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布団の正しい干し方とは? 季節ごとの適切な干し時間や回数、ダニ・カビ・花粉対策について解説

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青柳裕一

青柳裕一

カインズ ライフスタイル事業部 インテリア・ファニシング部 寝具バイヤー。2004年に入社し、店舗を経験後、 寝具を担当するようになって9年目。毎日使う布団やまくらの奥深さを日々痛感。「少しでも気持ち良く眠れるには?」を勉強中です。

布団干しが快眠の鍵を握る

良いコンディションの布団は睡眠の質を向上してくれる

良いコンディションの布団は、睡眠の質を向上してくれます。「睡眠は人生の3分の1を占める」と言われますが、睡眠の質を上げることは、人生をよりハッピーにする近道かもしれません。

でも、その睡眠の質を左右する布団などの寝具について、無頓着な人が多いのも事実。フカフカの布団に包まれて眠ると、朝までぐっすり快眠できますよね。そして、布団をフカフカの良いコンディションにするためには「布団干し」がとても必要なんです。

そこで、カインズの青柳裕一(ライフスタイル事業部インテリア・ファニシング部)が、そんな睡眠の鍵を握る「布団干し」について、家庭でできる布団のケアや、最適な干し時間や天気との関係、ダニ対策など、すぐに実践できるポイントを解説していきます。

布団干しはなぜ必要? 寝汗と布団の関係とは?

毎日、ぐっすり快眠できたらいいなと思うことってありますよね。快眠とは「気持ち良く眠ること」。ですから、睡眠をサポートしてくれる寝具もコンディションが良いほうが、寝心地が良くなり、快眠しやすくなります。まずは、布団のコンディションの良し悪しとは何かをご説明していきます。

布団の良いコンディションとは、簡単に言うと「買った時のようなフカフカな状態」です。安心して体を休めることができます。

一方、布団の悪いコンディションとは「湿気がたくさん溜まった状態」です。人は寝ている間に多くの汗をかくため、実感はなくても、使うたびに布団は寝汗をどんどん吸い続けます。こうして湿気が溜まった布団は、そのままにしておくと悪臭を放ち、ダニ・カビの温床に。これは布団にとって最悪のコンディションで、布団自体の寿命も縮まってしまいます。

布団の大敵は湿気です。だからこそ必要になるのが「布団干し」。定期的に干すことで布団の湿気をとり、フカフカな状態を保つことができるのです。さらに、綿の弾力性や羽毛の保温性など、素材本来の特徴を長持ちさせ、布団自体の寿命も長くすることにも繋がります。

ただし布団干しには、効果を上げるために注意すべきポイントがいくつもあります。詳しく見ていきましょう。

布団の正しい干し時間と干し方とは?

布団干しでまず大事なのが、最適な干し時間干す頻度。そして、日光の当て方です。

それぞれのポイントを見ていきましょう。

1.布団を干す頻度と干し時間は、素材&季節で調整する

布団を干す頻度を増やし過ぎると、かえって布団を傷めてしまう可能性があります。基本的に布団干しは週1回程度、干し時間は表・裏それぞれ1~2時間程度を目安とするとよいでしょう。

さらに、季節や素材によって、干し時間を次のように調整できると理想的です。

【布団干しの最適な頻度と、季節ごとの干し時間】

  • 合繊(ポリエステル)布団……週1回程度。片面の干し時間は、夏なら約1~1時間半、春・秋は約1~3時間、冬は約2~3時間。
  • 綿布団……湿気を含みやすいため、週2回程度干すのがおすすめ。片面の干し時間は、夏なら約1時間、春・秋は約1~2時間、冬は約2時間。
  • 羽毛布団……月1回程度。片面の干し時間は、夏なら約30分~1時間、春・秋は約30分~1時間半、冬は約1~1時間半。
  • 羊毛布団……月2回程度でOK。片面の干し時間は、夏なら約1時間、春・秋は約1~2時間、冬は約2時間。
布団の干し方の表

布団干しの最適な頻度と季節ごとの干し時間の表

2.布団に直射日光を当てるべきか

直射日光が当たり過ぎると、布団を傷めてしまいます。ですから「カバーを掛けた状態で干すほうが、布団には良い」と言われているほど。

特に、羽毛布団や羊毛布団は風通しの良い陰干しでも湿気を逃がせるので、陰干しがおすすめです。

3.掛け布団と敷き布団で干し方は異なる

先ほどご紹介した「素材による違い」に気を付けていれば、掛け布団でも敷き布団でも、扱い方や干し方は基本的には同じです。

4.布団干しは湿気が少ない時間帯を選ぶ

朝早い時間帯は晴れていても、気温は上がりきっていないため低く、湿気も多い状態。できれば太陽の光が強くなってくる正午前から、気温や日差しが一番強くなる14時くらいの時間帯に布団を干すのが効果的です。

また、前日が雨だった日は湿度が高くなりがち。干すことによって布団が湿気を多く含むことがあるので避けたほうがよいでしょう。

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