【初心者必見】アロワナ飼育方法! 必要な設備や費用を専門店「アロホリック」が徹底解説
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元々多年草の性質を持つ花でも、日本の冬に耐えられず一年草とされている花は多くあります。寒さや霜のせいで、大切に育ててきた花を枯らしてしまってはもったいない…そう思っている方も多いのではないでしょうか。実は上手に冬越しさせれば、一年草でもまた次の年も楽しむことができるんです。
この記事では冬越し対策の方法や、冬のうちにできる春に向けての準備などを解説。鉢植えや地植えの花を初めて冬越しさせようと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
まずは冬越しさせたい花が寒さに強いのかどうか(耐寒性があるのかどうか)確認しましょう。強さによって冬越しの方法が変わってきますので、花を購入したときについてきたラベルなどをチェックしてください。
耐寒性があるかどうか判断する基準は、気温10度前後の寒さに耐えられるかどうかです。ラベルには「最低温度○度まで」「耐寒性」「非耐寒性」などが書かれているので、参考にしてください。もしラベルをなくしてしまった場合、花の名前で検索するか植物図鑑などで確認してみましょう。
花の耐寒性は次の3つにわかれます。
基本的には、宿根草(芝桜、マーガレット、パンジー・ビオラなど)や秋植えの一年草(デイジー、ネモフィラなど)は耐寒性があるものが多く、霜には注意しなければなりませんが、地植えでも冬越しできることが多いです。逆に春植えの花は耐寒性が弱いものが多いため、冬越しには対策が必要になってきます。
次からは具体的な冬越し対策の方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
冬越し対策1つ目は、鉢植えを玄関先や室内に取り込むこと。鉢植えの場合、地植えとは違って天気や気温に合わせて置き場所を変えられるので、寒さに弱い花や植物を育てるときおすすめです。取り込む際は、葉や茎などに害虫がついていないかをチェックしましょう。もし害虫がついていたらヘラなどで取り除くか、広範囲の場合葉ごと切り落としてください。
ただ室内に取り込んだからといって油断は禁物です。室内での花の置き場所も注意する必要があります。昼の間はなるべく日当たりがよい窓の近くに置き、夜の間は冷気に当たらないように窓辺から離すようにしましょう。
また、エアコンや暖房器具の暖かい風が直接当たる場所も避けるようにしてください。あまりにも乾燥する場合、加湿器や霧吹きで湿度を調整しましょう。
冬の間は水やりの方法や頻度にも注意が必要です。1日の中でも気温の低い早朝や、どんどん冷えこんでいく夕方は避けて水やりを行いましょう。水が凍り根を傷めてしまう危険があるため、水やりは比較的暖かい昼頃に行ってください。
また、冬は植物の成長がゆっくりになり、水をあまり必要としないことが多いため、夏より回数を控えめにしましょう。基本的には土の表面が乾いてから、週に1〜2回ほど与えるだけで大丈夫です。その分たっぷりと与えるようにしましょう。
冬の間は鉢や土が冷えて根が凍ったり、地域や気温によっては霜が降りて傷んでしまうことがあるため、鉢にカバーを巻き保温して根を守りましょう。
見た目にもこだわりたい方は、市販の鉢カバーがおすすめですが、とくにこだわりがなければダンボールや新聞紙、プチプチなどの緩衝材を撒いても大丈夫です。鉢カバーを購入する際は、サイズをしっかり確認するようにしましょう。
とくに冷え込む夜の間は、鉢だけでなく花全体をビニールやプチプチなどで包んでしまうのも効果的です。背が高い花の場合、茎が折れたりつぶれたりしないように支柱を立てて覆いましょう。植物用の小さな温室を使うのもおすすめです。
地植えの冬越し対策には寒冷紗などを使いましょう。耐寒性が強い花でも気温が下がり霜が降りそうなときは、花全体を覆ったほうが傷むのを防ぐことができるので安心です。
気温が下がり地面が凍って霜柱が立つと、土の中の根や球根が持ち上がり、切れたり傷ついてしまうことも。霜柱が立つのを防ぐために、土の表面にマルチングを敷くようにしましょう。霜柱を防ぐだけでなく、地面の保温・保湿、雑草防止にも効果があります。
マルチング材は直接土が見ないため清潔感があり、見た目もおしゃれなので、室内の鉢植えにも敷くのがおすすめです。
ここまで冬越し対策を紹介してきましたが、普段忙しいと手入れが難しいと感じている方も多いと思います。その場合、元から寒さに強い、冬に咲く花を育てるのがおすすめです。
他にも、次の花は耐寒性に加えて耐暑性もあるため、ガーデニング初心者の方でも育てやすいです。
詳しい特徴はこちらの記事をご覧ください。
冬が明けたあと、地植えしている花がしっかり咲くように、剪定や土壌改良を行いましょう。
基本的には葉が落ちた落葉広葉樹のみ剪定を行ってください。常緑広葉樹は、とくに伸びて目立つ枝など最低限の剪定に留めておくと良いでしょう。
落葉広葉樹は春が来る前に、枝ぶりを見ながら剪定をします。ハナミズキ、ゴールドクレスト、シマトネリコ、キンモクセイ、サルスベリなどが冬の剪定に向いている植物です。
バラは12〜1月頃に剪定するようにしましょう。病気予防のために、葉をすべて切り落とし、細くて弱い枝や枯れた枝、重なっている枝を根元から剪定します。それ以外の健康な枝は、それぞれの長さや高さに合わせて剪定してください。
長く地植えをしている土は、水はけが悪くなったり肥料分の栄養が不足してしまうことがあります。他の花を傷つけない範囲で、冬の間に腐葉土や堆肥、土壌改良の栄養剤などを混ぜ込んで改良しておきましょう。
植物は根の先端から養分を吸収するため、根が広がっていると予想されるところ(植物の葉が広がる真下のまわり)を少し掘り起こして、腐葉土などを混ぜ込みます。
寒肥は寒い冬の間、植物が休眠している間に土壌に肥料を施します。ゆっくり効いて春頃に効果が出るように、遅効性の有機質肥料がおすすめです。
やり方は植物の根元から少し離れた周囲に穴を掘って肥料を入れます。時期が遅くなってしまったときは、化成肥料を使っても大丈夫です。
天地返しは、50㎝ほどの深さの土と、表面の土を入れ替える作業のこと。冬か夏の間に行うようにしましょう。冬の寒さに土をさらすことで、土壌に潜む病害虫を駆除できたり、固まっていた土を柔らかくできます。
いかがでしょうか。ここまで冬越し対策の方法や、冬のうちにできる春に向けての準備などを解説してきました。初めて冬越しする方は、気温や霜に気をつけながら対策してみましょう。
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