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あじさい(紫陽花)の育て方|基本的なお手入れと育て方のポイントなどわかりやすく解説

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カインズ How to 園芸編

カインズ How to 園芸編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」の園芸関連のコンテンツを文字起こししています。

美しい花を咲かせるあじさいは、自分で育てて楽しむことも可能です。さまざまな種類があるため、自分好みのあじさいを選べます。

この記事では、園芸の初心者に向けて、あじさいの育て方をわかりやすく解説します。

くわしい栽培方法とともに、季節ごとに押さえておきたい育て方のポイントも解説するため、ぜひ参考にしてください。

あじさいはどんな植物?

あじさいはどんな植物?

あじさい(学名・英名:Hydrangea)は、アジサイ科(ユキノシタ科)アジサイ属の植物です。原産は東アジアや南北アメリカであり、1~3mの高さになる落葉低木です。

6~7月になると、色鮮やかな花を咲かせます。

あじさいの種類

あじさいの種類

あじさいにはさまざまな種類があります。ここでは、それぞれの種類の特徴を解説します。

ガクアジサイ

ガクアジサイは、日本原産のアジサイでヤマアジサイよりもやや大きな株になり、葉にツヤがあります。小さな蕾のような花が中心にあり、大きな花がそれを囲んでいることを「額縁」に見立てたガク咲きをすることからガクアジサイの名があります。しかし、花房全体が大きな花からなる手まり咲きのものもあります。

ヤマアジサイ

ヤマアジサイは、日本の関東よりも西の地域で見られます。枝が細くてツヤがなく、繊細な見た目が特徴的です。「サワアジサイ」ともよばれます。手まり咲きのものも、ガク咲きのものもあります。

アジサイ(ホンアジサイ)

本来はガクアジサイ(Hydrangea macrophylla)のことを指しますが、今はガクアジサイだけではなくヤマアジサイ(Hydrangea serrata)なども交配に使われて、多彩な品種が作り出されています。こうした品種群を広くアジサイと呼んでいます。

西洋アジサイ(ハイドランジア)

西洋アジサイ(ハイドランジア)は、海外で品種改良されて生まれたあじさいです。一時期日本国内にも逆輸入されて好評を博しましたが、現在は日本でも品種改良が進み、わざわざ西洋アジサイを分けて考えることは少なくなりました。寒さに弱いといわれていましたが、最近は一般的なアジサイと同様に育てられるものも増えています。

カシワバアジサイ

北アメリカで原産のアジサイの仲間です。一般的なアジサイよりもがっちりとした枝振りになり、樹高も高くなります。白花が一般的ですが、赤からピンクの花色の品種もあります。名前の通り柏(ミズナラ、ヨーロッパナラなどのオーク類)のような切れ込みのある葉をもち、秋の紅葉も美しいアジサイです。

アメリカアジサイ(アメリカノリノキ)

北アメリカ原産のアジサイの仲間で、大きな白い花を咲かせる「アナベル」が人気です。正しい和名はアメリカノリノキ(Hydrangea arborescens)ですが、アジサイと同じハイドランジア属の花です。剪定は春の芽吹きまでにおこなえばよいので、一般的なアジサイよりも手入れは簡単です。

ピラミッドアジサイ(ノリウツギ)

三角錐型をした花房を付けるためピラミッドアジサイの名前で流通することがありますが、正しい名前はノリウツギ(ハイドランジア・パニキュラータ Hydrangea paniculata)といいます。白、ピンク、赤などの花を咲かせる品種があります。アメリカアジサイ同様、春先までに剪定を行えば花が咲きます。

あじさいを育てる前の準備

あじさいを育てる前の準備

あじさいを育てるときはさまざまな準備が必要です。ここでは、具体的な準備方法について解説します。

苗を用意

あじさいは、母の日に合わせて5月にたくさん出回る開花株を手に入れるか、本来の開花期である6〜7月に苗を手に入れることが多いでしょう。母の日などのギフト用として販売されているあじさいは、プロの生産者が特殊な栽培方法で育てていることもあるため、必ずしも翌年も同じような株姿や花色になるとは限りません。たまたま人からもらったあじあいを植えるのではなく、自分で植えつける品種を選ぶ際は、定番の品種を選んだ方が無難です。

用意するもの

苗木や鉢とともに、あじさいを育てるために必要なものを用意しましょう。具体的には、用土、剪定用のハサミ、スコップか土入れ、じょうろなどを準備してください。

あじさいを育てる場所

あじさいを育てる場所

あじさいを育てるのは、風通しがいい場所がおすすめです。鉢植えで育てる場合は軒下に置くと、ほどよく日に当てながら育てられます。

地植えで育てる場合は、あまり寒すぎる場所は避けましょう。霜や風にも要注意です。特に寒冷地では、冬に乾燥した寒風が当たると花芽が傷んで花が咲かないことがあります。冬季は風が当たらない日だまりや、霜を避けられる軒下がおすすめです。

あじさいを育てる際の日当たり

あじさいを育てる際の日当たり

あじさいを成長させるためには日の光が必要です。ただし、強い日差しが当たると葉焼けの原因になるため、夏場の直射日光や西日には当たらないように気を付けましょう。午前中だけ日が当たる明るい場所などがおすすめです。

あじさいの育て方【1】用土

あじさいの育て方【1】用土

基本的に、あじさいは水はけと水もちの両方のバランスがいい土で育てる必要があります。

また、あじさいのなかには、土の性質によって花色が変化する品種もあります。希望する花色にするためには、土の酸度(pH、ペーハー)にも配慮しましょう。

簡単に言うと、酸度未調整のピートモスを加えると土が酸性になって青花が、石灰や苦土石灰を加えるとアルカリ性になってピンクの花が咲きます。

あじさいの育て方【2】植え付け・植え替え

あじさいの育て方【2】植え付け・植え替え

あじさいの植え付けや植え替えは、落葉した11月〜3月上旬が最適です。

地植えの植え付け方法

植え場所に直径30cm、深さ300cmほどの植え穴を掘ります。掘り上げた土が見えなくなる程度に腐葉土か牛ふん堆肥をかぶせ、よく混ぜます。苗は鉢を外して軽く根を崩し、土を少しだけ落とします。掘り上げた土を植え穴に少し戻し、苗の土の上面と地面が同じ高さになるよう調節し、土を埋め戻します。植えつけたらたっぷりと水を与えます。

用土は庭土ではなく、赤玉土と腐葉土か牛ふん堆肥を7:3で配合した用土、草花用培養土、アジサイ用の培養土を使ってもよいでしょう。

鉢植えの植え替え方法

苗が植わっていた鉢と同じか、一〜二まわり大きな鉢を用意します。必要であれば鉢底網を入れ、そこが見えなくなる程度に鉢底石を入れます。苗は鉢を外して根鉢を軽くくずします。鉢底石が見えなくなる程度に用土を入れ、苗の土の上面が鉢の上のフチから3cmほど低くなるように調節しながら用土を入れます。高さが決まったら、根鉢の土が見えなくなるまで用土を足し、たっぷりと水を与えます。水を与えて土が目減りするようなら、再度用土を足して水をたっぷり与えます。苗を揺すってみてぐらつきすぎないようであれば植えつけ完了です。

用土は庭土か赤玉土に腐葉土(または牛ふん堆肥)を7:3で配合した用土、草花用培養土、アジサイ用の培養土を使ってもよいでしょう。。

開花株の植え替え、植えつけ方法

母の日のギフトにもらったアジサイは、そのままだと鉢が小さいことが多く、夏に水切れを起こしやすいので、植え替えておくと安心です。

鉢に植え替える場合は、アジサイが植わっていた鉢よりも直径が3〜6cm大きめの鉢を使います。根鉢はくずさず、それ以外は鉢植えの植えかえ方法と同様のやり方で植え替えます。

あじさいに葉がある時期は、盛んに生育している時期でもあります。この時期に根を崩してしまうと、茎や葉などの地上部が弱って、翌年花が咲かなくなってしまいます。もともと植わっていた鉢は丁寧に外し、根を傷めないように作業しましょう。植え替え後はたっぷりと水を与え、1週間ほどは日が当たらない場所で水を切らさないように管理します。その後、直射日光が当たらない明るい場所で明るさにならしながら、日に当てるようにします。

あじさいの育て方【3】水やり

あじさいの育て方【3】水やり

あじさいはたくさんの水を必要とする植物であり、水切れしないように注意が必要です。鉢土の表面が乾いてきたらその都度水を与えましょう。

夏は、昼間の暑い時間帯に水が切れて、葉が傷んだりすることが理ます。水が切れないように朝に水やりをし、土が乾いてしまっているようであれば、夕方にも水やりをしましょう。冬はあまり水やりをしなくても大丈夫ですが、冬に咲く草花の水やりをするとき、3回に1回はあじさいにも水を与えましょう。冬の水やりの時間帯は午前中がおすすめです。

庭植えは根づいていれば基本的に水やりは不要です。ただし、植えつけ直後や、葉が萎れているときは水を与えましょう。

あじさいの育て方【4】肥料

あじさいの育て方【4】肥料

芽が伸び始める3月中旬までに固形肥料を与えておきます。化成肥料でも有機肥料でも構いません。鉢植えは土の上に肥料をばらまき、割りばしなどで軽く土となじませておきます。庭植えは枝が広がっている範囲に肥料をばらまき、レーキなどで土を掻いて、肥料をなじませておきます。鉢植えは、開花までは月1回固形肥料を与えるか、二〇〇〇倍に薄めた液体肥料を10〜14日に1回程度水やり代わりに与えます。

あじさいの育て方【5】剪定

あじさいの育て方【5】花がら摘み・剪定

剪定は7月下旬までに行います。剪定後に枝が伸び、秋までに葉の脇に花芽ができます。花芽ができた後に剪定してしまうと、翌年花が咲かないので気をつけましょう。

あじさいの育て方【6】タネまき

あじさいの育て方【6】種まき

あじさいのタネまきに適しているのは3月または11月です。タネをまいてから花が咲くまでには、3~4年程度の期間がかかります。

タネの採取方法

あじさいのタネは、11月頃になると花から採取できます。タネを採取する予定であれば、花がら摘みや剪定をせず11月頃まで残しておきましょう。

あじさいのタネは小さいため、採取する際に落とさないよう小さな袋を用意しておくと安心です。

タネまきの手順

トレーにタネまき用土を敷きます。種まき用の培養土は市販されていて簡単に手に入りますが、小粒の赤玉土でも代用可能です。

土に水をかけたらそのままタネをまきましょう。タネをまいた後は土をかぶせる必要はありません。基本的に、土に水を染み込ませる底面給水で水やりしながら育てます。

本葉が4枚程度出てきたら、鉢に植え替えましょう。

あじさいの増やし方

あじさいの増やし方

あじさいは、増やして楽しむ方法もあります。あじさいの増やし方について、具体的に解説します。

挿し木

挿し木には、「緑枝挿し(りょくしざし)」と「休眠枝挿し(きゅうみんしざし)」があります。緑枝挿しの適期は5~7月または9月です。花芽がついていない、今年伸びた枝を切り取り、挿し床に挿して育てます。

休眠枝挿しは2~3月の休眠期に行う方法であり、昨年伸びた花芽がついていない枝を使用します。切り取った枝を挿し床に挿し、たっぷり水を与えて育てましょう。

株分け

あじさいの株分けは、11月から翌年3月頃に実施します。苗を土から取り出し、傷んだ根は丁寧に取り除いておきましょう。

ハサミやナイフを使って苗を切り分けます。株が大きい場合はのこぎりを使っても構いません。分けた株はそれぞれ植え、たっぷり水やりをして土に定着させてください。

あじさいの育て方のポイント

あじさいの育て方のポイント 

あじさいを育てるには、どのような点を意識したらいいのでしょうか。具体的なポイントを解説します。

夏場の栽培におけるポイント

夏場は日差しが特に強くなるため、あじさいを直射日光に当てないように気を付けましょう。また、水を与えても乾燥しやすく、水切れにも注意が必要です。

土の状態を確認し、十分な水を与えてください。

冬場の栽培におけるポイント

冬は寒くなりすぎないよう、風があまり当たらない場所にあじさいを配置します。水やりは回数を減らしますが、水を与える場合は午前中にしてください。

あじさいは冬になると枯れているように見えるものの、適切な環境を保てば春にまた花を咲かせます。

あじさいを育てる際に注意したい病害虫

あじさいを育てる際に注意したい病害虫

あじさいには、さまざまな病害虫がつくリスクがあります。注意したい病気や害虫について解説します。

病気

あじさいは、花が灰色になる「灰色かび病」にかかりやすいです。また、褐色の斑点が出る「炭そ病」や、白い粉がついているように見える「うどんこ病」になる場合もあります。

いずれも原因はかびであり、風通しが悪いせいで発生します。風通しのいい場所に置いたり、あらかじめ薬剤を散布したりして予防しましょう。

症状が出たときは、該当箇所を切り取って被害の拡大を防いでください。専用の薬剤をしっかり散布するのも重要です。

害虫

あじさいには、アブラムシ、ハダニ、コウモリガの幼虫などが発生する可能性があります。いずれもあじさいから栄養を吸い取ってしまうため、みつけたら早い段階で駆除しなければなりません。

アブラムシやハダニは、薬剤を散布すると駆除できます。ハダニは霧吹きの水でも取り除けます。コウモリガの幼虫が発生した場合は、枝を切り取って処分した方がいいです。

木くずに似た糞がつくため、みつけたらすぐに枝ごと取り除いてください。

あじさいの育て方|年間作業カレンダー

あじさいの育て方|年間作業カレンダー

あじさいの栽培のために必要な作業の適期をまとめると、以下のとおりです。

時期
タネまき 3月、11月
植え付け・植え替え 11〜3月
肥料 3〜7月
開花 5~7月
剪定 7月

 

まとめ

あじさいの花を楽しむためには、さまざまな作業が必要です。丁寧に育てれば、より美しい花を長く楽しめるようになります。好みにあうあじさいを選び、栽培してみましょう。

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オリジナル商品も豊富であり、土や肥料などもボタンひとつで手配可能です。あじさいを育てて楽しむために、ぜひ利用してください。

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