湿気取りには重曹がおすすめ! 除湿剤の作り方や再利用術をご紹介
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ニガウリは真夏の高温でも旺盛に育ち、果実はビタミンCが多い健康野菜です。果実は長さ25~30cmになり、整った形をしています。沖縄の炒め物料理「ゴーヤーチャンプルー」に欠かせない野菜のため、沖縄方言である「ゴーヤー」の方が名称は一般的かもしれませんね。
種をまく時期は3〜5月頃、収穫は6月中旬〜10月頃までに行います。発芽温度は25~30℃と高いため、十分に気温が上がってきたタイミングで種をまきましょう。
ウリ科の野菜は、連作を続けると「つる割れ病」に感染しやすくなります。キュウリやカボチャ、ズッキーニなどウリ科の野菜を同じ畑で何回も育てていないか、事前に確認しましょう。
気温が25~30℃位になったら種を3粒ほどまき、その上から土を1cmほどかぶせます。ニガウリは気温が低いと発芽しません。発芽気温を守って種をまくことをおすすめしますが、下回る場合は加温設備を用意するなど対策をしましょう。
ポット内の、本葉(ふた葉の後に生える葉のこと)が1枚の頃に間引きを行い、苗を1本にします。
畑の肥料は、1㎡当たり最初に、苦土石灰100g(コップ1杯くらい)、たい肥2kg(バケツ2杯くらい)、化成肥料350g(コップ3杯くらい)を土に入れ、よく耕しておきましょう。
本葉が3~4枚になったら、畑に移して植えます。
畑に直接種をまく場合は、畑にポリフィルムを敷いて、土を温かくしてからまくとよいでしょう。
これから実る果実が傷まないように、ネットを張った支柱作りがおすすめです。苗が成長すると葉や果実で重くなるので、支柱はしっかり立てましょう。
畑が乾燥すると、果実の生育が悪くなります。ツルがのびてきたら、ワラを敷いて畑の水分を保ちましょう。
最初にのびたツル、親ヅルを5~6節目で芯を摘み取り、そのわきからのびる子ヅルを4~5本のばします。
さらに子ヅルのわきから、孫ヅルが次々とのびるので、混み合わない程度に摘み取りましょう。
栽培している地域や環境に虫があまりいない場合、人工受粉が必要です。受粉作業は雄花の花粉を雌花に直接こすりつけます。
時間がたつと花粉の出が悪くなるので、朝早くから行います。時間としては晴れた日の朝9〜10時までには受粉しましょう。
花の下に小さなニガウリの実がついている方が雌花です。
実が長くなる品種の場合は20~30cmくらい、短い品種の場合は10~20cmくらいになったら収穫の時期です。果実を支える柄の部分が硬いので、ハサミを使って収穫しましょう。
発芽温度をしっかり守り、芯の摘みとりや受粉などを行いながら育てるニガウリ栽培。実は早めに収穫し、採り残しのないようにしましょう。独特な苦味があり、夏の食欲増進にも役立つニガウリを楽しく育ててくださいね。
Q. 病害虫対策はどうしたらいいですか?
A. ニガウリは比較的無農薬でも育てやすい野菜ですが、葉っぱの表面に白いカビが生える「うどんこ病」には注意が必要です。乾燥した時期に発生しやすいため、しっかり水やりをしましょう。また、害虫ではアブラムシ、ダニなどが発生しやすいので、早期発見と早期防除に努めましょう。
Q. 種からなかなか発芽してくれません…。何かコツはありますか?
A. ニガウリは種皮が硬く、吸水しにくい種のため、種の先端を少しカットすると発芽しやすくなります。また、40 ℃くらいのぬるま湯に3~4時間つけてからまくのも有効なため、発芽適温を守った上で試してみましょう。
Q. 採り遅れた実が黄色くなってしまいました…。食べられますか?
A. 黄色いニガウリは完熟した状態で、もちろん食べられます。緑の状態よりも苦味がなく、種のまわりの赤いゼリーはメロンのように甘い珍味です。ただし、そのまま収穫遅れが続くと果皮が裂け、株が疲れる原因にもなるため、若採りを心がけましょう。
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