料理研究家・リュウジの簡単やばうまレシピ「キノコ柚子胡椒バターパスタ」
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アザレアはツツジ科の種を交配して品種改良された、常緑性のツツジの総称です。夏に花芽ができ、秋以降も暖かい環境で育てると冬の間に開花させることが出来るため、12〜3月に室内観賞用の鉢花として出回ることもあります。しかし、一般家庭で栽培すると、本来の開花期である4〜5月に開花します。日本の環境にもよく合うので、初心者でも育てやすい植物です。赤、白、ピンク、オレンジ、紫などがあり、花言葉は「愛の喜び」です。
そのほかにもガーデニング用のグローブやハサミ、土入れ、じょうろやホースなどもあるとよいでしょう。
では、実際にアザレアの育て方を解説していきます。
冬に流通する開花株は12〜3月ごろに販売されますが、一般家庭で育てると4〜5月に開花します。開花後と9月下旬に肥料を与え、植え付けは花が終わった直後に行うのがおすすめです。
アザレアは日当たりのよい場所で育てます。冬に開花株を買ってきた時は室内の明るい窓辺などに置いて観賞し、春まで同じ場所で管理します。暖房器具の風が当たると株が傷むので、エアコンやヒーターの風が当たらない場所を選びましょう。
春と秋は終日日が当たる場所で育てます。夏は家の東側など、午後からは直射日光が避けられる場所に移動させましょう。冬は11月ごろまで戸外に置いて寒さに宛、12月になったら室内の明るい場所に取り込みます。育てやすい植物なのですが、真冬の寒さには弱いので、基本的に鉢植えで育てましょう。
土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。特に開花期は土が乾きやすいので、毎日水やりをすることになっても心配無用。夏はさらに乾きやすくなるので、土が乾いていたら朝と夕方の2回与えてもかまいません。秋も春同様、土が乾いていたら、毎日でもたっぷりと水やりをします。冬も土が乾いたら水を与えますが、春〜秋に比べると土が乾きにくいので、水やりの頻度がやや少なくなります。
肥料は花が終わった後と9~10月にに緩効性化成肥料(ゆっくり効く粒状肥料)を与えます。アザレアは開花後に伸びる枝が十分に生育すると、花芽がたくさんできます。翌年の花の数にも影響するので、花後の肥料は忘れずに与えるようにしましょう。
アザレアの植え替え時期は、花が咲き終わった頃の3〜4月にかけて行います。2年目以降は5月に行います。アザレアは成長が早く鉢一杯に根が張っていることが多いため、一回り大きな鉢に植え替えるようにしましょう。その後は2年に1回、やはり花が咲き終わったタイミングで植え替えを行います。植えかえのたびに大きな鉢に植え替えていると鉢がどんどん大きくなってしまいます。これ以上は鉢を大きくしたくないという時は、植え換えの際に根鉢をくずしたら、根を半分ほどハサミで切って植え替えましょう。
Q.アザレアの剪定方法や時期について教えてください
A.花が終わったら伸びすぎた枝を剪定します。植えかえと同時に行うと、木の大きさを調整しやすいでしょう。アザレアは夏に花芽ができます。花芽ができてから剪定をすると、翌年咲くはずの花芽を切り落としてしまうことに。剪定をするのであれば、花芽がない花後に行い、夏〜春までは剪定をしないように気をつけて下さいね。
Q.アザレアを育てる際に注意したい病気や害虫はありますか?
A.葉の表面に褐色の斑点のようなものが表れる褐斑病や、根元が白くなる白絹病などがまれに発生することがあります。高温多湿の環境を避け、風通しの良い状態を保つようにしましょう。また、ツツジグンバイムシやハダニ、ベニモンアオリンガの幼虫にも注意が必要です。4月以降は定期的に殺虫剤などをまき、虫がつかないように管理しましょう。
Q.アザレアの増やし方について教えて下さい
A.アザレアは挿し木で増やすことができます。植え替えや剪定などを行う6月頃に、十分太くなった枝を選んで枝先を6cm程度切り落とします。さらに下葉を数枚落として挿し木用の土にさし、複数の場合は葉が少しふれる程度の間隔をあけて挿し木しましょう。日陰で管理すると秋ごろには根が出てきます。
アザレアは鮮やかな花を咲かせてくれるツツジの仲間。本来は初夏に開花しますが、冬に温かい室内に取り込むと、冬に花を楽しむこともできます。秋に葉が落ちない常緑性なので、一年を通じてグリーンで目を楽しませてくれるのも嬉しいところ。ぜひ愛情を持って育ててみてください。