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目次/ INDEX
ハクサイは、浅漬けやキムチにはもちろんのこと、鍋物にも欠かせない野菜のひとつです。煮ると甘みが出て、鍋の味を一層引き立ててくれます。
種をまく時期は7〜9月頃、収かく期は9〜12月頃。温度が上がりやすい夏から秋に育てて、秋から冬に収かくするのが作りやすいです。
種は直接畑にまくこともできますが、ポットにタネをまいて苗を育てたほうが安心です。均一に健全な育苗ができる連結ポットを用意し、野菜用の培養土を使って栽培しましょう。
気温が25℃くらいになったら、連結ポットに3〜4粒ずつ種をまき、その上から土を3mmほど薄くかぶせましょう。種をまいてから3日くらいで芽が出ます。
肥料はあらかじめ1㎡あたり苦土石灰100g(コップ1杯くらい)、たい肥3kg(バケツ3杯くらい)、化成肥料100g(コップ1杯くらい)を土に入れ、よく耕しておきます。
本葉(ふた葉の後に生える葉のこと)が4〜5枚になったら、目的の場所に植えていきます。
植えたときに周りの土がやや高くなるようにし、苗がぐらつかないように固めておきましょう。
園芸用の寒冷紗(かんれいしゃ)をかぶせれば、暑さと害虫を防ぐことができます。また、寒い時期の防寒や凍霜害防止、防風対策にもなるので、なるべく使用するようにしましょう。
夏は害虫の多い季節です。アブラムシやいろいろな病気を避けるために、黒と銀のシマ模様のビニールフィルムを土にかぶせるとよいでしょう。黒一色、銀一色でも効果はあります。
ただし、透明のビニールフィルムは地面の温度が上がりすぎてしまうので、夏場の使用は控えましょう。
ハクサイの頭を手で押さえて、固く引き締まっているようなら収かく期です。
ハクサイは固くしまっていて、十分に結球(葉が重なって球状になること)したものから収かくしていきます。頭を斜めに押し倒し、点線の部分に包丁を入れて芯を切断しましょう。
ハクサイは過剰な水分に弱いので、下部の周りの土がやや高くなるようにし、土の水はけをよくして育てましょう。また、種まきの時期は早すぎると猛暑とぶつかり、遅すぎると結球しなくなるので、タイミングをよく見極めて適期を逃さないようにしましょう。
大きなハクサイは家庭菜園の憧れでもありますが、その分、手入れも決して楽とはいえません。土壌作りや育苗、収かくまで愛情を込めて育て、冬の味覚を十分に味わってくださいね。
Q. 特に気をつけるべき病気はなんですか?
A. 腐敗して独特の悪臭を放つ「軟腐(なんぷ)病」と、茎葉がしおれたり、枯れたりする「根こぶ病」です。どちらも高温多湿条件で多く発生するため、土壌は水はけをよくして防ぎましょう。
Q. 収かく間近ですが、寒くてなかなか結球しません。対策はありますか?
A. 球頭部をヒモで縛っておくと、内部がよく締まるため防寒対策になり、結球しやすくなります。
Q. 病虫害の防止や管理が難しく、なかなか思った通りに育てられません…。
A. 最初からスーパーで売っているような品種を育てようとせず、耐病性に優れた交配種や、管理しやすいミニ品種を育ててコツをつかみましょう。