縄文時代の鍋料理が食べたくて、とりあえず土から鍋を作ることにした
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大人っぽい色合いが魅力的なコルディリネ・チョコレートクイーン。生長すると葉の色が黄色や茶色に変化していくのが特徴です。とがった葉には魔除けの力があり、縁起のいい植物ともいわれています。モダンで美しい色合いは、お部屋のインテリアにもぴったりです。
ここでは、コルディリネ・チョコレートクイーンの育て方を詳しく解説していきます。コルディリネ・チョコレートクイーンが好む環境や、水やりの仕方やその頻度、気をつけたい病害虫についても触れていきますので、最後までご覧くださいね。
コルディリネ・チョコレートクイーンはリュウゼツラン科の常緑低木で、東南アジアが原産の観葉植物です。カラフルな葉を持つ品種が多い「コルディリネ」の一種であり、その中でもコルディリネ・チョコレートクイーンは生産量が少なく希少な植物とされています。
新葉は濃い茶色ですが、次第に緑やうす茶、黄色などの色が混ざりあい、まるでマーブルチョコレートのような見た目になることからその名がつきました。細い茎と大きくて美しい色合いの葉は存在感があり、お部屋のインテリアにもぴったりです。
生長するにつれて幹が木化していき、樹木のような姿になるのも魅力のひとつ。基本的な育て方はコルディリネと同じで、寒さに気をつけてあげれば比較的育てやすい植物です。
コルディリネ・チョコレートクイーンは、日当たりのいい場所を好みます。そのため、屋外では明るい日陰に置いたり、午前中の数時間だけ直射日光が当たる場所に置いてあげたりするのがいいでしょう。
耐陰性もあるため、室内でも十分に育ちます。その際は、明るい場所や日の当たる窓辺に置いてあげましょう。葉の色をきれいに保ちたいなら、半日陰で育てるのがおすすめです。
また、暑さには強く、寒さには弱い植物なので、秋以降で気温が低くなったら室内に移動してあげましょう。育てる環境が10℃以下にならないようにするのがポイントです。冬はガラス越しに日光を当て、暖かい環境を保ってあげましょう。
コルディリネ・チョコレートクイーンは、時期によって水やりの仕方や頻度が変わります。生育期は土の表面が乾燥していたら水をたっぷりあげましょう。鉢底から溢れるくらいあげて構いません。秋以降の休眠期は、土の表面が乾燥してから2~3日後に水やりをします。
土が湿っている状態で水やりを行うと、根腐れを起こしやすくなってしまいます。基本的には、土がしっかり乾燥してから水やりを行うようにしましょう。ただし、7~9月の暑い時期は水をよく吸収するので、ほぼ毎日水やりを行ってください。
葉水は年間を通してこまめに行うのがおすすめです。害虫予防だけでなく、葉のツヤが出るのできれいな見た目を保てます。
コルディリネ・チョコレートクイーンを育てるときは、水はけがよく、保水性のある土を選びましょう。水はけの悪い土を使うと、根腐れを起こしやすくなります。市販の観葉植物用の培養土か、硬質の赤玉土と鹿沼土を配合したものがおすすめです。
他にも、赤玉土と腐葉土を6:4で配合したものや、腐葉土の割合を減らしてバーミキュライトを使用するのもいいでしょう。土の表面を化粧砂など無機質の用土で覆えば、コバエの発生を防ぐことができます。生育環境や生長具合に合わせて用土を選んであげてくださいね。
コルディリネ・チョコレートクイーンにおすすめの土
肥料は緩効性のものを土に混ぜ込むか、置き肥を使用します。頻度は2ヶ月に1回ほどで、生育期や植え替えのタイミングがベストです。有機肥料ではなく化成肥料を使用すると、害虫の予防にもなります。
追肥は5~9月の間に与えましょう。液体肥料を10日に1回程度与えるのもおすすめです。冬場は休眠期になるため、肥料は必要ありません。与えてしまうと過剰投与で肥料焼けを起こし、株がしおれたり、葉が枯れたりしてしまいます。冬場の肥料は控えましょう。
コルディリネ・チョコレートクイーンにおすすめの肥料
剪定は、生長が終わった冬の時期に形を整える程度で行います。特に、茎が細く葉の感覚が開いてしまう「間延び」の状態になってしまったものは剪定しましょう。伸びてしまった茎を切ることで見た目が整い、脇からまた新しい芽が出てきます。
植え替えは、春から秋の暖かい時期に行うのがベストです。コルディリネ・チョコレートクイーンは生育旺盛な植物のため鉢の中が窮屈になりやすく、すぐ根詰まりを起こします。そのため、1~2年に1度は植え替えをしてあげましょう。
植え替え方法は、鉢から取り出し、根についた土を少し取り除きます。この際に長く伸びた根茎は切りましょう。最後に、ひと回り大きい鉢に植え替えて終了です。定期的に植え替えをしてあげることで、新しい葉がきれいに育ちますよ。
コルディリネ・チョコレートクイーンは寒さに弱い植物です。10℃以下の環境になると、枯れやすくなってしまうため、冬場は室内の暖かい場所で育てましょう。
明るいところや日当たりのいい窓辺、暖房のある部屋に置いてあげるのがおすすめです。暖かい環境下であれば生育期同様に生長するので、水やりもしっかり行って大丈夫ですよ。
コルディリネ・チョコレートクイーンは挿し木と取り木によって増やすことができます。比較的かんたんに増やせるのは挿し木です。5~8月の暖かい時期に行いましょう。
【挿し木での増やし方】
秋以降でも挿し木はできますが、冬になると体力がなくなり枯れやすくなります。生育期でもある5~8月に行うのがベストです。長く伸びた茎を切り戻して、挿し穂にするのもおすすめです。ぜひ、試してみてください。
コルディリネ・チョコレートクイーンは、かかりやすい病気はありません。寒さに気をつけてあげれば、比較的育てやすく手のかからない丈夫な植物です。初心者でもかんたんに育てられます。
つきやすい害虫は、ハダニやカイガラムシです。特にハダニには弱く、寄生してしまうと葉の色が悪くなったり、新芽が奇形になったりと生育に悪影響を及ぼします。毎日霧吹きで葉水を行うなどの対策をし、害虫を見つけたらすぐに駆除しましょう。
駆除には古い歯ブラシやへらを使って取り除いたり、薬剤を使用するのもおすすめです。特にカイガラムシは成虫になると殻のようなものに覆われるため、薬剤が効きにくくなります。早めの対策が重要になるので、葉水の際には葉の裏などをよく見るようにしましょう。
おすすめの殺虫剤
コルディリネ・チョコレートクイーンは丈夫で育てやすい植物です。日当たりを好み、耐陰性もあるので屋内・屋外どちらでも育てられます。寒さには弱いので、秋以降は暖かい場所に置いてあげましょう。
細やかなお手入れは必要なく、観葉植物用の用土でも十分育つため、初めて観葉植物を育てる人にもおすすめです。かんたんに増やすこともできるので、リビングや寝室など複数のお部屋に置くこともできます。
個性的な色味と柄を持つ、コルディリネ・チョコレートクイーン。インテリアとして置けば、シックでモダンなおしゃれな空間になりますよ。ぜひ、お部屋のコーディネートに取り入れてみてくださいね。