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パキラを水挿しで栽培するには? 始め方や管理方法、土への植え替え方法を解説

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株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

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ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

パキラは暑さや乾燥に強く、光沢のある葉色が特徴の観葉植物です。大きく成長するため定期的な剪定が必要ですが、切り取った枝を水挿しで育てると新たな株を増やすことができます。今回は、パキラを水挿しで育てる方法や土への植え替え方法を解説します。

パキラの特徴

パキラの特徴

パキラは中南米を原産地とする常緑樹です。熱帯生まれであることから暑さや乾燥に強く、初心者でも育てやすい観葉植物として人気があります。放射状に広がる艶やかな緑色の葉が特徴で、大きく育つと高さが20m以上になる高木です。

パキラは耐陰性にも優れており日陰でも育てることはできますが、枝が間伸びしたり軟弱になったりするため、できるだけ日当たりのよい場所に置きましょう。室内であれば、レースカーテン越しの窓辺など、風通しが良く適度な光が当たる場所が理想的です。ただし、夏場の強い直射日光は葉焼けの原因となるため避けましょう。

パキラは乾燥にも強い植物ですが4~9月の生育期は水の吸収が早いため、夏場は表土が乾いたタイミングで水やりを行います。冬場は根腐れを防ぐため、表土が乾いてから4~5日後に水をやりましょう。水やりの際は、季節を問わず鉢底から流れ出るくらいたっぷりと与えます。

剪定をして株を増やす場合には、生育期である5~7月が最適です。この時期は生長が盛んなため発根しやすく、しっかり根を張ることができるでしょう。反対に、苗に負担のかかる真夏や成長が止まる冬場は、水挿しをする時期としては適していません。

水挿しで育てる際に用意するもの

水挿しで育てる際に用意するもの

パキラを水挿しで育てるときは、主に容器と肥料、剪定はさみの3点を用意しましょう。ここでは必要備品を詳しく解説するとともに、おすすめ商品も併せてご紹介します。

容器

水挿しで使用する容器は、底穴が開いておらず枝が2~3節水に浸かる深さのものであれば何でも使うことができます。花瓶やコップなどの身近なもので十分ですが、インテリアとして活用するならおしゃれなガラス容器もおすすめです。透明の容器を使用すれば水の減り具合がわかりやすいため、初心者の方でも育てやすいでしょう。

ジータガラスS グレイグリーン

高さ約15cmの小さなガラス瓶です。格子状に模様が入ったおしゃれなデザインが特徴で、インテリアとして観葉植物や花を楽しみたい方におすすめです。透明なので水耕栽培で使用すれば発根の様子を観察することができ、水やりのタイミングも判断しやすくなります。

水耕栽培用の肥料

水道水に含まれるミネラルも植物の養分となりますが、発根するには不十分です。水を入れ替えるたびに肥料を入れて成長を手助けしましょう。水挿しで使用する肥料は、水耕栽培用として販売されているものを使用します。

ハイポネックス キュート ハイドロ・水栽培用150ml

マグネシウムやカルシウム、鉄などのミネラルをバランス良く配合した水耕栽培用の肥料です。即効性に優れ、植物の成長を助けます。薄めずにそのまま使用できるので、初心者の方にもおすすめです。

剪定はさみ

剪定する際に切り口の細胞を潰さないよう、剪定はさみは切れ味の良いものを使います。また、切り口から雑菌が入ることを防ぐため、使用前に洗って消毒をしておきましょう。

【CAINZ-DASH】ガーデニングマルチはさみ【別送品】

グリップ一体構造で丈夫な剪定はさみです。ニッケルメッキで仕上げており、切れ味の良さが特徴。植物の枝や茎をはじめ、薄紙やビニールホースもよく切れるため、農作業やガーデニングにおすすめです。

パキラを水挿しで育てるときの手順

パキラを水挿しで育てるときの手順

水挿しは初心者の方でも簡単に株を増やすことができる方法ですが、確実に発根させて元気に成長させるためにはいくつか押さえておきたいポイントがあります。ここでは、水挿しで育てる手順と元気に育てるコツを解説します。

挿し穂を入れる容器を準備する

剪定した挿し穂をすぐに水に浸けられるよう、最初に容器を準備しておきましょう。容器に枝の2~3節が浸る量の水を入れ、水耕栽培用の肥料を適量混ぜます。肥料は水を入れ替えるタイミングでその都度入れるようにしましょう。

新しい枝葉を剪定する

植物を剪定するときは、古く、傷んだ枝葉を中心にカットしますが、株を増やすための挿し穂には新しい枝葉を選びます。元株から再び芽が出てくるように、生長点の上でカットすると良いでしょう。枝は10~20cmくらい残すようにして、切り口を斜めにカットすることが大切です。こうすることで切り口の面積が広がり、水分を吸収しやすくなります。

葉を半分に切る

剪定した挿し穂は根が張っていないため、切り口から吸い上げる水分量よりも葉から蒸発する水分量が多くなってしまいます。吸水と蒸発のバランスを取るためにも、挿し穂についている葉をすべて半分にカットしましょう。また、挿し穂の下部についている葉は容器に入れたときに水に浸かってしまうため、丸ごと取り除いておきます。

風通しの良い明るい日陰に置いておく

挿し穂を容器に挿したら、あとは発根を待つだけです。1~3日に一度は水を入れ替え、水耕栽培用の肥料で養分を補ってあげましょう。挿し穂を入れた容器は、カーテン越しに光の入る窓辺など、風通しの良い明るい日陰に置いておくことが大切です。

水挿しでの管理方法

水挿しでの管理方法

剪定したパキラが水挿しで健康的な根を出すためには、適切な環境下で育てることが重要です。ここでは、水挿しで増やした株の正しい管理方法を解説します。

発根までの期間

水挿しを始めてから2週間ほど経つと、切り口の付近から白いポツポツとしたものが見えるようになります。これが発根した新しい根であり、3週間から1カ月くらいでしっかりとした根が伸びてくるようになります。10cm以上に伸びた根が数本揃ってきたら、土への植え替えが必要なサインです。

置き場所

室内で育てる場合にはレースカーテン越しの窓辺など、風通しが良く、適度な光が入る日陰に置きましょう。夏場はエアコンの冷気が直接当たらないよう注意が必要です。

また、屋外で管理する場合は、葉焼けの原因となる直射日光を避けることが大切です。ベランダなど、日陰になっている場所を選びましょう。

水やりの頻度

水挿しをしたパキラは、常に枝の2~3節が水に浸かっているように水量をコントロールします。水が減っていたら継ぎ足し、長くても3日に一回は水を入れ替えましょう。水の入れ替え頻度が少ないとカビや雑菌が繁殖し、植物に負担がかかります。毎日水の品質をチェックし、濁りやヌメリがあるときはその都度清潔で新鮮な水に交換します。

また、暖かい季節になると水温が上がって水が腐りやすくなるため、一日に一回は水を替えましょう。

 

病気・病害虫の対策

パキラを水挿しで育てる際に注意したいのが炭疽病などの病気です。炭疽病を発症すると、葉に円形の病斑ができて穴が開いてしまいます。葉先から枯れていき、周囲の葉へと伝染するため、被害に遭った葉はすぐに切り落としましょう。炭疽病はカビなどが原因となって発症する病気なので、風通しを良くして高温多湿を避けることも予防につながります。

また、カイガラムシやハダニなど、植物を弱らせる害虫にも注意が必要です。カイガラムシは薬剤が効かない種類のものもいるため、見つけた場合は手で取り除きましょう。ハダニは植物に寄生する厄介な害虫ですが、水に弱い性質があるため、見つけたら水をスプレーして駆除します。ただし、大量発生してしまった場合は、水だけでは駆除しきれないため、薬剤で対応しましょう。

土への植え替えの手順

土への植え替えの手順

パキラは水挿しのままでも育てることはできますが、根が伸びるスペースが減ってくると枝葉の成長も滞り、幹が細ったりバランスに欠けた育ち方をしたりする可能性があります。安定感のある美しい育ち方を促すためにも、ある程度成長したら土に植え替えてあげるのもおすすめです。

ここでは、植え替えの際に必要なものと手順を解説します。

用意するもの

パキラを土へ植え替えるときは、大きさに合った鉢と観葉植物用の培養土、鉢底ネット、鉢底石、ハサミ、スコップなどを用意しましょう。鉢の大きさは水挿しで使用していた容器よりも一回り大きいものがおすすめです。

クリスタルソイルボール クリア

クリスタルソイボールは水に浸すと膨らむ園芸用の吸水性ポリマーです。用土の代わりに使用できるため、室内に土を持ち込みたくない場合などに便利です。涼しげでおしゃれな見た目が特徴で、小さめの株をテーブルグリーンとして飾る際にもおすすめです。

LG ハイドロカルチャー Mサイズ 1L

高温で焼成することで無菌状態を実現したハイドロカルチャー用の土です。無菌無臭の清潔な用土なので虫による被害が少なく、室内でも安心して育てることができます。ハイドロボールとも呼ばれるこちらの用土は、水を溜め込む性質があるため、水やりの頻度が少なくても枯れにくく、水の過不足もわかりやすいのが特徴です。

パキラセメントポット

全長32cmの小さめのポットで、お部屋のアクセントやテーブルグリーンとして手軽にパキラを育てることができます。セメント製のポットは価格が手頃で、劣化しにくいのが魅力です。小さくてもしっかりとした重量感を感じられるため、幹が太く存在感のあるパキラとよく合います。

観葉植物を育てる培養土 14L S

水はけが良く、観葉植物の根腐れを防ぐことができる培養土です。赤玉土やバーク堆肥、ヤシ殻繊維、鹿沼土、軽石などを原料とし、化学肥料を含んでいるため、初心者の方でも簡単に植え替え作業を行うことができます。艶やかな葉の観葉植物を育てたい方におすすめです。

ネット入り鉢底石

鉢底に敷くことで通気性と排水性を良くし、植物の根腐れを防ぎます。0.5Lずつネットに入っているため、鉢の大きさに合わせて調整でき、使用後は培養土と分別しやすいのが特徴です。繰り返し使えるため経済的で、手軽に観葉植物を楽しみたい方におすすめです。

植え替えの手順

水耕栽培から土への植え替えは、5~9月の生育期に行いましょう。 まずは新しい鉢の底穴に底網を敷き、その上から鉢底石を網が見えなくなるくらい乗せます。さらに、用土を鉢の半分くらい入れたら、水挿しで育てたパキラを新しい鉢に移します。鉢の大きさに合わないくらい長い根があるときは適度な長さに切っておきましょう。

パキラの位置が決まったら、根や幹の間に隙間がなくなるよう用土を足して安定させます。用土は鉢一杯に入れるのではなく、上から3cm程度余裕を持って入れることが重要です。こうすることで、水やりをしたときに土があふれるのを防ぐことができます。

植え替えが終わったら、鉢底から水が流れ出るくらい水を与え、風通しの良い明るい日陰で管理しましょう。

水耕栽培から土に植え替えると、土から水分を吸収することに慣れておらず吸収効率が低下すると言われています。十分に吸水しきれず枯れてしまうこともあるため、植え替え後、数週間は多めに水を与えるようにし、その後は徐々に減らしていきましょう。

剪定したパキラを水挿しで育て、新しい株の成長を楽しみましょう

新しい株の成長を楽しみましょう

水耕栽培は根が出やすいため初心者でも簡単に株を増やすことができます。適切な手順で水挿しを行った後は、風通しの良い明るい日陰で管理し、こまめに水替えをして清潔な水質を保ちましょう。

また、パキラをバランス良く大きく育てたい場合は、水耕栽培から土に植え替えることもおすすめです。用土の入れ具合や水やりの量に注意しながら、新しい株の成長を楽しみましょう。

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