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紫陽花(アジサイ)の色の変化を解説|色の調整方法や、役立つ肥料など紹介

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カインズ How to 園芸編

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カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」の園芸関連のコンテンツを文字起こししています。

紫陽花(アジサイ)の色は土壌の性質によって変化するため、好みの色を楽しめる点がひとつの魅力です。

この記事では、紫陽花の色の変化について知りたいと思っている人に向けて、色の調整方法について解説します。

役立つ肥料や紫陽花の葉が白くなったときの対処法についても解説するため、ぜひ参考にしてください。

紫陽花(アジサイ)には花の色の変化を楽しめる種類がある

紫陽花(アジサイ)には花の色の変化を楽しめる種類がある

紫陽花にはさまざまな種類があり、色もそれぞれ異なります。なかには、青系と赤系に色を変化させられるタイプもあるため、調整次第で自分好みの楽しみ方もできます。

青、赤、白色のままなど、それぞれの色から変化がない種類もある

紫陽花の色は、青、赤、白などです。すべての紫陽花の色が変化するわけではなく、肥料や日に当たる時間を調整しても色が変わらない種類も存在します。

特に、白系の紫陽花は、調整を試みても色が変わらない種類が多いです。

(参考)「秋色アジサイ」は咲き終わった紫陽花の花のこと

「秋色アジサイ」とは、花が咲き終わって花色が変わった紫陽花の花のことです。要するに枯れた花なのですが、紫陽花の花は盛りを過ぎても花らしい形のまま残るため、剪定するまで観賞することができます。さまざまな種類の紫陽花で秋色アジサイを楽しむことができます。時間の経過とともに深みのあるアンティークカラーになっていくところが特徴的です。

紫陽花(アジサイ)の花の色を変えるには

紫陽花(アジサイ)の花の色を変えるには

ここからは、調整次第で色を変えられる紫陽花について扱います。色を変えるにはどうすればいいのか具体的に解説します。

土の酸度(pH)を調整することが必要になる

紫陽花の色は、酸度(pH、ペーハー)によって変化します。酸性の土で育てた紫陽花は青系になるのに対し、アルカリ性の土で育てた紫陽花は赤系になります。

日本では雨が多く降るため土に含まれるカルシウムが流れてしまうことなどから、酸性の土壌が多く、特に土壌改良をしないと青花が咲くことが多いです。しかし、土に石灰を混ぜ込むなどして土壌の酸度(pH)を変化させると品種によっては赤〜ピンクの花を咲かせることもできます。

ただし、実際には紫陽花を完全にイメージ通りの色に調整するのは難しいといわれています。

たとえば、土壌をアルカリ性に調整しても、雨が続けば酸度(pH度)が変化して酸性になってしまうからです。よって、地植えの紫陽花の色を調整するのは特に難しいです。

人工的に紫陽花の色を調整する方法については、次の段落でくわしく解説します。

色が変わる仕組みを解説

紫陽花の色の変化は、花に含まれている色素と土壌の酸性度(PH度)の反応によって起きています。紫陽花にはアントシアニンが含まれており、アルミニウムと結合すると青系の色になる仕組みです。

アルミニウムは酸性の土壌に多く含まれていますが、アルカリ性の土壌にはあまり含まれていません。

土壌が酸性なら紫陽花の花色が青系になり、アルカリ性なら紫陽花の花色が赤系になるのはこのためです。ただし、発色の具合は、紫陽花の種類によっても異なります。

土の酸度(pH)を調整する方法と、役立つ肥料

土の酸性度(PH度)を調整する方法と、役立つ肥料

ここでは、土の酸度(pH)を調整する方法や、そのために活用できる肥料について解説します。

酸性になるように調整する方法

土を酸性にするためには、鹿沼土やピートモスを加える方法があります。鹿沼土には水はけをよくする性質があるのに対し、ピートモスには水もちをよくする効果があります。

土を酸性に保ち、紫陽花が育ちやすい環境を整えるためには鹿沼土とピートモスのバランスに配慮するのがポイントです。

鹿沼土の量が多すぎると水はけがよくなりすぎ、必要な水分を紫陽花にきちんと与えられなくなる恐れがあります。

一方、ピートモスの量が多すぎれば、水はけが悪くなって根の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。実際に紫陽花を植える土壌の状態を確認し、最適な配分になるようにしましょう。

日本の土はもともと酸性であることが多いので、こうした調整はあまり必要がない可能性もあります。青花がきれいに咲かないときに行うようにしましょう。また、市販されている青花アジサイ用の肥料や培養土を使うのもよいでしょう。

アルカリ性になるように調整する方法

酸性寄りの土をアルカリ性にするためには、石灰や苦土石灰、牡蠣殻などを加えます。植物の栽培によく使われる赤玉土は弱酸性なので、赤〜ピンク花のアジサイの植えつけに使う場合には、あらかじめアルカリ性の資材を加えておくとよいでしょう。苦土石灰や牡蠣殻は植えつけの直前に混ぜ込んでも根を傷めることがありませんが、石灰は土壌に混ぜ込んで2週間ほどなじませないと根を傷めることがあるので気をつけましょう。

このほか、赤系の紫陽花向けの肥料や培養土も販売されているので、こうしたものを利用するのもひとつの方法です。

調整するタイミング

花を青色にする場合

紫陽花の花色を青系にしたい場合は、4~5月頃に硫酸アルミニウムを与えれば、紫陽花がしっかり吸収して青系の花色になりやすくなります。硫酸アルミニウムは薬局でも購入可能です。500~1,000倍程度に薄めたうえで、20日おきに水やり代わりに紫陽花に与えてください。

花を赤色にする場合

紫陽花の花色を赤系にしたい場合は4~5月頃に苦土石灰などを用意し、紫陽花の株元にすき込みます

アジサイ用の培養土を利用する

市販の培養土のなかには、紫陽花の色ごとに種類分けされているタイプもあります。そのような培養土を使えば、より簡単に花色を調整できます。

紫陽花(アジサイ)の管理のコツ

紫陽花(アジサイ)の管理のコツ

紫陽花を育てるときは、どのように管理すればいいのでしょうか。具体的なコツを解説します。

置き場所、日当たり

紫陽花は、夏場の直射日光に当たらないように管理しましょう。紫陽花が日に当たりすぎると、葉焼けする恐れがあります。ただし、成長のためには日の光が必要なため、適度に日が当たるようにする必要があります。

水やり

鉢植えの場合は鉢土の表面が乾ききる前に、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。ただし、根腐れを防ぐため、受け皿にたまった水は忘れずに捨てる必要があります。

地植えの場合、植えた直後の1週間は重点的に水やりをしてください。その後は、水やりをしなくても雨水だけで問題なく育ちます。

アジサイをたくさん咲かせる、色を鮮やかにするには肥料が大切

紫陽花の花をたくさん咲かせたり、より鮮やかに発色させたりするためには、適量の肥料を与える必要があります。

紫陽花には有機質肥料を与えるのが基本ですが、紫陽花の状態や時期によっては緩効性化成肥料や液体肥料なども調整しながら与えてください。

紫陽花に肥料を与える頻度は年2回です。青系と赤系の肥料はそれぞれ別々に市販されているため、専用の肥料を購入して与えましょう。

綺麗に咲かせ続けるには剪定や、植え替えが必要

紫陽花は環境に慣れるとよく生育し、大きくなってしまいます。ほかの植物が陰になってしまったり、通路にはみ出してしまうこともあるので適宜剪定を行いましょう。剪定することで風通しがよくなり、病気の発生を減らす効果もあります。

紫陽花は初夏以降に延びた枝に秋までに花芽ができ、それが翌年開花します。そのため、秋以降に剪定するとせっかくできた花芽を切ってしまうことになり、株は大きく育ったものの花が咲かないということになります。剪定は遅くとも7月中には済ませておきましょう。

夏から秋に枝が伸びすぎて締まったときは、適当なところで枝を切っても花は咲きません。冬に枝を整理するときは、一番下の葉が落ちたところのすぐ上で剪定すると、ボリュームをうまくコントロールすることができます。

鉢植えの植えかえは2年に1回、冬に行います。株から鉢を外し、鉢土の表面を軽くくずして新しい土を足し、同じ鉢か、一回り大きい鉢に植えます。紫陽花は生育期に十分な水がないとうまく育たず、花も咲きにくくなってしまいます。たびたび水切れを起こしてしまったことがあるようなら鉢が小さすぎるので、大きな鉢に植え替えた方がよいでしょう。

色を楽しむ、おすすめの紫陽花(アジサイ)を紹介

色を楽しむ、おすすめの紫陽花(アジサイ)を紹介

紫陽花にはたくさんの種類があります。ここでは、色を楽しめるおすすめの紫陽花について紹介します。

土壌の調整により色の変化を楽しめるアジサイ

土の酸度(pH)によって花色が変化する紫陽花としては、ディープレッド、ダンスパーティー、コットンキャンディーなどが人気です。

ディープレッドは最初のうちは緑色ですが、少しずつ深みのある赤系の色に変わっていきます。ダンスパーティーは星のような形をしているのが特徴的で、色はピンクや紫です。

コットンキャンディーは土壌の調整次第で、白からピンクに花色が変わっていきます。

自然な色の変化を楽しめるアジサイ(秋色アジサイ)

西安の花色はもともとピンクですが、時間が経つと青、紫、薄緑などに変化します。フェアリーアイはピンクや青の花色が少しずつ黄緑になっていき、秋になると真っ赤になるのが特徴的です。

「マジカルレボリューション」「マジカルアメジスト」などのマジカルシリーズは、秋色アジサイになったときにも魅力的な花が咲く品種がたくさんあります。時間が経つほどに深みのある味わい深い花色に変化していきます。

【その他】気になる紫陽花(アジサイ)の色に関する疑問など

【その他】気になる紫陽花(アジサイ)の色に関する疑問など

ここでは、紫陽花の色について疑問が生じやすい部分をピックアップして解説します。

アジサイの下葉が白い

紫陽花の下葉が白くなっている場合、根詰まりが起きている可能性があります。紫陽花はどんどん成長するため、定期的な植え替えが必要です。

また、葉に白い粉がついているように見える場合は、うどんこ病にかかっている恐れもあるため注意が必要です。症状が出ている葉を除去し、薬剤を散布しましょう。

アジサイが茶色くなった(落葉期)、枯れてしまった

紫陽花は落葉期に入ると茶色くなります。枯れているようにも見えますが、そのまま大事に扱えば翌年また美しい花を楽しめるようになります。

夏に葉が茶色くなってしまった場合は、水切れによるものです。1時間ほどバケツにためた水に浸けておけば、根や茎が生きていれば回復します。無事回復していれば、1週間〜10日ほど経つと新しい芽ができて、生育を再開します。

(参考)秋色アジサイは花が咲いた後は、育て方が多少異なる

花が咲いたら、日陰や半日陰に置いた方が、秋色アジサイらしく花色が変化します。

アジサイの色が変化する種類かは購入前に確認する

すでに触れているとおり、紫陽花のなかにはもともと花色が決まっており、土の酸度(pH)を調整しても花色が変化しない品種もあります。

紫陽花にはさまざまな種類があるため、購入時には花色や花びらの形など細かい部分まで確認しましょう。

紫陽花(アジサイ)は色ごとに花言葉も違う

紫陽花(アジサイ)は色ごとに花言葉も違う

紫陽花には、特徴にちなんだ「移り気」や「無常」という花言葉があります。見た目をもとにした、「仲良し」た「一家団らん」という花言葉も存在します。

さらに、色によっても異なる花言葉があり、青や青紫は「辛抱強い愛情」「冷淡」「無情」「高慢」、ピンクや赤紫は「強い愛情」「元気な女性」、白は「寛容」という花言葉です。

まとめ

紫陽花にはさまざまな花色があり、土の酸度(pH)を調整すると好きな色味に変化させられます。

ただし、なかには色が変化しない紫陽花も存在するため、よく確認しましょう。好みの紫陽花を選び、美しい花を楽しんでみてください。

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インターネットで商品を注文し、店舗で取り置きするのもひとつの方法です。紫陽花を育てて花色を楽しむために、ぜひ活用してください。

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