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2020.07.03

調べてみた

網戸を素材で比較!ガラス繊維「グラスファイバー」のメリットとは?

PROツール部 バイヤーM

PROツール部 バイヤーM

カインズ プロ事業部 PROツール部。店舗での経験を経て、2018年より金物担当バイヤーに着任。DIYが好きで、子どもが小さい頃は一緒についてきてくれたホームセンターに、今でも1人で通っている。

穴が広がらない、猫にも強いグラスファイバーの網戸

「網がほつれない、穴が広がらない網戸がある」

そんな都合のいい話、アナタは信じられますか?

虫の侵入を防ぎながら心地よい風を届けてくれる「網戸」の“天敵”と言えば、修復が難しい穴やほつれ。ひとつでも穴が空くと、そこから虫が侵入してきちゃうし、網がほつれていって穴がどんどん大きくなっていくし……。小さい子どもや猫や犬のペットがいるご家庭では、夏の風物詩とも言えるお悩みではないでしょうか。

でも、この令和の時代には、そんな“天敵”をものともしない驚きの網戸があるんです。使われている素材は、なんとガラス繊維! 特殊な加工で、ガラスを繊維状にしているという代物です。

「ガラスの繊維なんて見たことない……。それ、めっちゃ高級品じゃないの?」

いえいえ、そんなことはありません。そしてもちろんカインズでも売っています。

そのガラス繊維とは「グラスファイバー」。実際に触れたことはないかもしれませんが、名前くらいは聞いたことがあるんじゃないでしょうか。

網戸の素材は、ポリプロピレンとグラスファイバー

一般的な網戸の素材には2種類あって、ひとつがポリプロピレン(PP)、もうひとつがご紹介したグラスファイバーです。

網戸に使われるポリプロピレンは、プラスチック樹脂と耐候材(屋外の自然環境に耐えうる素材)を混ぜ合わせ、熱で溶かして引っ張りながら繊維状にしたもの。

太陽光や雨風でダメージを受けることはありませんが、熱に弱く、一度ほつれてしまうとキレイに修復することはできません。

荷物の梱包などによく使われる「ビニールひも」もPPでできています

荷物の梱包などによく使われる「ビニールひも」もポリプロピレンでできています

対してグラスファイバーは、ガラス玉のような原材料を熱で溶かして引っ張りながら繊維状にし、塩化ビニールで被覆したもの。熱に強いだけでなく、ほつれない、網目の穴が広がらないのが特長です。

用途によって加工・配合は変わりますが、身近なところだとテントの膜やサーフボード、工業製品としては自動車や飛行機などの補強にも使われています。

コレがグラスファイバーの原材料で、加工前はガラス玉のような形をしています

コレがグラスファイバーの原材料で、加工前はガラス玉のような形をしています

ほとんどの住宅やお店の網戸には、前者のポリプロピレンが使われています。その一番の理由は、単純にポリプロピレンのほうが少し安いから。

また、グラスファイバーの網戸の存在やメリットが広く認知されていないというのも、あまり普及していない理由のひとつと言えるかもしれません。

網戸の防虫性能を表す「メッシュ数」とは?

網戸を買うときに、材質とともに必ずチェックすべきなのが「メッシュ」の数値。

「1インチの中に、縦横の合計で糸が何本あるか」を表していて、数値が大きいほど目が細かくなり、防虫効果が高まります

網の目の種類

メッシュ数が多いということは、それだけたくさんの糸が使われているということなので、数字に比例して値段も少し高くなります。

20メッシュでも、蚊をはじめとしたたいていの虫の侵入を防ぐことができますが、小さな虫が多く発生する地域に住んでいる方は、メッシュの数値が大きいものを選ぶとよいでしょう。

グラスファイバーの網戸のメリット

グラスファイバーの網戸は、ポリプロピレンの網戸と比べると、次のようなメリットがあります。

  • 網がほつれない
  • 穴が広がらない
  • ポリプロピレンと比べてかなり熱に強い
  • 巻き癖、折り癖がつきづらい

商品名としても謳っている「熱に強い」については、簡単な実験にトライ。実際に約1秒間、2種類の網戸にロウソクの火をあててみました。

その結果、ポリプロピレンのほうはスグに穴があきましたが、グラスファイバーのほうは焦げ跡がつく程度でした。

左がグラスファイバーの網戸、右がPPの網戸

左がグラスファイバーの網戸、右がポリプロピレンの網戸

そして、意外と見逃せないのが「巻き癖、折り癖がつきづらい」というところ。

網戸の張り替えをDIYする方も多くいらっしゃいますが、ポリプロピレンの網戸は買ったときの巻き癖が強く残り、張り替えるときにクルクル巻き戻ってしまうので、網戸用クリップなどの道具がないと張り替えられません。

グラスファイバーの網戸も巻き癖がないわけではありませんが、ポリプロピレンと比べるとかなり作業しやすいはず。

グラスファイバー網戸のメリットは、丈夫さと使いやすさが両立されているという点です。

さらにグラスファイバーの網戸なら、ポリプロピレンでは絶対にできなかった折り畳みまで可能です。これなら持ち帰りも楽チンですし、マンションの宅配BOXにも入れられます。

開封直後は少しだけ折り癖がついていますが、張り替え作業の過程でキレイになくなりますので安心してください。

グラスファイバーの網戸のデメリット

グラスファイバー網戸のデメリットは、ポリプロピレンの網戸と比べると、次のとおり。

  • 値段はポリプロピレンより少し高め
  • 出回っている量が少なく、メッシュ数やサイズの選択肢も少ない

同じ仕様の商品(20メッシュ・200cm×91cm)で値段を比べると、ポリプロピレンが245円(税込)、グラスファイバーが598円(税込)と、2倍以上の価格差があります。

そのため、家に子どもや猫、犬がおらず、網戸の強度や張り替えやすさをそこまで求めない方は、ポリプロピレンを選んだほうがお得です。

網戸の色については、ポリプロピレンもグラスファイバーも、ブラックとグレーの2色展開。

一般的によく使われているのはグレーですが、ブラックは網戸越しでも、室内から屋外がキレイに見通せます。

暑さが本格的になる前に、ご自身のスタイルに合った網戸を選んで、ぜひとも張り替えDIYにチャレンジしてみてください。

>>「網戸の張り替え」をDIY【動画アリ】

※商品の価格は記事公開時点のもので、変更される可能性があります。

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