縄文時代の鍋料理が食べたくて、とりあえず土から鍋を作ることにした
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目次/ INDEX
ガスコンロに使われている五徳は、鍋やフライパン、やかんなどから油が飛び散ったり、汁が吹きこぼれて付着したりして汚れやすい場所です。そうした汚れを放置すると頑固な焦げつきとなり、簡単には落ちなくなってしまうため、材質に合わせた洗剤を使い、汚れの度合いに応じた掃除方法を実践することが大切です。
そこで今回は、五徳の掃除方法について、材質や汚れの度合い別に解説します。併せて、掃除の負担を軽減するための、五徳の使い方のポイントについても見ていきましょう。
五徳は、ガスコンロを使用する際に、鍋ややかんなどの調理器具を安定させるための器具です。ガスコンロの火が出る部分をバーナーキャップといい、このバーナーキャップごとに五徳があるのが一般的です。
ただし、ガスコンロの形状によっては、複数のバーナーキャップの五徳がひとつにまとまった形になっている物もあります。
五徳には、「ホーロー製」と「ステンレス製」の2種類あります。黒いホーロー製の五徳が主流ですが、現在は高級感のあるステンレス製も多くあります。まずは、自宅の五徳の材質をチェックして、洗剤や掃除方法を選ぶことが大切です。
五徳は、毎日こまめにお手入れすることが理想です。使用後に軽く水拭きするだけでも、頑固な焦げつきを防げます。五徳を、汚れたまま放置してしまうと、軽い掃除では落とせないしつこい焦げつきとなってしまいます。
そうならないためにも、1週間に1回は重曹や専用のクリーナーを使って掃除しましょう。休日などに普段よりも少し時間をかけて掃除をすれば汚れも溜まりにくくなり、掃除の負担を大きく軽減できます。
五徳が汚れる主な原因は、調理の際に付着した油汚れや食べ物のかす、吹きこぼれなどです。これらの汚れは酸性であるため、アルカリ性の性質を持つ重曹を使った掃除がおすすめです。
酸性の汚れは、アルカリ性の洗剤を使うと中和されて落としやすくなります。また、重曹にはたんぱく質を分解する性質もあるため、食べ物のかすや吹きこぼれなどにも効果的です。
ホーロー製の五徳は、昔から多くの家庭のコンロに採用されています。色が濃いため汚れや傷が目立ちにくく、比較的お手入れもしやすい点がメリットです。ここでは、ホーロー製の五徳の掃除手順を見ていきましょう。
なお、五徳の汚れの多くは酸性の汚れのため、重曹を利用します。そのほかにもいくつか、下記のような物をご用意ください。
<用意する物>
<掃除手順>
なお、五徳が入るサイズの鍋がなければ、桶や洗面器などにお湯と重曹を混ぜて、つけ置きするだけでも効果が期待できます。
ステンレス製の五徳は、高級感のある見た目と耐久性の高さが魅力です。しかし、加熱によって先端部分が変色しやすいため、きれいな状態を維持するためにはこまめなお手入れが必要です。続いては、ステンレス製の五徳掃除の手順についてご説明します。
なお、ステンレス製の五徳を掃除するには、専用のステンレスクリーナーが必要です。そのほかにも、下記のような物が必要となります。
<用意する物>
<掃除手順>
なお、油汚れがこびりついて、専用クリーナーだけでは落としきれない場合は、ホーロー製と同じように、重曹水のつけ置き掃除も効果が期待できます。40℃程度のお湯1Lに、大さじ1の重曹を溶かした重曹水を用意し、1時間程度つけ置きしましょう。
汚れの度合いによって五徳の掃除方法を変えることで、普段のお手入れの手間を抑えられます。
ここでは、汚れの度合いを軽度・中度・重度の3段階に分けて、市販のアイテムを使った掃除方法を見ていきましょう。
軽い油汚れや吹きこぼれなどの軽度の汚れには、重曹を含むウェットシートを使った掃除がおすすめです。この重曹を含むウェットシートは市販されています。
ガスコンロから五徳を取り外して、汚れが気になる部分をシートで拭き掃除しましょう。
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少し放置したことで焦げつき始めている汚れには、市販の重曹スプレーを使ったつけ置き掃除がおすすめです。
五徳全体にスプレーを吹きかけて、しばらくつけ置きます。その後、スポンジで汚れを落としていきます。最後に水で洗い流し、乾燥させたら掃除は完了です。
油や食べ物のかすなどがこびりついた重度の汚れには、五徳を直接煮沸する方法が効果的です。前述したように、重曹と鍋を使って煮込む方法でお手入れをしていきましょう。
ステンレス製の五徳にも重曹は利用できますが、熱を加えると五徳が変色するおそれがあるので、煮沸するのではなく、重曹を溶かしたぬるま湯につけ置きします。
五徳の汚れが頑固で、家庭での掃除では汚れを落としきれない、鍋に入らないほど五徳が大きくて掃除が困難という場合には、プロのキッチンクリーニング業者にクリーニングを依頼するのもひとつの方法です。
キッチン全体の掃除を任せられるプロの業者に、五徳はもちろん、換気扇やシンク、排水口など、汚れやすい場所全体を掃除してもらいましょう。
毎日のように使用する五徳は、日々のガスコンロの使い方やお手入れ方法を工夫することで、しつこい汚れを防ぐことができます。
ここでは最後に、五徳をきれいに保つためにできることを見ていきましょう。
五徳に付着した油汚れや食べ物のかすは、冷えて固まると落としにくくなってしまいます。そのため、普段の五徳の掃除では、まだコンロが暖かい状態のうちに汚れを拭き取ってしまうことがポイントです。
調理後に五徳の汚れを見つけたら、冷えて固まる前に重曹成分を含むウェットシートなどを使って、さっと拭き取ってしまいましょう。軽い汚れなら、食器用洗剤を含ませた布巾などでも手軽に落とせます。
特に気温が高い夏場は、冬場よりも汚れが冷えて固まるまでに時間がかかるため、拭き掃除の負担を抑えられます。夏場に五徳の汚れを溜め込まなければ、年末の大掃除の手間も軽減できるでしょう。
ただし、冷える前の五徳の掃除をするときは、やけどをしないように十分な注意が必要です。ゴム手袋や軍手などで手を保護してお手入れをすることをおすすめします。
掃除してきれいになった五徳は、できるだけその状態を維持したいところです。
そこで、お手入れの最後の仕上げとして、キッチンペーパーなどにサラダ油を含ませて、五徳全体に薄く塗り広げましょう。五徳に油を含ませておくと、軽い焦げやサビを予防することができるのです。また、油で膜を張ることで、付着した汚れを落としやすくなります。
五徳の軽い汚れを毎日掃除するときは、布巾ややわらかいスポンジを使います。五徳にこびりついて固まった汚れは、ナイロン不織布スポンジやたわしなどで強くこすらなければ、汚れを落とせなくなってしまいます。しかし、こうした硬いスポンジやたわしは研磨する力が強く、五徳を傷つけてしまうおそれがあるため、なるべく使用を避けたいアイテムでもあります。
五徳を傷つけないためにも、汚れを簡単に落とせるうちに、やわらかいスポンジを使って掃除しましょう。
五徳の掃除と聞くと頑固な油汚れのイメージが強く、「年末の大掃除のタイミングなどに時間をかけてきれいにする物」とイメージする方もいるかもしれません。しかし、普段からこまめに軽い拭き掃除をしたり、材質や汚れの度合いに合わせてお手入れをしたりしておけば、常に清潔で見た目もきれいな状態を保つことができます。
五徳の掃除頻度やお手入れ方法を見直すことで、しつこい汚れに悩まされずに使えるようになるでしょう。
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