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ユニークな形をした食虫植物、ウツボカズラは、子どもから大人まで人気のある植物です。袋をたくさんぶらさげたような見た目をしており、葉の先からつるを伸ばしてひょうたんの形のようなツボをつけ、虫をツボの中に誘い込みます。そのため、つけられた花言葉は「甘い罠」「油断」「危険」です。
では、実際にウツボカズラの育て方を解説していきます。
ウツボカズラの植え替えは1年に1回、6~8月の気温の高い時期に行います。市販の苗から育てるか、もしくは種から育てることができますが、発芽までが困難といわれています。種をまいてからラップをすると、1~3カ月で芽が出てきますが、発芽しても十分に育つ品種が少ないため、種は新鮮なものを入手するようにしましょう。
ウツボカズラは日当たりの良い場所でよく育ちますが、真夏の直射日光は苦手です。そのため、季節によって管理する場所を選ぶ必要があります。
気温の高い時期は、風通しの良いベランダなどに吊るして育てるといいでしょう。春~秋にかけては日の当たる場所に置き、真夏は直射日光が当たらないように遮光ネットを使うといいでしょう。直射日光に当たると日焼けをしてしまうため、明るい日陰で育てるのがポイントです。
秋以降などの温度が低くなる時期は、室内で育てるのがおすすめです。ウツボカズラは乾燥と低温が苦手なため、冬は室内に置いてガラス越しの日光に当てるようにしましょう。クーラーなどで乾燥しすぎないように、時々霧吹きなどで水を与えて湿度を高めることが大切です。
水やりは表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。しかし、湿度が高すぎると根が腐りやすくなるため、常に湿っている状態などは避けるようにしましょう。夏は毎日水やりをし、冬は土の表面が乾いたタイミングで行うようにし、葉水などで湿度を保つようにしましょう。
ウツボカズラはあまり肥料を必要としません。春~秋の生育期に2カ月に1回、液体肥料を与えるだけで十分でしょう。
Q.ウツボカズラはどのような土に植えるのがいいですか?
A.ウツボカズラは水苔のみか、もしくは腐植質で水はけのよい土で育てます。ピートモス、鹿沼土、赤玉土、ココナッツファイバーなどを利用するのがいいでしょう。水苔は市販で外国産のものが販売されています。
Q.ウツボカズラを育てる際に気を付けた方がいい病気や害虫などはありますか?
A.ウツボカズラは食虫植物ですが、長い間植え替えを行わないと、センチュウと呼ばれる害虫が根につくことがあります。センチュウが寄生すると対策がないため、定期的に植え替えを行って新しい土で育てることが大切です。また、虫はつきにくいものの、ハダニなどがつくことがあるため、見つけ次第駆除しましょう。カビが原因の炭そ病や褐色斑点病にも注意が必要です。
Q.ウツボカズラを育てる際の管理のポイントは?
A.ウツボカズラは枝がつきすぎると袋ができにくくなるため、定期的に切り戻しや剪定を行います。つるが伸びてくる性質なため、6~8月の温かい時期につるの先端を切って整えるようにしましょう。また、冬の寒さ対策として、15℃以下になる場合は室内にいれ、葉に水を与えて乾燥に注意しながら育てることが大切です。
ウツボカズラは虫の好きなニオイで誘惑しますが、袋は虫が落ちやすく、落ちたら登りにくい構造となっています。これが「甘い罠」という花言葉の由来にもなっていますが、育てると可愛らしさが増すため、日々観察しながら育てるのがおすすめです。肥料をあまり必要とせず、水やりも霧吹きなどで定期的に湿らせるだけで十分育つウツボカズラを、ぜひ育ててみてください。