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ブロッコリースプラウトの育て方は? 上手に栽培する手順やポイント

スタッフ

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

発芽野菜のひとつであるブロッコリースプラウトは、細身の野菜でありながら豊富な栄養素を持つ野菜です。室内で栽培することができるため、初心者でも家庭で簡単に育てられる野菜として注目を集めています。

そこで今回は、ブロッコリースプラウトの育て方を解説します。ブロッコリースプラウトの特徴や栽培から収穫までの手順、上手に育てるためのポイントなどについて見ていきましょう。

スプラウトとは野菜の新芽のこと

さまざまなブロッコリースプラウト

ブロッコリースプラウトの「スプラウト」は新芽という意味で、発芽野菜のことをいいます。まずは、スプラウトと呼ばれる野菜にはどのような特徴があるのか、種類や栄養、効能といった観点からご紹介します。

スプラウトの特徴

スプラウトとは、野菜や豆類などの種子が発芽した物で、新芽の部分を食べます。そのため、栽培した際には、新芽を出し、本葉が出る前の双葉の状態を収穫するのです。

植物の新芽には、これから大きく生育していくために必要な栄養素がたくさん含まれています。そのため、発芽して間もないスプラウトは栄養豊富なことから「天然のサプリメント」とも呼ばれることもあります。

スプラウトは種子を用意すれば、自宅にある物でも栽培できるため、気軽に始められるキッチンガーデンとしても人気です。

スプラウトの種類

ブロッコリースプラウトを含むスプラウトは、栽培方法や食べるタイミングによって「もやしタイプ」「中間タイプ」「カイワレ大根タイプ」「発芽直後タイプ」の4種類に分けられます。それぞれの特徴について見ていきましょう。

  • もやしタイプ
    もやしタイプは、発芽から出荷まで、ずっと暗室で栽培するタイプのスプラウトです。

  • 中間タイプ
    中間タイプのスプラウトは、暗室で発芽させた後に、光にあてて栽培します。

  • カイワレ大根タイプ
    カイワレ大根タイプは暗室で発芽させ、茎が伸びたタイミングで光にあてて栽培するスプラウトです。

  • 発芽直後タイプ
    発芽させた後、種ごとすぐに食べるスプラウトが発芽直後タイプです。発芽玄米などが該当します。

ブロッコリースプラウトの栄養と効能

ブロッコリースプラウトが入った皿を持つ女性

ブロッコリースプラウトは、アブラナ科のブロッコリーの種子を栽培することで育つ発芽野菜です。ブロッコリースプラウトには、抗酸化作用や美肌効果、免疫機能の維持などの働きを持つさまざまな栄養素が含まれます。ここでは、ブロッコリースプラウトに含まれる栄養素についてまとめました。

スルフォラファン

スルフォラファンとは、抗酸化作用や解毒促進作用を持つ成分で、さまざまな疾病予防効果が期待できることが報告されています。

スルフォラファンはブロッコリーやケールのようなアブラナ科の野菜に多く含まれていますが、中でもブロッコリースプラウトに豊富に含まれています。

βカロテン

ブロッコリースプラウトに豊富に含まれているβカロテンは、美肌効果や免疫機能の維持が期待できる、緑黄色野菜に含まれる色素成分です。体内に入るとビタミンAに変換されます。ビタミンAは視力低下を抑制する効果があるといわれています。

ビタミンC

抗酸化作用や免疫力の向上、シミの予防などに効果を発揮する栄養素がビタミンCです。このビタミンCも、ブロッコリースプラウトに含まれています。

ビタミンE

ブロッコリースプラウトには、強い抗酸化作用を持つビタミンEも含まれます。ビタミンEは、老化の予防に効果があるとされており、「若返りのビタミン」とも呼ばれています。

ブロッコリースプラウトの栽培に向いている時期と環境

自家栽培のブロッコリースプラウト

ブロッコリースプラウトは、基本的には一年を通して室内で栽培できますが、春または秋がおすすめです。

ブロッコリースプラウトの栽培に適した温度は20~25℃で、高温多湿な環境は適していません。気温・湿度ともに高くカビが生えやすい夏場や、日照時間の少ない冬場は、環境によってはうまく育たない可能性があるため注意しましょう。

ブロッコリースプラウトを栽培する際に準備する物

ブロッコリースプラウトの芽

ブロッコリースプラウトは家庭にある物で簡単に栽培できます。栽培する際に必要なアイテムは下記のとおりです。

ブロッコリースプラウト栽培用の種子

種子は、ブロッコリー栽培用とブロッコリースプラウト栽培用の2種類あるため、必ずブロッコリースプラウト栽培用を選びましょう。

また、ブロッコリースプラウトは生で食べる機会が多いため、発芽を促進するための薬剤処理がされていない種子を使うほうがよいでしょう。販売されている種子の袋の裏面などで、薬剤処理の有無を確認してください。

容器

栽培に使用する容器は、底が平面でやや深めの物を用意します。

キッチンペーパー

ブロッコリースプラウトは、水耕栽培で育てるのが最適な方法です。キッチンペーパーは、容器の中に敷いて水を貯め込み、ブロッコリースプラウトの根を張らせるために使います。

栽培用の容器と細かい網目状のネットがセットになった栽培キットもおすすめです。

清潔な土

ブロッコリースプラウトは水耕栽培をするのが最適ではありますが、土を使って栽培することもできます。その場合は、バーミキュライトやパーライトなどの、清潔な土を用意しましょう。

箱や新聞紙、アルミホイルなど

ブロッコリースプラウトは、育て初めの時期に光があたると育ちが悪くなるため、暗い所で育てます。箱や新聞紙、アルミホイルなどを遮光に使います。

霧吹き

ブロッコリースプラウトの根が張るまでは、発芽したスプラウトを乾燥させないように霧吹きで芽に水分を与えます。容器に入れた水は、毎日取り換えてください。

ブロッコリースプラウトの育て方

ブロッコリースプラウトの育て方とは

続いては、ブロッコリースプラウトの育て方を見ていきましょう。ブロッコリースプラウトは栽培開始から7~10日程度で収穫することができます。

種まき

ブロッコリースプラウトの種子は、まく前に2時間程水に浸けておきます。容器の底に合わせてカットした、キッチンペーパーを敷き詰めます。

キッチンペーパーの上に、水に浸けた種子を重ならないように並べます。その後、種子が浸るくらいまで水を注ぎましょう。種子が完全に水に沈んでしまうと、種が呼吸できずに腐ってしまうため、水を入れすぎないよう注意してください。

栽培1日目

種まきを終えたブロッコリースプラウトは、種子に直接光があたらない暗所に置きましょう。種子に光があたる所に置く場合は、箱や新聞紙、アルミホイルで遮光します。

また、まいた種子に直接手でふれると雑菌が付着するため、さわらないように注意が必要です。

栽培2日目

2日目になると、ブロッコリースプラウトの種子が水を吸って膨らんできます。引き続き、光があたらないように気をつけながら、種子の表面が乾かないように霧吹きで水を与えてください。また、容器内の水は、1日2回の頻度で交換します。

栽培3日目

気温によっては、ブロッコリースプラウトの種子は3日目に発芽します。発芽しても引き続き暗所で育ててください。容器の水も、種子が浸かる程度の量を維持します。1日2回、容器の水を交換しながら、種子の表面が乾燥しないように霧吹きで水を吹きかけてください。

黄色いブロッコリースプラウト

栽培4~6日目

栽培4~6日目になると、ブロッコリースプラウトの根がどんどん成長していきます。成長に合わせて、徐々に容器の水を減らしていきましょう。この時期になるとカビが発生したり水が腐ったりしやすくなるため、こまめに水の交換をすることが大切です。

容器の水を交換する際は、容器の中の水が溜まる部分をしっかり洗って、雑菌を残さないようにしてください。引き続き暗所に置き、芽が乾燥しないよう霧吹きで水をやりながら育てます。

栽培7日目

栽培から1週間程度経過すると、ブロッコリースプラウトの根も茎も大きく成長します。茎が5~10cm程度に育ったら食べ頃です。収穫してそのままでも食べられますが、1~2日程日光にあてて緑化させると栄養価が高まる上、見た目もきれいになります。

緑化させるときは直射日光を避けて、レースのカーテン越しなどで光をあてましょう。

収穫~調理

ブロッコリースプラウトは、種まきから7~10日程度を目安に収穫します。おすすめは、茎が10cm程度に成長して、葉もしっかりと緑化した状態での収穫です。

なお、秋から冬にかけての寒い時期に栽培した場合は、栽培する場所の気温によっては、収穫できるまでに2週間程度かかることもあります。

ブロッコリースプラウトを収穫する際は、ハサミで切らずに上に引き抜いてください。茎の途中で切ると、切り口から栄養素が水に流れ出してしまうためです。切らずに引き抜けば、根までしっかりと栄養が詰まったブロッコリースプラウトを収穫できます。引き抜いたブロッコリースプラウトは、水洗いして豆がらを落としましょう。

ブロッコリースプラウトの茎

なお、ブロッコリースプラウトを調理する際は、水できれいに洗い流してから使います。家庭で栽培したブロッコリースプラウトは、しっかりと衛生管理された工場などで育てられた物とは異なります。生食よりも、炒めたり、スープに入れたりするなど、加熱調理することをおすすめします。

また、新鮮なブロッコリースプラウトを楽しむためにも、収穫した日のうちに食べましょう。

ブロッコリースプラウトを育てるときの注意点

窓際に置かれたブロッコリースプラウト

ブロッコリースプラウトは、キッチンガーデン初心者の方でも比較的手軽に栽培できる野菜ではありますが、いくつか気をつけたいポイントがあります。

最後に、ブロッコリースプラウトを栽培するときの5つの注意点を見ていきましょう。

容器などの道具を清潔に保つ

ブロッコリースプラウトは暗所で水分を多く含んだ状態で栽培するため、カビの発生や水の腐敗には十分注意しなければなりません。そのためにも、容器や栽培キットなどを常に清潔に保つことが、とても重要です。栽培を始める前に、容器や栽培キットを煮沸消毒などするといいでしょう。

雑菌を付着させない

ブロッコリースプラウトには、害虫や病気のリスクはほとんどありません。しかし、種子や容器の中のキッチンペーパーなどに雑菌が付着すると、カビが繁殖するおそれがあります。

ブロッコリースプラウトの種子には直接手でふれない、こまめに水を交換するなどして、衛生的な環境づくりを心掛けましょう。

水は1日2回交換する

ブロッコリースプラウトの容器の水は、基本的には1日2回交換します。特に、気温の高い夏場は水が腐りやすいため、濁りや汚れがある場合は都度交換してください。

高温多湿の環境を避ける

ブロッコリースプラウトの容器内でカビの発生や水の腐敗を防ぐためにも、高温多湿な環境での栽培は避けましょう。梅雨時や夏場など、高温多湿な環境となってしまうときは、容器内のキッチンペーパーを細かい網目の水切りネットに交換して、カビの発生を防ぎます。

ブロッコリースプラウトの収穫は一度きり

ブロッコリースプラウトは再び芽を出す野菜ではないため、収穫は一度きりとなります。茎や葉だけでなく根の部分にも栄養が豊富に含まれるため、最後まで無駄なく収穫して調理に活かしてください。

ブロッコリースプラウトを育てて食卓に彩りをプラスしよう

華やかな食卓

ブロッコリースプラウトは非常に栄養価が高く、栽培時に緑化させることできれいな緑色となるため、さまざまな料理に栄養と彩りをプラスしてくれます。

また、種まきから7~10日程度で収穫できる点も魅力です。高価な道具が必要なく、家庭で簡単にできるブロッコリースプラウトの栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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