埼玉県平野部なぜ暑い? 熊谷地方気象台と熊谷市長に聞いてみた
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後悔のない人生を送りたい。
2021年、自宅のリノベーションが完成し、夢見ていたオープンキッチンも手に入れた。好きな街にも住めることになった。でも、叶えてみたい小さな夢はまだまだたくさんある。
その一つが観葉植物に囲まれた部屋で暮らすことだ。
フィカス・ベンガレンシスも、家庭菜園のバジルも枯らしてしまった経験があるから、私の中では観葉植物は少しハードルが高い。だけど、今回のリノベを機に、心機一転し観葉植物のある暮らしを夢見ていた。
1年ちょっとで枯れてしまったフィカス・ベンガレンシス
そう意気込んでいたはいいものの、入居の約5ヶ月後に娘が生まれることもあり、検討に検討を重ねた上、観葉植物は諦めることに。
本音を言うと、部屋に合うような植物を選んでみたかったし、日当たりの良い場所に観葉植物用のスペースとかも作ってみたかった。プチジャングルのような部屋にも住んでみたかった。
でもそんな小さな挫折から、私の植物ライフが花開く。
新しい街に越したことや出産を機に、散歩が趣味になった。歩けば歩くほど頭の中が整理され「ととのう」ような感覚になるので、暇さえあれば娘をベビーカーに乗せて二人でどこまででも歩いた。そんな風に街歩きを楽しんでいた頃、一軒の花屋と出会った。
最寄りの駅から数駅先の街にある小さな花屋だ。オープンしているタイミングは週に数回なのでいつでも行けるわけではないが、珍しい品種の花を数多く揃えているので眺めているだけで楽しい。未知の花との出合いや同世代(であろう)店主との会話を楽しみに、足繁く通うようになった。
夏の花を選ぶ時はやわらかい色みのものを数本混ぜることでバランスがとれること、海外では母の日に「マム」の名称で親しまれている菊の花を贈る文化があることなど。ひとつ花の知識が増えるたびに、推しの花が増えて行く。
観葉植物に囲まれた暮らしは数年先まで叶いそうもないけれど、キャビネットやキッチンの腰壁など花を飾るスペースなら数多くある。娘が小さいうちは「花のある暮らしを楽しもう」と、花屋との出会いでそう思えるようになった。