今やるべき「火災対策」とは? 自宅でできる備え&行動を防災アドバイザーが教えます
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主婦ライターの岸朝美です。
開けるたびにイヤ〜な気分になる我が家の冷蔵庫。調味料や残りものが乱雑に並んでおり、お客さんが来たときにはできるだけ開けたくありません…。
それに、買い足したものを何も考えず入れていくので、取りたいものが行方不明になりがち…。冷蔵庫の奥を探しているうちに、ドアの開けっぱなしで「ピーピーピー」と鳴るのがしょっちゅうです(あ〜電気代が〜!)。
それに奥のほうでは、こんな風に傷んでいる果物や残りものが! 「せっかく買ってきたのに」と毎回反省しています。「だったら整理すれば?」と思うかもしれませんが、整理してもすぐに元通り。
もはやどのように収納すればいいのか分からないのです。整理できないのは冷蔵庫だけではありませんが…(涙)。
そこで今回、ヘルプを求めたのはラク家事アドバイザーの島本美由紀さん。
冷蔵庫収納についての講座も開いており、実用的なアイデアが好評です。まずは、我が家の冷蔵庫を見ていただくことに(ひえ〜、汚すぎて見せられない!)。
「省エネ=電気代が安くなる」(かってに脳内で変換!)、これは耳よりな情報です。さらに島本さんから驚きの情報が! 家庭から出る食品ロスの平均金額は、なんと一世帯で年間約6万円!! 家計をラクにするためにも、冷蔵庫の整理にしっかり取り組まないといけません。燃えてきた〜!
まずやるべきことは、冷蔵室、ドアポケット、チルド室に入っていたものを全部出すこと。大量すぎて、取り出すだけでも30分近くかかってしまいました…。鮮度が気になる肉などの食材は、すぐに氷を入れたクーラーボックスへ入れます。
次に、食材の賞味期限をチェックして、期限切れのものを処分していきます。その結果、次から次に食べられないものが出てきてしまいました…。もったいない…(涙)。
ようやく冷蔵室が空になったので、食材を入れていきます。島本さんから教えてもらった冷蔵庫収納の基本ルールは次の3つ。
見える
死角を作らないようにして、食材を詰め込みすぎないことが大切。
中身が分かる保存容器と収納方法で整理していきます。
まとめる
同時に使うものや、種類が同じものを1ヵ所にまとめます。
取り出しやすくする
カゴやトレーなどを利用して、冷蔵庫内の空間を有効活用します。
冷蔵室に使用するトレーは、空気の通りを妨げないメッシュ状のものがオススメ。行きつけのホームセンター、カインズで探してみると、こちらのトレーを発見! 幅が広いので色々な食材をまとめることができそうです。しかも税込148円はうれしい〜!
まずは、一番上の収納から。このスペースには、どんなものを入れればいいのでしょうか?
島本さん
冷気は下に溜まるので、冷蔵室の最上段は冷えにくい構造になっています。それに奥まで手が届きにくく、見渡すのが難しいと思います。そのため、1段目には大きなペットボトルや缶ビールなど、保存期間が長く、ひと目で分かるものを入れます。
島本さん
普段お酒を飲むのであれば、缶ビールはトレーにまとめて定位置に置くのがいいでしょう。ケースの底にダブルクリップなどを貼って傾斜をつければ、1缶取ったら次がスライドしてくるので便利です。
お〜! 私と夫はお酒が大好きなので、コンビニのように取り出せてサイコ〜! 奥まで手を入れなくて済むのはもちろん、消費分を追加するときにも便利です。カインズの収納トレーは高さがないので、サッと取り出せます。
島本さん
2段目、3段目は取り出しやすいので、常備菜やすぐに消費したいものを入れるのがいいでしょう。同じタイミングで使うものをトレーにまとめておけば、出し入れの時間が短縮されます。例えば、朝食セット、お弁当セット、おつまみセットなど。すぐに取り出せるので節電にもつながりますよ!
実際にトレーを使ってみると取り出しやすく、食品くずによる汚れも防げるので便利! ただし、ここで注意が必要なのは、棚をトレーで埋めつくさないこと。7割収納を心がけて、1段につき2〜3個にしておいたほうがいいそうです。
島本さん
残りものや常備菜は、中身がひと目で分かるように、透明な保存容器に入れるようにしましょう。サイズがそろっていて重ねられるものを選ぶと、収納しやすくて便利です。
冷蔵室の最下段は冷気がたまりやすいので、豆腐や納豆などの日持ちしないものを入れます。また、棚板がしっかりしているので、作り置きした料理を鍋ごと収納するのもオススメとのこと。予備スペースを確保しておけば、買い足した食材や、いただきものを入れるときにも便利です。
島本さんのアドバイスで、冷蔵室が激変! 見た目がスッキリしたのはもちろん、どこに何が置いてあるのか分かりやすくなりました! これならお客さんの前でも堂々と開けられます。
島本さん
よく目につくのは、下から約3分の2のスペースです。最下段から目線の高さまでを、頻繁に出し入れするモノの置き場にしましょう。また、冷蔵庫に入れていた保存容器が空になっても、きれいに洗って元の場所に戻せば、収納場所をそのままキープできますよ。
チルド室は冷蔵室よりも低温なので、肉・魚介などの生鮮品を入れます。それに加えて、キムチ、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品を入れるのもオススメ。長期保存に便利で、美味しさをキープできます。
島本さん
少し食材が多すぎるかもしれませんね。冷蔵庫の中は7割以下の収納にすることが大切です。そうすれば、すき間に冷気が循環して食品が長持ちします。それに、どこに何が置いてあるのか一目で分かれば、冷蔵庫を開けている時間が短くなり、省エネにもつながりますよ。