泥汚れで悲惨な玄関タイルを神アイテムでピカピカにお掃除してみた
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目次/ INDEX
こんにちは。魔女っこれいです。家飲みの時間を充実させるべく、七輪やおでん鍋、焼き鳥機など楽しいアイテムを導入するなど、日々試行錯誤しています。
そんな酒飲みの私が最近ハマっているのは「酔パスタ」。
酔パスタとはその名の通り、酔った時に作るパスタです。二日酔いの胃にやさしいパスタではなく、家飲みのフィナーレを飾るシメパスタ。酔って気分が大きくなっている分、食材や調味料を思い切りよく使うのが特徴です。
飲み会の最後に食べる「シメの麺」っておいしいですよね。私はシメがないと飲み終われないタイプなのですが、酔パスタを作るようになってから、家飲みのクオリティが格段に上がったと感じます。
今回は、これまで作った酔パスタの中で、酒飲み仲間にも好評だった6種類の「酔パスタ」をタイプ別にご紹介します。「極力手間をかけたくない」「とにかく贅沢なものが食べたい」などなど、さまざまなニーズに応えられるレシピを用意しました。
酒飲みの酒飲みによる酒飲みのためのパスタを、とくとご覧あれ!
……と、その前にまず、「酔パスタ三原則」をご紹介します。これらは私が考える、おいしい酔パスタを作るために必要な条件。作る(酔っ払う)前におさらいしておきましょう。
酔っ払っている時に計量できる気がしない、という方も多いでしょう。「後で調整すればいいや」というおおらかな気持ちで作るのが酔パスタらしさ。あと、バターやチーズ、具材の量は「思ってる二倍」入れてください。これは単においしいからです。
レシピによってまちまちですが、パスタの茹で汁に加える塩の量は全体の1%が「適量」とされています(パスタの旨味を引き出せる塩分濃度)。しかし、酔っ払いはソースの味を濃くしがち。セオリー通りパスタを茹でると、しょっぱくて食べられない、ということにもなりかねません。これも「後で調整すればいいや」の気持ちで、茹で汁の塩分は薄めにおさえましょう。塩2つまみくらいで大丈夫です。
酔っ払うと油断が生じがち。調理器具はいつもより慎重に扱いましょう。火を使う場合は、消すまで目を離さないようにしましょう。たとえ失敗しても、ケガさえしなければオールOKです。
逆に、この3つさえ守れば、あとは自由です! 自由なほうが面白い。失敗してもパスタならリカバリーもしやすいですし、ラフに作ったほうがうまくいく場合もあるのがパスタです。思い切り楽しんで作りましょう!
材料(1人分)
パスタ……100gくらい
豆腐……半丁
コンソメキューブ……1個
重曹……2つまみ
冷蔵庫の食材(野菜、きのこ、肉類、えび、いかなど、なんでも可)……好きなだけ
パン粉(乾燥・生どちらでも)……1にぎり
塩・胡椒……適量
味が薄ければ……麺つゆ or 醤油適量
味が濃ければ……卵黄1個
【下ごしらえ】
・豆腐はスプーンなどでつぶします。
・冷蔵庫の食材は適当なサイズに切ります。
【作り方】
1.フライパンの半分くらいまで水を注いで沸かします。
2.沸騰したら、フライパンにパスタとコンソメキューブ、つぶした豆腐と食用の重曹を加えて再び煮立たせます。
3.適当なサイズに切った冷蔵庫の食材をドサっと加えます。
4.パスタが程よい硬さになったら、パン粉を投入してなじませます。
***
お湯をたっぷりと沸かした大きめの鍋にパスタを入れる。フライパンに敷いたオリーブオイルでにんにくを炒めて、香りがたったらパスタの茹で汁をおたまで1〜2杯……。
そんな手順は面倒だし、そもそも洗い物は極力増やしたくありませんよね。このパスタは、とにかく手間をかけたくない人にオススメしたい、フライパン一つで完成させる一品です。
タンパク質を分解する重曹の働きで豆腐が溶け、それがソースになるのです!(気になる方は、「豆腐 重曹」で調べて下さいませ)。そして、茹で汁が多すぎた場合も、パン粉が余計な水分を吸って適度なとろみに仕上がります。
溶けた豆腐と食材の旨味を吸ったパン粉が、まるでクリームシチューのようにとろんと麺に絡みますよ。
材料(1人分)
パスタ……100gくらい
コンソメキューブ……1個の半分
バター……好きなだけ
にぼしの粉……パスタが隠れるくらい
塩・胡椒……適量
味が薄ければ……コンソメキューブを追加
味が濃ければ……茹で汁でのばす
【下ごしらえ】
・バターを好きな量だけカットします。
【作り方】
1.大きめの鍋でパスタを茹で始めます。
2.フライパンにバターとコンソメキューブを溶かし、そこに柔らかく茹でたパスタを投入して絡めます。
3.皿に盛り付けたら……にぼしの粉をかける! かける!!
***
これだけ。本当に簡単でしょう。そして、シメには勿論ツマミにもなる酔パスタです。
見た目は地味ながら、にぼしとバターの旨味がぎゅっと詰まった、目が開くようなおいしさなんです。
材料(2人分)
パスタ……200gくらい
いちご煮の缶詰……1個
かにの缶詰……1個
片栗粉……大さじ1
塩・胡椒……適量
いちご煮とかにの缶詰
【下ごしらえ】
・とろみをつけるため、いちご煮の缶詰に片栗粉を加え、混ぜておきます。
【作り方】
1.大きめの鍋でパスタを茹で始めます。
2.いちご煮の缶詰とかにの缶詰をフライパンに丸ごと入れ、混ぜながら弱火にかけます。
3.煮立ったら、硬めに茹でたパスタを投入。好みの硬さになるまでパスタにスープをなじませます。
***
お中元でいただいた、高級な缶詰。ここぞ、という時にまで取っておいたら、いつの間にか賞味期限が切れていた! なんて悲しい出来事がありました。それからは、たとえ高級な缶詰でも使い惜しみせず、酔った勢いでパスタの材料にしています。
これは青森県の郷土料理であるいちご煮(うにとあわびの潮汁)の缶詰と、ズワイガニのほぐし身の缶詰を豪快に合わせた一品。缶詰を丸ごと使うので、2人で食べるのがおすすめです。
酒飲みにはたまらない濃いめの味わい。そして食べる前から、おいしい香りが部屋中に広がる「暴力的な旨さ」を堪能してください。
材料(1人分)
パスタ……100gくらい
ベーコン……3〜5枚くらい
卵……1個
牛乳……卵と同じくらい
小ねぎ……好きなだけ
瓶詰めの調味料……好きなだけ
塩・胡椒……適量
今回使った瓶詰め調味料
【下ごしらえ】
・ブロックベーコンの場合はスライスします。
・卵と牛乳を別のボウルで合わせます。
・小ねぎを小口切りにします。
【作り方】
1.大きめの鍋でパスタを茹で始めます。
2.フライパンに油をしかず、中火でベーコンを炒めます。
3.ベーコンにこんがりと焼き色がついたら、パスタの茹で汁をおたま1杯、茹で上がったパスタをフライパンに入れて馴染ませ、弱火にします。
4.ボウルの卵液をフライパンに流し込み、トングやヘラなどで手早く混ぜます。
5.ソースにとろみがついたら皿に盛り付け、切った小ねぎをこれでもかと散らし、その上から瓶詰めの調味料をこれでもかと乗せます。
***
瓶詰めの調味料、中途半端に残したまま冷蔵庫で眠らせていませんか。同じく使いかけのベーコン、牛乳、小ねぎ、卵を合わせ、余りもの同士で酔パスタを作ってみましょう。
調味料は何でも合わせやすいと思いますが、個人的におすすめなのはにんにく! 背脂! というやつ。豪快にパスタと混ぜて食べれば、“魔性の”味が楽しめます。しょっぱくならないよう、調味料の量は手加減しましょう。
※写真は2人分です
材料(1人分)
パスタ……100gくらい
豚バラ肉(スライス)……5枚くらい
長ねぎ……1本の半分
しめじ……1株の半分
ポン酢……適量
サラダ油……適量
ごま油……適量
塩・胡椒……適量
【下ごしらえ】
・豚バラ肉のブロックを使う場合は、スライスします。
・長ねぎはななめ切りに、しめじは手で裂きます。
【作り方】
1.大きめの鍋でパスタを茹で始めます。
1.フライパンにサラダ油をしいて、長ねぎを炒めます。
2.冷蔵庫を開けて目が合った豚バラ肉としめじをフライパンに投入!! 炒めます。
3.茹で上がったパスタを投入してなじませ、ポン酢と胡麻油で好みの味に仕上げます。
4.皿に盛り付け、豚バラ肉をうず高く盛ります。
***
とにかく肉を食べたい人におすすめしたい酔パスタです。肉は豪快に使いましょう。
豚バラ肉のコクとごま油の香ばしさがベストマッチ。今夜だけは、ダイエットのことを忘れませんか。
材料(1人分)
パスタ……70gくらい
しじみ……1パック
にら……1パックの半分
にんにく……5かけ
輪切りとうがらし……1つまみ
醤油……大さじ1
サラダ油……大さじ1
塩・胡椒……適量
【下ごしらえ】
・しじみは塩水で砂抜きし、よく洗っておきます。
・にんにくはみじん切りにします。
・にらは適当なサイズに切ります。
【作り方】
1.大きめの鍋でパスタを茹で始めます。
2.フライパンにサラダ油とにんにくを入れ、弱火でじっくり炒めます。
3.にんにくの香りが立ってきたら、輪切りの唐辛子としじみ、パスタの茹で汁をおたま一杯分入れて煮立たせます。
4.しじみの殻が開いたら、茹で上がったパスタとにら、醤油を入れて馴染ませます。
***
大量のにんにくとニラを使ったパンチのある一品です。にんにくの香りとピリ辛風味がたまりません。
これではシメられない! 逆にお酒が進んでしまう、台湾風しじみの酔パスタ。
さまざまなレシピを紹介してきましたが、何か大切なものを忘れていませんか。そうお酒です。酔パスタと言うからには、食前酒ならぬ「作前酒」が欠かせません。
ここからは、今回酔パスタを作る前に飲んだお酒を紹介しましょう。
まずはカインズオリジナルの新ジャンルビール黄金。
カインズの店舗でよりどり2本956円だった、カインズオリジナルのワイン。
ワインは1本500円以下と思えないほどしっかりしたおいしさ。口当たりがよく、キレのいい飲み口でした。その後の酔パスタ作りが捗ったのは言うまでもありません。
記事を書くにあたって初めてカインズを訪れたのですが、お酒の品ぞろえに驚きました。缶ビールからワインまで、ありとあらゆる種類がラインナップされています。これなら酒飲みも満足できそう。
ちなみに今回は、フライパンもカインズオリジナルのものを用意して作ってみました。
取っ手の取り外しができて便利なだけでなく、このサイズと深さがとっても使いやすい! パスタも茹でられるので、フライパン一つで酔パスタを仕上げられます。
圧巻の品ぞろえのフライパンコーナー
お酒と調理器具をそろえるところから始めると、酔パスタ作りがより楽しくなるかもしれません。もちろん、家にあるもので整えても構いませんが、時間と予算の余裕のある方はぜひ試してみてください。
冒頭にも書きましたが、酔パスタの食材や作り方にルールはありません。今回紹介したのはあくまで私の好きな酔パスタです。
ぜひ、あなただけの酔パスタを作って、家飲みの時間を充実させてみてください。友達や家族と一緒に家飲みをする時は、即興で「対決」をしても楽しいかもしれませんよ。
そして、酔パスタをお腹いっぱい食べたら、幸せな気持ちでぐっすり眠りましょう。
ダイエットは明日から。片付けも明日の自分が、やってくれるはずです。