ウチワサボテンの育て方|花が咲くのはいつ? 簡単な増やし方も解説
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目次/ INDEX
ホームセンターの入口付近には、たくさんのお花が並んでいます。
いつもキレイに咲いていますが、一体どのように管理しているのでしょうか?
水やりの方法や、花を長持ちさせるための工夫、さらには廃棄処分に対する考えなど、カインズのグリーン・ガーデン部部長・伊東努さんと、カインズ浦和美園店の遠藤恭子さんに、お花売り場のヒミツについて聞いてきました。
──店頭には、どのくらい花の種類が並んでいるのですか?
遠藤
春は花のシーズンです。3月から5月にかけて納品される花の量が一気に増え、段ボール50箱ほどの花が複数回、納品されてきます。それが毎日なので目の回る忙しさになります。
伊東
カインズでは、お花だけでなく、野菜、樹木、観葉植物、ハーブなど、すべての植物を総称して「グリーン」と呼び、包括的に取り扱っています。
伊東
花といっても花束のような切り花から、鉢植え、苗、球根、種まで、さまざまな形で展開しているのがホームセンターならではの特長だと思います。
──これだけ多くのお花を世話するのは、たいへんですよね?
遠藤
もう慣れましたが、一鉢ずつジョウロで水やりをしているので、愛情と手間はかかっていますね。ひとりでも多くの人がお花を楽しめるよう全力でサポートすることが私の仕事です。
──ホースで一気に水やりするのではなく、一鉢ずつ?
遠藤
はい、ホースは使わず、ひとつずつジョウロで水やりをします。毎日。
3月なら午前中に1回。もう少し暖かくなる4月以降は、1日2回になります。
──毎日2回? 膨大な数の鉢がありますが、わざわざジョウロであげるのはなぜですか?
遠藤
花に水があたらないよう、土にちゃんと水が届くよう、ジョウロを使って1鉢ずつ、水を差しています。ホースが地面に這う状況は、お客様の足元が危ない、というのもホースを使っていない理由です。
──なるほど。気が遠くなりそうな作業です。
伊東
植物好きにとっては、それが苦じゃないんですよ。それに、一鉢ずつやっていることは、水やりだけではないんです。「花がら摘み」もしています。
──花がら摘み?
遠藤
「花がら」とは咲き終えてしおれてきた花のことです。「花がら摘み」とは、古くなった花を根元から切ること。ピンチとも言います。
水をあげるのと同じタイミングで、花がらもチェックしているんです。
──花を切っちゃっていいんですか?
伊東
花がら摘みは、花を長く楽しむための手法のひとつです。手をでとったり、ハサミを切ったりします。
──花がら摘みをしないと……?
遠藤
花がらを放っておくと、養分が分散されて、花つきが悪くなる原因になります。株の寿命を延ばす意味でも花がら摘みは重要です。
伊東
責任者である遠藤さんは業界歴10年以上のグリーンアドバイザーですし、毎日売場の全体をチェックしているので、元気がなくなっている花があればすぐに気付くんですよ(笑)
──本当ですか?
遠藤
はい。花や野菜の状態の変化に気付けるかどうかは、経験からくるものなんです。でも、この感覚は特別なものではなく、カインズのグリーン・ガーデン担当者にほぼ共通した感覚なんです。
──おお、誰でも持っているスキルなんですか?
遠藤
阿吽の呼吸みたいに伝わる感覚値といいますか、お花の管理状態については、メンバー間で意見が割れたことはないです。
──プロフェッショナルの世界ですね……。
遠藤
むしろ問題なのは、「みんなが気付いているから誰かが対応するだろう」と思い込んでしまうことですね。
だから、メンバー間のコミュニケーションは密にとるようにしています。全員、毎日のチェックは怠らず、このエリアの花はちょっと元気がないなと思ったら、すぐに声をかけあって対応しています。
伊東
他にも花を管理するにあたって、3要素のバランスを大切にしています。
──3要素とはなんでしょう?
伊東
水・日照・養分の3つのことを指します。例えば、花によってはプランターの受け皿を水でいっぱいにした方が良い場合と逆にあまり水を上げない方が良い場合などがあります。
── なるほど、花によって適切な管理の仕方が違うんですね。
伊東
そうです。花の特徴を理解し、このバランスをうまくとることにより、キレイな花を咲かせ続けられます。
遠藤
花の特徴について、何かわからないことがあればいつでも相談してください。
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伊東
時期や店舗にもよりますが、花に絞ると20~50種類。ピーク時は100種類近くになることもあります。