コリドラス飼育の注意点! 混泳はできる? 種類や餌、水槽の大きさを専門家が解説
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目次/ INDEX
歯ブラシにはヘッドの大きさや硬さ、形状に様々な種類があり、その中から自分に合った歯ブラシを使用することが虫歯や歯周病の予防につながります。
そこでこの記事では、歯ブラシの正しい選び方や磨き方のコツ、おすすめの歯ブラシをご紹介します。
虫歯は「ミュータンス菌」と「糖質」が主な原因であり、そこに歯の質や時間の経過といった環境要因が加わって発生します。
まず、虫歯はミュータンス菌という細菌に感染することから始まりますが、このミュータンス菌は生まれたばかりの赤ちゃんの口腔内には存在しません。一般的には生後10~36カ月の間にミュータンス菌を持った大人から感染すると言われています。
ミュータンス菌は口腔内にある糖質をエサにして繁殖し、酸を排出します。酸には歯の表面のエナメル質を溶かす性質があるため、時間の経過とともに歯に穴が開いて虫歯ができます。
ミュータンス菌は、繁殖すると菌同士がくっついてバイオフィルムを張り、歯の表面に付着してしまいます。これを歯垢と呼びます。歯垢は自然に落ちることはないため、定期的に歯磨きで落とす必要があります。
歯に付着した糖質や歯垢をしっかり落とすためには、歯の状態に合った歯ブラシを選ぶことが大切です。ここでは歯ブラシを選ぶ際に注目したいポイントを解説します。
歯ブラシのヘッド部分は、縦の長さが2cm以下の小さめのものから2.5cm以上の大きめのものまで幅広く販売されています。それぞれメリット・デメリットはありますが、一般的には上あごの前歯2本分の大きさを目安に選びましょう。
大きめのヘッドは一度に磨ける面積が広いのがメリットですが、奥歯や歯間などの狭いところには届きにくいというデメリットがあります。そのため、口が大きく奥行がある方、歯並びが良い方におすすめです。
一方、小さめのヘッドは一度に磨ける面積が小さく、動かす回数や磨く時間を十分に取る必要がありますが、細かい部分までブラシが届き、磨き残しを防ぎやすいというメリットがあります。
歯磨きをするときにえづいてしまうのは嘔吐反射と呼ばれる現象です。歯ブラシが舌や喉の奥に触れることで起こりやすくなります。
歯磨きの際にえづきやすい人は小さめのヘッドを選び、できるだけ歯ブラシが舌や喉の奥に触れないように磨くのがおすすめです。
歯ブラシの毛の硬さは主に柔らかめ・普通・硬めの3種類があります。歯ブラシを選ぶ際は歯茎の状態や手の力に合わせて選びましょう。
基本的に健康な歯茎の方は普通タイプがおすすめです。柔らかめタイプの歯ブラシは、歯周病で歯茎から出血しやすい場合や小さな子どもが使用する場合に適しています。
硬めタイプの歯ブラシは歯の汚れを落とす効率が良く、軽い力でもしっかり磨くことができるため、障害をもつ方や年配の方など手の力が弱い方におすすめです。
ただし、磨くときに力を入れすぎてしまうと歯茎を傷つける可能性もあるので注意しましょう。
歯ブラシによって持ち手の太さや形状は様々です。どの形を選ぶかによって握りやすさや力の入りやすさが変わってくるため、手の力に合わせて検討するとよいでしょう。
歯ブラシは親指・人差し指・中指の3本を使い、ペンを持つようにして握ります。この持ち方で握ったとき、手に力が入りやすい人や強く磨いてしまう人は、細めでまっすぐの形状のハンドルがおすすめです。細めのハンドルは力が入りすぎないため、適度な強さで歯を磨くことができます。
太めのハンドルは力の弱い力でもしっかり握りやすいため、小さな子どもやお年寄りの方、障害のある方は、やや太めのハンドルを選ぶとよいでしょう。
歯ブラシの毛先は太さが0.2mm以下の先細毛・毛先を平らにカットした四角断面毛・一本の毛先を3本に分かれさせた3本毛などがあります。
ここでは、それぞれの特徴やおすすめの使用用途をご紹介します。歯の状態や落としたい汚れの箇所に合わせて適切なものを選びましょう。
先細毛・超先細毛は毛の先端に向かうにつれて細くなっている形状の歯ブラシです。先端が細いので歯と歯の間や歯と歯茎の隙間までブラシが届き、汚れを落としやすいという特徴があります。虫歯予防や歯周病予防を目的として歯ブラシを選びたい方におすすめです。
四角断面毛はその名の通り、毛の断面が四角い歯ブラシです。四角断面毛は、歯との接触面積が広いため歯の表面の汚れを落としやすいのが特徴で、ステイン汚れの防止を目的として歯ブラシを選びたい方におすすめです。
3本毛タイプは一本の毛の先端を3本の細い毛に加工した歯ブラシです。毛の先端は細いので歯茎への刺激が弱く、根元はある程度太さがあるため弾力を活かして歯垢を除去しやすいという特徴があります。
歯茎から出血しやすい方や歯周病で歯茎が弱っているという方はソフトな使い心地の3本毛を選ぶとよいでしょう。
歯ブラシの毛には主にナイロンや飽和ポリエステル樹脂(PBT)、動物毛の3種類が使われています。
ナイロンや飽和ポリエステル樹脂は、吸水性が低いため乾きやすく、菌が繁殖しにくいというメリットがあります。適度なコシがあるため歯垢を落としやすい点も特徴の一つです。
一方、動物毛は柔らかい毛質で歯茎を傷つけにくいため、歯周病が気になる方におすすめです。ただし、吸水性が高く乾きにくいため菌が繁殖しやすいというデメリットもあります。使用後は風通しの良い場所で保管するようにしましょう。
ここではカインズで販売しているおすすめの歯ブラシを10点ご紹介します。
ワイドヘッドを採用しているため一度に磨ける面積が広く、効率的に歯垢を落とすことができる歯ブラシです。超極細毛が歯と歯茎の間の歯周ポケットに入り込んだ歯垢までかき出すことができ、歯周病予防にもおすすめです。
また、毛の部分には銀イオンが配合されているため、歯ブラシ使用後の衛生面が気になる方にもお使いいただけます。
毛先丸め加工が施されたストレート毛を採用しているため、歯茎を傷つけにくく歯と歯茎の際までしっかり磨ける歯ブラシです。
毛先も平らに揃えられているので、歯の表面の歯垢を取り除きやすいのも魅力です。
「ディープクリーンコンパクトヘッド」に比べて1.5倍の極細毛束を植毛した歯ブラシです。弾力のある毛が歯と歯茎の間まで届き、歯茎をマッサージするように磨き上げます。
薄型のヘッドが奥歯までしっかり届くので、磨き残しを残さず、歯茎までしっかりケアできる歯ブラシをお探しの方におすすめです。
薄さ2.6mmの極薄ヘッドで奥歯までしっかり届くので、お口の小さい方や親知らずがある方でも使いやすい歯ブラシです。3列毛のスリムヘッドで歯を一本一本磨き、隙間の歯垢までしっかりかき出します。
ハンドル部分は鉛筆持ちで握りやすい六角形になっており、軽い力でもしっかり磨くことができます。
歯垢除去力の高さを重視して歯ブラシを選びたい方におすすめです。
先細毛とフラット毛のW毛先で効率よく歯垢を除去できる歯ブラシです。先細毛が歯と歯茎の間の歯周ポケットへアプローチして、フラット毛が歯の裏面の歯垢をしっかり取り除いてくれるので、磨き残しやすい部分までしっかりケアすることができます。
3本セットなのでご家族での使用にもおすすめです。
小さなヘッドを採用することで奥歯まで届きやすくした歯ブラシです。山切りカットのヘッド部分は、大きい山の毛先が奥歯の歯間、小さい山の毛先が歯間にフィットし、磨き残しを防ぎます。
また、S字型の持ち手部分はソフトラバーで覆われており、手にしっかりフィットします。
全ての毛先に先細毛を採用したコンパクトヘッドの歯ブラシです。先細毛が歯周ポケット内の歯垢までしっかり取り除いでくれるので、歯周病ケアを重視したい方におすすめです。
6色パックで家族間での使用にもおすすめのカインズオリジナル歯ブラシです。先細毛を採用しているため、歯と歯の間や歯と歯茎の間など磨き残しやすい部分までしっかりとケアすることができます。
超極細毛が歯と歯茎の間の歯周ポケットまで届き、歯周病の原因となる歯垢をしっかり取り除きます。
薄型でコンパクトなヘッドを採用し、奥歯の細かい部分まで磨くことができる点も特徴の一つです。口が小さめの方や奥歯の磨き残しが気になる方におすすめです。
歯磨きの目的は歯垢を落として口腔内を清潔に保つことです。歯茎にダメージを与えず歯垢をしっかり落とすためにも、正しい磨き方を知っておきましょう。
まず、歯磨きをするときは鉛筆を持つようにして歯ブラシを握ります。鉛筆持ちは余計な力が入らないため、歯茎を傷つけにくく効率的に歯垢を落とすことができます。
歯ブラシの毛先を磨きたい部分に当てたら軽い力で小刻みに動かしましょう。歯を一本一本磨いていくイメージで、歯と歯の間や歯と歯茎の間、奥歯の凹凸面など磨き残しやすい部分は特に意識して磨くことが大切です。
また、歯磨き後は歯ブラシを正しく手入れして清潔に保管しておく必要があります。雑菌を繁殖させないためにも、歯ブラシについた汚れや食べかすを毎回流水で洗い流し、風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。
歯ブラシは衛生面に気をつけて使っていても使用開始から1カ月くらい経つと菌が付着し始めます。また、見た目は新品同様でも徐々に毛先のコシがなくなり歯垢除去力も衰えてきます。
そのため、使い始めてから1~2カ月を目安に新しいものと交換するようにしましょう。ただし、それまでに毛先が開いてきた場合には、その時点で交換するようにしましょう。
歯ブラシを選ぶときは、まず自分の口や歯の状態を把握しておくことが大切です。口の大きさや奥行き、歯や歯茎の状態に合わせたものを選びましょう。
近年の歯ブラシは、メーカーごとに独自の特徴を持った製品も多いため、歯周病ケアや歯茎ケアなど目的に合わせて選ぶのもおすすめです。
歯磨きは正しい方法で行い、雑菌が繁殖しないように管理することが大切です。歯を清潔に保つためにも一か月を目安に交換するようにしましょう。