埼玉県平野部なぜ暑い? 熊谷地方気象台と熊谷市長に聞いてみた
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目次/ INDEX
強い日差しに負けずに咲き誇るカンナは、夏の庭に彩りを添えてくれます。カンナは丈夫で育てやすく、園芸初心者にもおすすめできる花です。
この記事では、カンナ育てて見たい人のための、育て方やカンナ自体に関する情報を詳しくご紹介します。日ごろの手入れのほか、増やし方などもご紹介します!
カンナは、大きく華やかな花を咲かせます。開花時期や花の色について紹介します。
カンナの花は6月頃から咲き始め、7~10月に開花のピークを迎えます。晩秋には葉や茎は枯れますが、球根(根茎)は土の中に残り、翌年は再び春から生育を始め初夏以降に花を咲かせてくれます。
カンナはオレンジ、赤、ピンク、黄、白など花色が豊富で、二色咲きの花もあります。
また、花だけでなく、赤い縁取りのある葉や、ピンクの筋が入った葉、ブロンズ葉と呼ばれる黒みを帯びた葉の品種などもあり、花が無い時期でもカラーリーフプランツとして楽しんだり、ガーデンのアクセントとして生かすこともできます。
カンナは夏に強く、寒さには弱い花です。草丈は40~200cmまでと幅が広く、背丈が大きいカンナは花も葉も大ぶりで、トロピカルな雰囲気が際立ちます。
カンナの草丈に幅がある理由は、複数の品種が混じっているためです。背が高い品種は、フレンチ系・イタリアン系・南米系で、育つと150~200cmほどになります。
カンナ(学名:Canna 英名:Canna、Indian shot)は、カンナ科カンナ属の植物で「ダンドク」「ハナカンナ」とも呼ばれます。
カンナは南アメリカ原産で、乾燥しがちな環境でも丈夫に育ちます。実生系の品種は根が水につかるような湿地でもよく育ち、夏場には鉢ごと水につけ灌水すると、水やりが楽です。
カンナは、コロンブスにより発見され、1800年代半ばには品種改良が活発に行われました。日本へは江戸時代に渡来しています。
カンナの茎は「葦」に似た中空形状であることから、葦を意味するラテン語「canna(カンナ)」から名付けられています。
また、古代ケルト語で「杖」を意味する「canna」に由来するという説もあります
カンナの花言葉は、「情熱」「快活」「熱い思い」「妄想」などがよく知られています。「情熱」「快活」「熱い思い」は、熱気に負けずに咲く強い花のイメージから付けられました。
一方「妄想」は、トロピカルで幻想的な花から付けられています。ほかにも「永遠」「堅実な未来」という花言葉もあります。
カンナは地植えと鉢植え、いずれの状態でも育てられますが大きくなるものがおおいので、どちらかといえば庭植え向きです。成長すると大きくなるため、スペースに余裕を持たせて植えましょう。
カンナは、日当たりが悪いと花のつきが悪くなります。原産地と同様、日当たりのよい場所で育てましょう。真夏の強い日差しにも耐えます。
カンナは水はけと通気性のよい、弱酸性から中性の土を好みます。鉢植えの場合は市販の草花用培養土を使うことができます。地植えの場合は、1㎡あたり10ℓ程度の腐葉土や牛ふん堆肥などの有機質をすき込んでおくとよく育ちます。
カンナは野生化して増えていくくらいの旺盛な生命力があるので、肥料はあまり必要ありません。植えつけ間もない時は株がまだ未熟なので、月に1回ほど草花用の緩効性化成肥料をあたえるとよいでしょう。
カンナは乾燥に強い植物です。季節ごとの水やりのポイントを押さえましょう。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いてからたっぷり水を与えましょう。
地植えの場合は基本的に水やりは不要です。
鉢植えは、土の表面が乾いてから1週間ほどしてから、土の表面がサッと濡れる程度に水やりをしましょう。
カンナの植え替え・植え付けについて、時期やポイントを紹介します。地植えと鉢植え別に紹介するため、参考にしてください。
植え替え・植え付けの適期は4~5月頃です。
地植えは、30cmまでの深さまで土を耕し、球根を5~10cmまでの深さに横向きに寝かすようにして植えつけます。球根の細い方向から根が伸びるため、根の行く手を遮らないように十分なスペースを持たせて植えましょう。
何個も球根を植える場合は、間隔を60~100cmほど取って植えます。鉢植えの場合は、8~10号鉢に球根を1つの割合で植えていきます。地植えと同じく深さ5~10cmまでの位置に球根を植えましょう。
カンナは花が終わったら花首のつけ根で切ります。秋に地上部が枯れたら、枯れた地上部を切り取ればOKです。
カンナのは球根(塊茎)を分けて増やすことができます。
分球とは、成長した球根を分割する方法です。適期は、4~5月の植え替え・植え付けの時期と同じです。大きく育った球根を、球根細くなった部分で切り分けます。1つにいくつかの芽がつくよう、あまり細かく切り分けないのがポイントです。カンナは生育が旺盛で、すぐに株が大きくなってしまいます。
また、細かな管理をしなくてもよく育ち、野生化していることもあります。庭植えにしていると大株になりすぎることがあるので、手に余る大きさになったら球根を切り分け、適度な大きさに調整し、不要な分の球根は処分するなどの対策をしてもよいでしょう。
カンナを育てる際に気を付けたい害虫や病気、花がら摘みについて紹介します。
カンナは害虫や病気の心配はほぼ不要ですが、アブラムシやヨトウムシが発生することがあります。アブラムシは見つけしだい適用のある薬剤で駆除するか、ホースの水流で洗い流すなど、物理的に取り除きましょう。
ヨトウムシは昼間は土の中に隠れていますが、暗くなると這い出してきて葉などを食害します。夜になってから観察していると見つけることができるので、取り除きましょう。どちらもオルトランなどの浸透移行性の薬剤を株元にまいておく置くことで防除することができます。
咲き終わった花をそのままにしておくとカビが発生することがあるので、見つけたら取り除くようにしましょう。
トロピカルな雰囲気が漂うカンナの花は、真夏の過酷な環境でも華やかな姿を見せてくれます。カンナは乾燥に強い植物ですが、植え付け・植え替え直後は水分を切らさないように注意しましょう。
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