料理研究家・リュウジの簡単やばうまレシピ「手羽元と大根の塩煮込み」
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星のような小さな花をたくさん咲かせるオーニソガラム。いろいろな種類があり、それぞれ違った花の形や色で目を楽しませてくれます。清潔感のある見た目や、切り花にしたときの持ちのよさから、フラワーアレンジメントにも人気です。
オーニソガラムは球根植物なので、越冬や毎年の手入れも難しくなく、園芸初心者にもおすすめ。今回は、代表的なオーニソガラムの種類や基本的な育て方、花を咲かせるコツなどを詳しく紹介していきます。
オーニソガラムは、ヨーロッパ、南西アジア、南アフリカ原産のユリ科の球根植物です。
春から夏にかけて星型の花を咲かせ、代表的なのは白色のほか、ピンク、オレンジ、黄色と様々な種類があります。どれも色鮮やかで雰囲気を明るくしてくれますよ。
原産地によって耐寒性種と半耐寒性種があり、それぞれ育てるのに適した環境が違いますが、基本的には鉢植えと地植え両方で楽しむことが可能です。
「純真」「希望」「無垢」などの花言葉を持つことから縁起がよいとされ、結婚式などのお祝い事でも多く使われています。爽やかで清楚な見た目はウェディングブーケにもぴったりです。
土からちょこんと飛び出した、たまねぎのような形をした球根が特徴です。球根のまわりに小さな子株が生え、よく増えることから「子宝の珠」とも呼ばれています。
中心部に緑色のストライプの入った、おしゃれな白い花を咲かせます。
オーニソガラム・ダビウムは、南アフリカのケープ州が原産の種類です。オーニソガラムの多くの花は白色ですが、タビウムはオレンジや黄色、クリーム色の花を咲かせます。
見ていて元気になる鮮やかな色のダビウムは、同じ種類の中でも微妙な色合いを楽しむことができ、収集家にも人気があります。
白い縁を持つ緑色の花弁のヌタンスは、ほかの種類よりも落ち着いてシックな印象です。その不思議な色合いは花弁が透けているようにも見え、ガラスの花とも呼ばれます。
オーニソガラムは六枚の花弁のものがほとんどですが、ヌタンスは五枚で百合に似た星のような形をしています。
サンデルシーは緑のめしべを中心に、白い花の冠をかぶったような可愛らしい姿をしています。
オーニソガラムの中でも背が高い種類で、高さは1メートルほどにもなり、ブーケや切り花以外にロビーの装花などでもよく使われます。
オーニソガラムは種から育てることも可能ですが、温度や湿度の管理が難しく、また時間がかかるため球根から育てるのが一般的です。
花の咲く時期や生育後の草の高さ、耐寒性など様々な種類がありますので、育てる環境に合った種類を選びましょう。
オーニソガラムは地植えと鉢植えの両方で育てることができます。
日光のよく当たる場所で花を咲かせる性質がありますので、花壇や鉢植えの置き場所は日当たりに気を付けてください。
また、種類によって生長後の高さも変わりますので、草丈の低いものは花壇の手前に植えるなど、種類の性質を調べてから植える場所を決めましょう。
オーニソガラムの生長には日の光が重要です。日当たりが悪い場所で育てると、つぼみがついても開花しないことがあります。オーニソガラムは4~5月頃に花を咲かせますので、花の咲く直前は特によく日に当てましょう。
冬場は、 耐寒性種のオーニソガラムは外に置いたまま越冬できます。半耐寒性種は霜がおりると株が痛んで枯れてしまうので、地植えではなく鉢植えで育てましょう。
気温の下がる11月以降は鉢を室内に移動し、日の当たる場所に置きましょう。
オーニソガラムを鉢植えで育てている場合は、春は土の表面が乾いたら鉢の底から流れ出る程度にたっぷり水をあげます。土が乾く前に水をあげると、球根が痛んで枯れる原因になるので注意しましょう。
花が終わり、葉が枯れ始めたら徐々に水やりを少なくしていきます。6~10月頃になると球根が休眠期に入るので、この時期は水やり不要です。
休眠期が終わった11月から冬の間は、土が乾きにくいので加湿にならないよう注意しながら、たまに湿り気を与える程度の乾燥気味に育てましょう。
地植えの場合は、極端な日照りが続いたとき以外は1年を通して基本的に水やりは不要です。
オーニソガラムは湿気に弱く、鉢の中に余計な湿度がたまると球根が痛み枯れる原因になります。そのため、水はけと通気性のよい土に植えてあげましょう。
土を購入する場合は、草花用の培養土がおすすめです。自分で土を調合する場合は、赤玉土5、腐葉土3、パーライト2の割合で調合します。
地面に植える場合は、オーニソガラムは酸性土壌が苦手なので、庭土に苦土石灰を撒いてよく混ぜておきましょう。
パーライト 3L
オーニソガラムはしっかりとした球根内に栄養が十分にあるため、基本的に肥料は必要ありません。
植え付けの際に暖効性化成肥料を少量混ぜ込む程度で十分効果があります。
咲き終わった花をそのままにしておくと種ができ、その分球根の中に蓄える養分が減ってしまいます。
次の年によい球根を残すため、咲き終わった花は種ができる前にこまめに摘み取りましょう。
花は剪定が必要ですが、茎や葉からは養分が作られ球根内に蓄えられますので、自然に枯れるまでそのままにしておきましょう。
オーニソガラムは非常に強い植物なので、地植えであれば数年は植え替えの必要はありません。花が増えて密度が高くなり過ぎた時などは植え替えをしましょう。
鉢植えの場合は毎年植え替えをしなくても花は咲きますが、花穂が小さくなり、花つきが悪くなります。花つきをよくするためには、毎年球根を掘り上げて、新しくできた子球を取り除き、新しい土に植え替えましょう。
丈夫な植物なのでほとんど病気にかかりませんが、通気性の悪い場所や加湿には弱いので、白絹病(しらきぬびょう)にかかることがあります。
白絹病は水はけの悪い場所で育てているとかかりやすく、白い糸のような菌糸が葉や土に張り、茎が腐って枯れてしまいます。伝染しやすい病気なので、発症した株は残念ですが処分するしかありません。
オーニソガラムは、花の部分にアブラムシがつくことがあります。放っておくと増えてしまいますので、殺虫剤で駆除しましょう。
花の咲く前の3月頃に、浸透移行性殺虫剤を株の根元にまくと害虫を予防することができます。
オーニソガラムは球根植物なので丈夫で見た目もよく、種類も豊富で長く楽しめる植物です。特にお庭で育てる場合はほとんど水やりの必要もなく、耐寒性のある種類を選べば越冬の心配もありません。
見た目も美しく、非常に丈夫で育てやすいオーニソガラムをぜひお庭やお部屋に取り入れてみてください。
※売り切れや取り扱い終了の場合はご容赦ください。
※店舗により取り扱いが異なる場合がございます。
※一部商品は、店舗により価格が異なる場合があります。