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梅雨の時期に咲く紫陽花(アジサイ)。手毬のようなかわいらしい花姿とカラフルな花色で庭を素敵に彩ってくれます。そんな梅雨のガーデニングに欠かせない紫陽花(アジサイ)ですが、花が終わった後手入れが必要なのはご存知でしょうか。
「花が終わったらどうしたらいいの?」とお困りの方へ、この記事では紫陽花(アジサイ)の花が終わった後の剪定や植え替えについて解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
紫陽花(アジサイ)は紫陽花(アジサイ)科の落葉低木の一種で、5〜7月頃に開花を迎えます。梅雨の時期の代表的な花で、地植えはもちろんのこと鉢植えでも育てることができます。紫陽花(アジサイ)の花の色は土壌のph値によって変化し、酸性なら青色に、アルカリ性ならピンク色に変化する特徴があります。品種によっては色が変化しないものもありますが、好みの色にしたい場合、あらかじめ土壌づくりをしておきましょう。
紫陽花(アジサイ)は5〜7月頃、もしくは6〜9月頃に開花を迎え、花が終わったあと11月頃に落葉し休眠期に入ります。多年草なので毎年花を楽しめますが、花が終わっても自然に落ちないため剪定する必要があります。
実は、紫陽花(アジサイ)の花に見える部分は萼片(がくへん)と言って葉が変化したもの。花の1番外側にあり、花を保護する働きをしています。紫陽花(アジサイ)の花をよく観察してみると葉脈が確認できると思います。この花は夏がくる前に咲き終わりますが、萼は落ちずに残るため剪定して来年・再来年に備えましょう。
紫陽花(アジサイ)を剪定すると、次のようなメリットがあります。
紫陽花(アジサイ)は茎の先端に花芽をつけます。そのため、剪定せずにそのままにしていると枝や株全体どんどんが成長し、高い位置に花が咲いて見えにくくなってしまうんです。紫陽花(アジサイ)は最大で3mほどにまで育つため、定期的に剪定をしてボリュームを抑えるようにしましょう。
紫陽花(アジサイ)はどんどん枝を伸ばすため、放置すると株が茂りすぎて日当たりや風通しが悪くなってしまいます。紫陽花(アジサイ)は耐暑性があるため、暑さや湿気には強いですが、風通しが悪いとカビや病害虫が発生してしまうことも。とくにカビによってかかるうどんこ病や、灰色かび病には注意しましょう。もし、葉にカビのような斑点ができていたらすぐに取り除くようにしてください。他にも、アブラムシやカイガラムシ、ハダニなどの害虫が発生しやすいため、こちらも見つけ次第すぐに割り箸やガムテープ、ブラシなどで取り除きましょう。あらかじめ、木酢液や薬剤を散布して予防するのもおすすめです。
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紫陽花(アジサイ)の剪定のタイミングは、花が咲き終わって枯れたら早めに行うようにしましょう。時期的には7月中旬ぐらいまでには終わらせておきたいです。秋になると新しい花芽が作られるため、来年咲く花芽を間違って切ってしまうことも。まわりの萼片が垂れて下を向いてきたら剪定を行いましょう。
咲き終わった花から2〜3節目下・わき芽が出ている上をカットします。このわき芽が成長し、花芽になって2年かけて茎の先端に花をつけるため、間違ってカットしないように注意してください。また、剪定の際は清潔な剪定バサミを使いましょう。
<剪定の注意ポイント>
今年咲かなかった枝でも、来年咲く可能性があるため残しておくのがおすすめです。というのも、紫陽花(アジサイ)は2年かけて花を咲かせるため、もし剪定してしまうとその枝からは来年も花が咲かないことになってしまうため。あくまでも剪定する枝は、細くてわき芽や花芽が少ないもの、このまま伸びると邪魔になりそうなもの、枝同士が混み合っているもの…などにしましょう。
紫陽花(アジサイ)の剪定は基本的には夏に行いますが、もしできなかった場合は冬にも行うことができます。ただ、すでに茎の先端に花芽ができているため、翌年の花が少なくなってしまい、もったいないことに。そのため冬に剪定を行う際は、上で紹介したような枝の近くを剪定するのではなく、株のボリュームをより抑える強剪定するときだけにしましょう。
強剪定とは、枝や茎の付け根からバッサリ切ってしまう剪定のこと。株が混み合いすぎていたり、ボリュームをより抑えたいときなどに行います。切る位置としては、紫陽花(アジサイ)の1番下の芽のすぐ上部分をカットしましょう。花芽がつかないため翌年は花は咲きませんが、再来年にはまた花を楽しむことができます。
ここからは紫陽花(アジサイ)の冬越しの方法や、あると便利なアイテムを紹介していきます。紫陽花(アジサイ)は耐寒性がありますが、冬の冷たい風や霜に当たりすぎると枯れてしまうことも。枯れずに冬越しできるように、風よけネットや寒冷紗をかけたりマルチングするようにしましょう。
風よけや寒冷紗などは、霜や寒さの他にも鳥や動物などからも守ることができ、根本をワラや腐葉土、ウッドチップなどで覆うマルチングは根が痛むのを防ぎます。東北・北海道地方など雪が降る地域では、寒さや雪の重みから守るために冬囲いを忘れずに行いましょう。
また、庭植えではなく鉢植えの場合は、冬場は軒下や玄関口など寒さがしのげる日当たりの良い場所に移動させるのがおすすめです。室内に取り込むのであれば、エアコンの風が直接当たらない場所で管理します。紫陽花(アジサイ)は冬の間も水や肥料を必要とするため、様子を見ながら2日に1回程度水やりし、定期的に緩効性肥料を与えましょう。
紫陽花(アジサイ)を鉢植えで育てている場合、11〜2月頃に植え替えを行ってください。植え替えをしないと根詰まりを起こし、生育や花つきに影響が出るため毎年行うようにしましょう。植え替えは次の手順で行います。
紫陽花(アジサイ)は湿った土を好むため、土が乾燥しないようになるべく直射日光が当たらない場所で作業しましょう。植え替えた後は、霜や風が当たらない軒下や玄関口で管理します。
いかがでしょうか。ここまで紫陽花(アジサイ)の花の基本知識から花が終わった後の剪定の方法、冬越し対策について紹介してきました。剪定は必ずしなければならないわけではないですが、花が終わったタイミングで行うことで株のボリュームを調節できたり、カビや病害虫が発生するのを防ぐことができます。翌年もまたキレイな花を楽しむためになるべく行うようにしましょう。
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