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塊根植物(コーデックス)は、個性的な形で人気の高い植物です。室内のインテリアとして塊根植物を取り入れたいと思っている人も多いでしょう。
この記事では、塊根植物を育ててみたいと思っている人に向けて、塊根植物とは何なのか、主な種類や育て方のコツなどを詳しく紹介します。ぜひ、塊根植物の栽培に役立ててください。
塊根植物(コーデックス)は多肉植物の一種です。多肉植物とは、茎や葉などに水をたくさんため込める植物のことで、塊根植物はその中でも根が貯水タンクの役割を果たしているものを指します。
根の部分がぷっくりと大きく膨らむのが特徴で、丸みのある独特の形が人気です。また、膨らんだ根を「芋」とも呼びます。
塊根植物には、どのような魅力があるのでしょうか。ここでは、塊根植物の魅力を3つ紹介します。
塊根植物の魅力は、何といってもバリエーションが豊かな点です。塊根植物の種類は数多くあり、自分好みの植物を探しやすいです。
また、膨らんだ根は、同じ種類でも形が異なるところもおもしろいポイントとなっています。
塊根植物は成長が非常に遅いのも特徴のひとつです。種類や育てる環境などによっても異なりますが、数十年育てられるため長く楽しめます。
また、手間をかけて育てた植物が、少しずつ大きくなったり根が膨らんだりと、些細な変化を楽しめるのも魅力です。
塊根植物は、インテリアのアクセントとしても重宝します。ナチュラルテイストから和風、アジアンテイストなど、さまざまなインテリアと調和しやすく、1つ置くだけで室内の印象が大きく変わります。
塊根植物はどのような種類があるのでしょうか。ここでは、塊根植物の主な種類について解説します。
アデニア属はトケイソウ科の塊根植物です。ツル性の枝を伸ばすものが多く、大ぶりな葉をつけるものが多いのも特徴です。派手な花を咲かせる種類もあるため、花を楽しみたい人にもよいでしょう。
主な品種としては、茶色と緑のツートンカラーが特徴の「アデニア・グラウカ(学名:Adenia glauca英名:不明)」や、枝の分岐が多い「アデニア・スピノーサ(学名:Adenia spinosa英名:不明)」などが挙げられます。
アデニウム属はキョウチクトウ科の塊根植物で、砂漠地帯などで花を咲かせることから「砂漠のバラ」とも呼ばれます。根の部分が大きくなるのが特徴で、かわいらしい形と花のきれいさから人気が高くなっています。
主な品種は、オレンジ色の幹が特徴の「アデニウム・オベスム(学名:Adenium Obesum英名:不明)」、卵型の葉をつける「アデニウム・アラビカム(学名:Adenium arabicum英名:不明)」です。
キフォステンマ属はブドウ科の塊根植物で、成長する際に薄皮がめくれてくるのが大きな特徴です。ツル性の枝を伸ばすものも多く、どっしりとした幹と細長いツルのコントラストが人気となっています。
大きく平たい根が特徴の「キフォステンマ・エレファントプス(学名:Cyphostemma elephantopus英名:不明)」、細長く厚みのある葉が特徴の「キフォステンマ sp(学名:Cyphostemma sp英名:不明)」などが主な品種になります。
ゲラルダンサス属はウリ科の塊根植物で、ツル性の枝を伸ばすのが特徴です。大きめの葉をたくさん伸ばして生い茂るものが多く、ぷっくりとした根と青々とした葉のコントラストが鮮やかです。
人気の品種としては、大きく膨らむ根が特徴の「ゲラルダンサス・マクロリザス(学名:Gerrardanthus macrorhizus 英名:不明)」「ゲラルダンサス・ロバツス(学名:Gerrardanthus lobatus 英名:不明)」などが挙げられます。
サルコカウロン属はフクロソウ科の塊根植物で、ラテン語で「太い幹」という意味があります。その名のとおり、太くて武骨な印象のある枝が伸びるのが特徴で、枝から茂る葉が細かいのもユニークです。
主な品種としては、トゲで覆われている「サルコカウロン・ヘレー(学名:Sarcocaulon herrei 英名:Bushmann candle)」、盆栽としても人気のある「サルコカウロン・ムルチフィズム(学名:Sarcocaulon multifidum 英名:不明)」などが挙げられます。
パキポディウム属はキョウチクトウ科で、ぽってりとしたボディとトゲが多くあるのが特徴の塊根植物です。
塊根植物の中では代表的な種類で、多くの品種が流通しています。また、成長速度が比較的早く、観察しがいもあります。
パキポディウムの王様と呼ばれる「パキポディウム・グラキリス(学名:Pachypodium Gracilius 英名:Pachypodium Gracilius)」、トゲのある幹の「パキポディウム・ラメリー(学名:Pachypodium lamerei 英名:不明)」などが主な品種です。
フォークイエリア属はフォークイエリア科の塊根植物で、10種類程度しか確認されていない希少性の高い種類です。トゲが密生しており、ぷっくりとした根とトゲがスタイリッシュな印象を与えます。
トゲのついた細い枝が特徴の「フォークイエリア・コルムナリス(学名:Fouquieria columnaris 英名:不明)」、黒っぽい体表と緑の葉のコントラストが美しい「フォークイエリア・フォルモサ(学名:Fouquieria formosa 英名:不明)」などの品種があります。
ブルセラ属はカンラン科の塊根植物で、灌木の一種として知られています。樹液がお香として使われる品種もあり、原産地ではさまざまな使われ方をしているようです。
主な品種としては、葉や枝などから爽やかな香りを漂わせる「ブルセラ・オドラタ(学名:Bursera odorata 英名:不明)」が挙げられます。
モモルディカ属はウリ科の塊根植物で、ツル性の葉を伸ばしていくことが特徴です。ぷっくりとした幹で、大きな株になるとヒビが入ります。体表がオレンジになるため、アンティーク調のインテリアにもなじみます。
オレンジのでっぷりとした幹で人気の高い「モモルディカ・ロストラータ(学名:Momordica rostrata 英名:不明)」、球体の幹が特徴の「モモルディカ・ボイビニー(学名:Momordica boivinii 英名:不明)」などが主な品種です。
ユーフォルビア属はトウダイグサ科で、サボテンを思わせる見た目のものやタコの足を連想させる形のものまで、非常にバリエーションが豊富な塊根植物です。そのため、自分好みのものを見つけやすいでしょう。
主な品種としては、丸い形がかわいらしい「ユーフォルビア・オベサ(学名:Euphorbia obesa 英名:Baseball plant)」、トゲに覆われた「ユーフォルビア・スザンナエ(学名:Euphorbia susannae 英名:Suzanne's spurge)」などが挙げられます。
塊根植物はどのように育てればよいのでしょうか。ここでは、塊根植物の育て方について解説します。
塊根植物には「夏型」と「冬型」があるため、自分の育てたい植物がどちらなのかしっかりと確認しておきましょう。
夏型は4~10月頃に生育期、冬に休眠期を迎えるタイプで、冬型は10~3月頃に生育期、夏に休眠期を迎えます。
塊根植物は、基本的には屋外で育てましょう。日光がしっかりと当たって、風通しのよい場所が適しています。
また、冬型の塊根植物でも寒すぎると弱ってしまう可能性があるため、冬は屋内に移動させて育てるとよいでしょう。
塊根植物は生育期、夏型なら4~10月、冬型なら3~10月には水やりが必要です。ただし、塊根植物は乾燥した状態を好むため、頻繁な水やりは必要ありません。
土の表面が乾いて2~3日経ってから水やりをしましょう。休眠期には水を与える必要はないため、断水させてしまって構いません。
塊根植物を育てる際に注意してほしいポイントは、2つあります。ここでは、各注意点について解説します。
茎や根がやわらかくなっている場合は、生育不良になっているのかもしれません。触ってみてぶよぶよしているようであれば、土を軽く掘り起こして根を確認します。
根が黒くなっている場合は根腐れを起こしている可能性があるため、植え替えしましょう。根腐れしていない場合は、水をたっぷり与えて様子を見ます。
ほとんどの塊根植物は落葉性です。基本的には休眠期の前に葉をすべて落とすため、葉が落ちても心配する必要はありません。
生育期になる頃には新芽が生えてきて、また新しい葉が茂ります。
塊根植物は多肉植物の一種で、根がぷっくりと膨らむ独特の形が特徴です。さまざまな種類があり、見た目も異なるため自分好みの植物を探しやすく、どのようなインテリアにもなじみやすいです。
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