【つけ置きなし】重曹と〇〇でお風呂椅子と桶をピカピカ掃除
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こんにちは。江ノ島茂道です。
今年も暑い夏がやってきた。そんなときは冷たいものが食べたくなる。
そうめん? アイス? いやいや、夏の風物詩といえば……。
かき氷!
今は、台湾かき氷などもスイーツとしてあるが、家で気軽にシロップを好き勝手かけて食べるかき氷もうまい。でも……。
そんな悩みを解消したい。解決してもらおう。そこで、自宅でできる「おいしいかき氷の作り方」を、雪氷工学を研究する長岡技術科学大学の上村先生に聞いた。
上村靖司(かみむらせいじ)
長岡技術科学大学 機械創造工学専攻・教授。専門は雪氷工学。雪害の評価や対策技術の開発から、再生可能エネルギーとしての雪氷冷熱の活用まで、幅広く雪国の課題に取り組む。高品質な飲料用の氷の研究にも取り組んでおり、天然氷の原理を活かした究極の品質の氷といえる「無気泡単結晶氷」の製造技術の開発に成功。2020年度より市販が始まっている。著書として『雪かきで地域が育つ』(コモンズ)など。
江ノ島
そもそも、おいしいかき氷ってなんですか?
上村先生
一般的には「薄く削る」とおいしくなりますよ。より薄く削った氷のほうが口にやわらかい食感となり、キーンと頭が痛くなる感じになりません。
江ノ島
そうなんですね! 確かに、お店のかき氷は薄くてふわふわなイメージがあります。
上村先生
薄く削るためのポイントは2つ。これさえ守れば、お家でもふわふわなかき氷が作れますよ。
《氷を薄く削るためのポイント》
江ノ島
はやく食べたすぎる。
江ノ島
薄く削りやすい氷って、どういうものなんでしょうか?
上村先生
まずは「凍り方」を知る必要があります。一般的に、氷は周囲から凍っていき、中央部分が最後に凍ります。凍るときに、「掃き出し」といって、不純物は氷の中に取り込まれずに、凍っていない中央部分の水のほうへ濃縮されていくんです。
江ノ島
へぇ〜。不純物が固まるんですね。
上村先生
そうなんです。水に溶け込んだ気体も同様に、中央に残った水の中に濃縮されていきます。そして、溶け込んだ気体の濃度が、溶け込んでいられる濃度の限界を超えると、泡になって出てきます。
江ノ島
もしかして、製氷トレーで作った氷の中央部が、気泡で白くなっているのはそのせいですか……?
上村先生
正解です。気泡の少ない氷のほうが、氷の品質としては高くなります。小さな容器で作った氷だと、気泡の部分が相対的に大きくなります。
江ノ島
なるほど、冷蔵庫にある製氷トレーだと厳しいってことですか?
上村先生
ふわふわなかき氷を作るためには、これは使わないほうがいいですね。
江ノ島
でも、これにジュースを入れて氷を作ったらおいしいじゃないですか。それはやっても大丈夫ですか?
上村先生
それは勝手にどうぞ。
江ノ島
とにかく大きな容器で作ったほうがいいんですね!
上村先生
そうですね。大きな容器で作ると、外側から内側に向かって氷が成長し、透明部分が相対的に厚くなるんです。なので、大きめの容器で中央部分まで全部凍らせずに、真ん中の水を捨てるくらいのほうがいい氷になります。
薄く削りやすい氷なんて家で作れるのだろうか……。
「天然氷を買ってくるしかないのか」とお思いの方、お待ちください。なんと家の冷蔵庫でも、薄くて削りやすい氷を作ることができるそうだ。
教えてもらった方法を実際にやってみた。
江ノ島
家で作ると、お店のようなふわふわした食感にならないんだよなぁ〜。