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野菜が長持ちする「鮮度保持袋キッチンポリ」 効果が出やすい野菜、出にくい野菜は?【実証実験】

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ふみママ

ふみママ

食育インストラクターの資格を持ち、2児の子育てに奮闘中のママライター。お酒好きだが、2020年から訳あって減塩生活を続ける減塩ビギナーでもある。

カフェやコンビニも取り組み中! 食品ロス削減はなぜ大事?

まだ食べられるのに捨てられてしまう食品を意味する「食品ロス」。農林水産省の資料「食品ロス及びリサイクルをめぐる情勢」によると、日本人1人当たりの食品ロス量は1年でなんと約47kg! 1日に換算すると、茶碗1杯分のご飯の量に相当するのだとか。

コーヒーチェーンやコンビニでも、廃棄防止のために値引きシステムを導入している昨今。「もしかすると、ちょっと習慣を変えるだけで、家庭でも食品ロス対策ができるのでは?」と思い立ち、習慣を見直して食品ロス対策を考えてみました。

食品ロス対策を考えるなかで発見し注目したのが、エチレンガスを吸着して野菜やフルーツを長持ちさせる「鮮度保持袋キッチンポリ」。この記事では、その実力を検証する実験結果をお伝えします!

また、定番野菜やフルーツの基本的な保存テクについて、食育インストラクターなのに“面倒くさがり”な私でも実践しやすいように、記事の最後に「早見表」にまとめてみましたので、お見逃しなく!

鮮度保持袋キッチンポリ入りのりんご

右端が、鮮度保持袋キッチンポリ入りのりんご。いろいろな野菜・果物を普通ポリ入りと比べる実験をしてみました♪

野菜や果物の劣化を早める原因は?

せっかく買った野菜や果物なのに、「もう痛んでる!」とがっかりしたことはないでしょうか。野菜や果物は保存方法により、劣化の早さが変わることがありますよね。野菜や果物の劣化を早める原因と言われているのは、主にエチレンガス、温度、水分などです。

バナナの劣化

同じ房のバナナを1本ずつに分け、3種類の保存方法で劣化状態を比べたもの。同じ時間経過でも劣化状態がこんなに違う!

野菜や果物の劣化原因1:エチレンガス

野菜や果物は収穫後も呼吸をしていて、エチレンガスを発生します。エチレンガスとは、野菜や果物を熟成させる植物ホルモンですが、老化を進めることにもつながります。エチレンガスをどれだけ作るかという「生成量」、エチレンガスの影響をどれだけ受けやすいかという「感受性」は、その食材の品目や熟度などによってかなり差があるようです。

野菜や果物の劣化原因2:温度

一般的には、温度が低いほうが野菜の呼吸を抑えるので、品質の変化や栄養損失が進みにくくなります。ただし、冷やし過ぎると低温障害を起こして劣化することも。そのため、野菜は冷蔵庫の野菜室に保存するのが基本です。野菜室は、野菜保存に適した温度と湿度になっているからです。冷蔵庫ごとに環境は異なりますが、一般的な室温は、冷蔵室は3~5℃程度なのに比べ、野菜室は5~7℃程度とやや高めになっています。

冷蔵庫の野菜室

野菜や果物の劣化原因3:水分

葉物野菜の葉先がドロッと溶けるようになったものは「腐敗」と呼ばれる状態で、微生物が関係していると考えられます。こうした微生物は、自身にとっての適温と水分、酸素がある環境だと繁殖しやすくなります。

逆に、乾燥によって食材の蒸発が進み、劣化につながることも。野菜は80~95%ほどが水分ですが、収穫時の5%程度の水分が失われただけで品質が激減すると言われています。水分についてはちょっと複雑ですが、適度なコントロールが大切なのですね!

腐敗した葉物野菜

この3つの劣化原因のうちの、温度と水分に関する保存方法については、この記事では最後に一覧表でご紹介しますが、今回はエチレンガスに大注目。その保存方法について、“ごく普通の家庭のごく普通の冷蔵庫、日常生活にありがちな保存状況”で検証してみたいと思います!

野菜や果物が長持ちする「鮮度保持袋キッチンポリ」とは

エチレンガスに注目して保存実験をするために、今回は「鮮度保持袋キッチンポリ」という食品保存袋を使いました。これは、エチレンガスを吸着できる「ゼオライト」という鉱石の粉末が練り込まれていて、エチレンガスを吸着して袋の外へ放出してくれるというもの。

袋自体は薄手で、普通のポリ袋と同じような使い心地。緑色がかっているので、見分けがつきやすいです。使い方は、野菜や果物をそのまま中に入れ、袋内部の空気をなるべく抜き、口を閉じるだけ。

「この袋に入れるだけで、簡単に食品ロス削減ができるとよいな」と願いつつ、効果のほどを検証してみました!

鮮度保持袋キッチンポリの実力を検証する実験を開始!

2021年9月下旬から約1ヵ月間、鮮度保持袋キッチンポリと一般的な食品保存用ポリ袋(以下「普通ポリ」)に、それぞれに野菜・果物を入れて、空気をできるだけ抜いて密閉クリップで留め、冷蔵庫の野菜室(りんご単品のみ、冷蔵室)で保存する実験をしてみました。

使ったのは、ごく普通の冷蔵庫。そして、低価格スーパーで買った(おそらく)鮮度が同じ食材と、カインズで買ったアイテムです。専門的な実験装置は持っていないので、あくまでも主婦の直観で「もう限界」と感じた時点を「アウト」としました。

鮮度保持実験のために用意した野菜・果物

エチレンガスの生成量と感受性は、その食材の品目や熟度などによってかなり差があります。今回の実験では、農研機構の「野菜の最適貯蔵条件」などを参考に、以下の野菜や果物を用意しました。

  • トマト
  • きゅうり
  • バナナ
  • じゃがいも
  • キャベツ
  • りんご

野菜・果物の鮮度保持実験のために用意したアイテム

  • 鮮度保持袋キッチンポリS・M・L
  • 鮮度保持袋キッチンポリS・M・Lと同サイズの一般的な食品保存用ポリ袋
  • 密閉クリップ
キチントさん パチック

袋用クリップ クレハ キチントさん パチック S 4個。片手でパチッと開けられて便利

では、検証結果をお伝えします!

トマトの鮮度保持実験:鮮度保持袋キッチンポリが圧勝! 10日以上の差が!

鮮度保持袋キッチンポリ入りのトマト

左から、普通ポリ入り、鮮度保持袋キッチンポリ入り

エチレンガスの生成量が多く、感受性は低めな熟したトマト。今回、鮮度保持袋キッチンポリの実力が一番発揮されたのがトマトでした! どちらのトマトも密閉保存でかなり長持ちすることに驚きましたが、14日目に変化が。

トマトの鮮度保持実験【14日目】

14日目には、普通ポリ保存のトマトに割れ目が。トマトの水分が袋内に染みていたので「アウト」にしました。鮮度保持袋キッチンポリ保存のトマトは、この時点では表面はキレイでハリもあり。

トマト

左の普通ポリで保存したトマトには割れ目が発生したので、ここでアウトに

トマトの鮮度保持実験【25日目】

鮮度保持袋キッチンポリ保存のトマト表面に、直径8mm程度のジュクジュクが発生。全体的に、皮にハリはない様子です。

ジュクジュクしたトマト

ジュクジュク部分だけを切り落として生で食べると、さっぱりとしていて、変な味はしませんでした。このトマト実験では、鮮度保持袋キッチンポリが圧勝!

トマト

きゅうりの鮮度保持実験:僅差ながら、どちらも意外に長持ち!

鮮度保持袋キッチンポリ入りのきゅうり

左から、普通ポリ入り、鮮度保持袋キッチンポリ入り

きゅうりは水分によって痛みやすい野菜。エチレンガスの生成量は低く、感受性は高めです。普通ポリと鮮度保持袋キッチンポリに1本ずつ入れて、野菜室で保存しました。

きゅうりの鮮度保持実験【10日目】

どちらも端のほうがプヨプヨに。ただ、中央部分はまだ食べられそうなので実験続行。

きゅうりの鮮度保持実験【18日目】

端のしおれはあるものの、ねばって18日目。普通ポリ保存のきゅうりに白い斑点がヌメッと2、3個出たのでアウトに。鮮度保持袋キッチンポリ保存のきゅうりも、しおれが強いので、切って断面を比べてみることにしました。

きゅうりの断面

左は普通ポリ保存、右は鮮度保持袋キッチン保存のきゅうりの断面

断面を比べると、鮮度保持袋キッチンポリのほうが、端のしおれた部分は乾燥して見え、芯部分は水分が若干多くて黄色く見えました。芯部分が黄色になるのは、熟したからと考えられますが、これは「痛み」とも言えます……。どちらのきゅうりも痛んでいた、と言う結果になりますね。半分に切った残りを、続けて野菜室で保存してみると急激に劣化し、2日ほどで腐敗してしまいました。

きゅうりはあまり日持ちしない野菜なのに、どちらも「ポリ袋に入れることで、こんなに長持ちするとは!」ということにびっくり。普通ポリと鮮度保持袋キッチンポリで差がほとんど出なかったのは、きゅうりは水分が多くて痛みやすく、エチレンガス生成量が低いからかもしれません。鮮度保持袋キッチンポリに入れることで長持ちする野菜と変わらない野菜がある、ということを実感しました。

バナナの鮮度保持実験:吊り下げ保存よりも、鮮度保持袋キッチンポリや普通ポリで冷蔵保存がよい

鮮度保持袋キッチンポリ入りのバナナ

バナナは定番の吊り下げ保存も実験に追加

エチレンガスの生成量は低く、感受性は高めなバナナ。普通ポリ、鮮度保持袋キッチンポリそれぞれにバナナ2本を入れて密閉クリップで留め、冷蔵庫の野菜室でたてて保存した上に、定番の吊り下げによる常温保存(以下、「吊り下げ保存」)も追加。この3パターンの保存方法で比べてみました。

バナナの鮮度保持実験【6日目】

吊り下げ保存のバナナは黒い斑点が皮全体に。普通ポリ保存、鮮度保持袋キッチンポリ保存のバナナには差はなく、どちらも端のほうが黒く変色。

バナナ

バナナの鮮度保持実験【14日目】

吊り下げ保存のバナナは皮全体が黒くなり、表面に凹みも出たので「アウト」に。普通ポリ保存、鮮度保持袋キッチンポリ保存のバナナはともに割れ目が一部あり、1本ずつ中を見ると端のほうが黒くなっていました。

バナナ

左から、吊り下げ保存、普通ポリ保存、鮮度保持袋キッチンポリ保存のバナナ

食べてみると、吊り下げ保存のバナナは乾燥気味で匂いが強く、食べるとねちょっとした食感と甘み、ほのかな苦味。ギリギリ…という印象です。普通ポリ保存と鮮度保持袋キッチンポリ保存のバナナは、もっちりして甘み、うま味が濃厚。気のせいかもしれないのですが、鮮度保持袋キッチンポリ保存のバナナが一番うまみが濃いと感じました。

バナナの鮮度保持実験【30日目】

実験を続けていた普通ポリ保存と鮮度保持袋キッチンポリ保存のバナナ各1本は、表面が真っ黒になったので「アウト」に。切ってみると、中身はきれい。どちらも一部黒い変色がありましたが、もっちり甘く、1本まるごと食べられました。袋による差がわからなかったのは、バナナ自身のエチレンガス生成量が低いことで、袋内に溜まるエチレンガス量にあまり差が出なかったからかもしれません。ですが、とにかくバナナが1ヵ月も持ったことに感動!

バナナ

30日目のバナナを切った断面。左から、吊り下げ保存、普通ポリ保存、鮮度保持袋キッチンポリ保存のバナナ

じゃがいもの鮮度保持実験:芽が出るのを抑えるには、普通ポリのほうがよい

じゃがいも(馬鈴薯)はエチレンガスの生成量が少なく、感受性は中程度。じゃがいもは芽が出ると食中毒の危険性が高まってしまうので、芽が出る前に食べきりたいですよね。

ちなみにじゃがいもの芽は、エチレンガスを受けることで萌芽が抑制されることが報告されています。

今回の実験では、普通ポリ保存と鮮度保持袋キッチンポリ保存で、1ヵ月ほどの間は差が見られませんでした。が! 45日目ごろにわずかな差が……。

じゃがいもの鮮度保持実験【45日目】

鮮度保持袋キッチンポリ保存のほうのじゃがいもに、小さな芽がいくつか出ているのを発見。エチレンガスが袋外に出されたことで萌芽が抑制されず、普通ポリに入れたじゃがいもより若干、芽が出やすくなったのかもしれません。

じゃがいも

45日目のじゃがいも。左は普通ポリ保存。右の鮮度保持袋キッチンポリ保存のものには小さな芽が!

わずかな差ですが、じゃがいもの萌芽を少しでも長く抑えたいなら、普通ポリに入れて保存したほうがよいかもしれませんね。

キャベツ、りんごの鮮度保持実験:鮮度保持袋キッチンポリも普通ポリも長持ちし過ぎて実験期間超え

1ヵ月の実験期間中、大きな変化や差が見られなかった食材は、キャベツとりんごです。キャベツはエチレンガスの生成量が少なく、感受性が高い野菜。りんごはエチレンガスの生成量が多いことで知られ、感受性も高い果物です。

キャベツの鮮度保持実験【34日目】

34日目にキャベツを切ってみると写真の通り、痛みは多少ありますが、まだ生でも食べられる雰囲気です。

キャベツ

実験開始後34日目のキャベツを切ったもの。左は普通ポリ保存、右は鮮度保持袋キッチンポリ保存

キャベツは丸ごとなら、保存方法によっては2週間以上持つと言われています。実験中、どちらの保存方法のキャベツも、黒ずみが少し出始めたのは、たしかに2週間ごろでした。ただ、私の感覚では「この程度の黒ずみなら、まだまだ食べられる!」と判断。でも、そのころから、黒ずみはゆ~っくり増えていったと思います。

普通ポリと鮮度保持袋キッチンポリの差がわかりにくかったのは、キャベツ自身のエチレンガスの生成量が少ないことと、袋の口を密閉していたために「野菜室内のほかの野菜が発生するエチレンガスが袋内に入ってくることが少なかったからかな?」と感じました。

りんごの鮮度保持実験【42日目】

りんごは、約1ヵ月半の実験期間中には2種類の袋による差が出ず、ちょっと拍子抜けでした。

りんご

実験開始後42日目のりんごを切ったもの。左は普通ポリ保存、右は鮮度保持袋キッチンポリ保存。どちらもまだ、みずみずしい味でした

りんごは、冷蔵庫に入れると2~3ヵ月も日持ちする果物。でも、エチレンガスを多量に発生させるので、「鮮度保持袋キッチンポリならエチレンガスを吸着して袋外へ出すため、普通のポリ袋より長持ちするのでは?」と予想していたのですが……。1ヵ月ではどちらも無事で、差は見られませんでした。もう1ヵ月ほど様子を見れば、差が出たかも?!

定番野菜を家庭で長持ちさせる簡単テク

最後に、個人的に「これは家庭でおなじみの野菜!」と思った野菜について、基本的な保存方法を一覧でまとめてみました。

野菜はカットすると、切り口が空気に触れて酸化し、微生物が増殖して痛みが早くなってしまいます。そのため、カットした野菜は、断面をしっかり食品保存ラップで包み、水分の蒸発を防いだうえで保存するのがポイントです。

野菜の保存方法/早見表

野菜室で保存 野菜室以外で保存 新聞紙でくるむ ポリ袋orラップに入れる 保存方法
葉物野菜
レタス
濡れた新聞紙でくるむ
芯をくり抜いて、水分を含んだキッチンペーパーを詰め、ラップか濡れた新聞紙にくるんで野菜室へ。使い残りは、最初にはがした外葉で切り口をくるむと栄養や水分が逃げない。
キャベツ
※1

※2

芯をくり抜いて、水分を含んだキッチンペーパーを詰め、ラップかポリ袋に入れて野菜室へ。

※1:冬場は常温保存も可。

※2:新聞紙でくるんでもくるまなくてもよい。

白菜
※3

※4

乾燥に弱いので、外葉でくるんだうえに新聞紙でくるみ、冷暗所へ。新聞紙がしめったら、マメに交換。使い残しはラップでくるんで野菜室へ。

※3:丸ごとなら冷暗所で保存も可。

※4:ポリ袋に入れても入れなくてもよい。

ホウレン草
濡れた新聞紙でくるむ
乾燥に弱いので、濡れた新聞紙でくるみ、ラップかポリ袋に入れて野菜室へ。茎を下にして立てた状態で保存。
実・茎野菜
きゅうり
※5

※6

水分に弱いので、水気をよく拭き、乾いた新聞紙などにくるんで野菜室へ。低温に弱いので、冬は風通しのよい場所で常温保存でも可。

※5:冬場は常温保存も可。

※6:ポリ袋に入れても入れなくてもよい。

トマト
※7

※8

完熟前は風通しのよい場所で常温保存。完熟したら野菜室へ。ポリ袋に入れて、へたを下にして保存。

※7:完熟前は常温保存も可。

※8:新聞紙にくるんでもくるまなくてもよい。

ピーマン
※9

穴を開けて

呼吸ができるように新聞紙でくるむか、穴の開いたポリ袋に入れて野菜室へ。

※9:常温保存可だが冷蔵保存のほうが日持ちする。

なす
※10

乾燥に弱く、ヘタのところから水分が逃げやすいので、ヘタごとラップ。新聞紙にくるんで野菜室へ。

※10:常温保存可だが乾燥に弱いので新聞紙に必ずくるむ。

カボチャ
カット後

風通しのよい冷暗所で

※11

丸ごとなら、風通しのよい冷暗所で2~3ヵ月保存可。カットしたものは、タネとわたをとってラップをして野菜室へ。

※11:常温保存時は新聞紙でくるむとなおよい。

玉ネギ
※12

風通しのよい場所で

※13

※13

冷蔵庫に入れるよりも、直射日光の当たらない風通しのよい場所で保存するほうが長持ちする。ネット状の袋に玉ネギを吊るしておくとよい。

※12:冷蔵保存可だが、常温保存のほうが日持ちする。

※13:野菜室では新聞紙でくるんでポリ袋に入れて保存。

根菜
大根

冬は風通しのよい場所で


葉を切り落としてから保存。冬は新聞紙かぬれぶきんでくるんで、風通しのよい場所で保存。夏はラップをして野菜室へ。
人参
※14

※15

湿気に弱いので、ポリ袋やラップに包んで野菜室へ。使いかけは、よく水気を拭くこと。

※14:冷暗所でも保存可だが、冷蔵保存のほうが日持ちする。

※15:新聞紙にくるんでもくるまなくてもよい。

ごぼう
冷暗所で

濡れた新聞紙でくるむ

※16

乾燥に弱いので、濡れた新聞紙にくるんで冷暗所へ。冬場は土に斜めに埋めておくのもよい。

冷蔵保存でも日持ちはする。とくに「洗いごぼう」は野菜室での保存が適する。

※16:ポリ袋に入れても入れなくてもよい。

じゃがいも
※17

風通しのよい場所で

※17

低温障害を起こしやすいので、冷蔵庫には入れずネット状の袋に入れて、直射日光の当たらない風通しのよい場所で保存するほうが無難。

※17:冷蔵庫に入れるなら、新聞紙に包んでポリ袋へ入れて保存。

正直、「どんな野菜・果物も、鮮度保持袋キッチンポリに入れれば長持ちする!」という実験結果を期待していましたが……さすがに、それはないとわかりました。劣化原因はエチレンガスだけではなく、室温や水分などによることもあり、品目や熟成度によって要因が変わってくるので、保存方法を覚えるにはやはり経験が必要ですね。

ただ、トマトなど、品目によっては、鮮度保持袋キッチンポリで日持ちがかなり長くなるものがあったのはうれしい発見!

がんばって知識や経験を増やせば、鮮度保持袋キッチンポリをうまく活用できそうです。いろいろ試しながら、野菜・果物の食品ロス削減について、これからも取り組んでいきましょう!

※売り切れや取り扱い終了の場合はご容赦ください。
※店舗により取り扱いが異なる場合がございます。
※一部商品は、店舗により価格が異なる場合があります。
※効果は使用環境や使用状況により異なります。

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