薬栽培が可能です。農薬を使用する場合は、散布時期に注意します。葉大根は収穫までの期間が短いため、本葉が5枚前後に育つ時期までに留めましょう。
葉大根は、厳寒期を除いてほぼ1年中栽培ができます。最短20日程度で収穫できる点も魅力です。種まきの時期を少しずつずらせば、ほぼ1年を通して葉大根を味わえるでしょう。
葉大根は栽培にあたって特に難しい点はないため、野菜栽培初心者にも向いています。ただし、土づくりが重要なのと、アブラナ科なので虫がつきやすい点は要注意です。
この記事を参考に、自宅で葉大根の栽培を始めてみてはいかがでしょうか。