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カレープラント(カレープランツ)は、銀色で細い針のような葉や茎から、強いカレーの香りがする植物です。綿毛に覆われた茎が、株元からたくさん出て白から緑色になり、夏になるとからし色がかった黄色の小花を茎の先端に咲かせます。
生長スピードが早く、葉が茂って湿気がこもると葉が枯れてしまうため、こまめな剪定が必要ですが、収穫した葉や茎や花は、スパイスやドライフラワーなど様々な用途で利用されています。
ここでは、カレープラントの育て方を詳しく解説していきます。カレープラントの好む環境や、苗や種を植える際の注意点、収穫方法や収穫後の使い方などにも触れていきますので、どうぞ最後までご覧ください。
美味しそうなカレーの香りを漂わせるカレープラントは、ヨーロッパ南部を原産とする耐寒性常緑亜低木です。料理の風味付けとして、スープやシチュー、ピクルスなどにも利用されています。
カレープラントは、夏になると、からし色がかった黄色の小花を、茎の先端に絡ませるように咲かせます。ドライフラワーにしても色と形の美しさを保つことから、永遠を意味する「エバーラスティング」や、不滅の意味を持つ「イモーテル」と呼ばれることも。綿毛の生えた銀色で細い針のような葉や茎は、カラーリーフとして花壇の縁取りや寄せ植えの素材としても人気があります。
過湿や日当たりの悪い場所を嫌いますが、生育環境さえ整えてあげれば、手間なく丈夫に育つため、初心者にもおすすめです。
乾燥した環境を好むカレープラントですが、発芽時は乾燥させると発芽しにくくなります。それだけでなく、種植えにはコツや注意が必要なため、栽培に慣れていない人は市販の苗から育てたほうが簡単です。
苗植えは、湿度が高くない春か秋に行います。購入する苗は株元がぐらつかず、株元から茂っているものを選びましょう。植え付けの際は、水はけをよくするために腐葉土を混ぜておき、株元を高くするように盛り土をしましょう。
種植えは、春に風通しと日当たりの良い場所で行います。カレープラントは日光を浴びて発芽する好光性のため、種は指で上から軽く押す程度で、覆土はしなくても大丈夫です。発芽するまでは土を乾燥させないように、毎日たっぷり水を与えてください。順調にいけば、半月ほどで発芽するので、芽が出て本葉が生えてきたら定植しましょう。
カレープラントの植え付けは、地植え、鉢植えともに春か夏に行います。
カレープラントは横に葉を広げながら生長し、株が混み合うと過湿になりやすいため、地植えの場合は、株同士を20cmほど空けて植えましょう。
また、カレープラントは酸性土を嫌うため、苦土石灰を混ぜて土の酸度を調整しましょう。さらに、腐葉土を混ぜて水はけを良くしておくと、梅雨や夏の湿気にも負けず元気に育ってくれます。
鉢植えは、苗よりもひとまわりほど大きい鉢を選びます。生長の過程で根詰まりするようであれば、春か秋に新しい鉢に植え替えましょう。プランター栽培の場合は、小型で少し深さのあるもの(小さな苗であれば、5号くらいのもの)を選ぶとよいでしょう。
カレープラントは、日当たりがよく乾燥した場所を好みます。日照不足になると、葉が黄色くなり散ってしまうため、1日6時間は日が当たる場所を選びましょう。
春から秋は風通しの良い戸外に置きますが、過湿になりやすい梅雨の時期は、雨を避けて軒下や風通しの良いベランダに移します。また、夏の強い日差しの下だと、葉焼けすることがあるので、直射日光を避けた半日陰に移動させましょう。
カレープラントは強い耐寒性を持つため、軽い霜程度であれば問題なく冬越しが行えます。しかし、強い霜に当たると葉枯れする可能性があるため、東北以北の土地では、軒下や室内に移動させたり、ビニールシートなどで寒さ避けをしましょう。
カレープラントは乾燥気味に育てましょう。土が湿っているうちは水やりを行わず、乾燥したタイミングでたっぷりと水をあげてください。水の与えすぎは、根腐りの原因になるので気をつけてくださいね。
カレープラントは、乾燥した岩場や砂地で育つ植物なので、水はけが良い乾燥した土を好みます。
地植えの場合、酸性で粘土質の土は生育の妨げになるので、事前に苦土石灰やパールライト、軽石を混ぜておきましょう。さらに腐葉土を混ぜておくと、水はけが良くなります。
鉢植えの場合、赤玉土4:腐葉土3:バーミキュライト2:鹿沼土1の配合土を作ります。もしくは市販のハーブ用培養土を使いましょう。
カレープラントは、もともと栄養の少ない土壌で育つ植物のため、基本的には肥料は必要ありません。
肥料を与える場合は、緩効性肥料を春に一度だけ与えるか、月に一度、粒状の化成肥料または薄めた液肥を株元に与えてください。肥料の与えすぎはかえって貧弱に育つことがあるため注意しましょう。
カレープラントは生長スピードが早く、葉が茂って湿気がこもると葉が枯れてしまうため、こまめな剪定が必要です。枝をすくというよりも、定期的に株を切り戻して混み合わないよう剪定してください。特に梅雨の時期は、思い切って株を半分の高さまで切り戻しても大丈夫ですよ。
カレープラントは、根詰まりを防ぐために2〜3年に一度、春か秋に植え替えを行います。鉢底を見て、根がはみ出ていたら植え替えのタイミング。ひとまわり大きな鉢に植え替えてあげましょう。
地植えの場合は、植え替えの必要はありません。
カレープラントは晩春から夏頃になると、新鞘が成熟して弾力を持ち、根を伸ばしやすい挿し木に適した状態になります。
若枝を10cmほどの長さで切り取り、切り取った枝の先を、30分ほど水につける「水揚げ」をしたら、湿らせた赤玉土などに挿しておきます。
半日陰に置いて、土壌が乾ききらないようにこまめに水やりを行うことで、1ヶ月ほどで根を張ってくれます。
カレープラントは、春から秋までの生育期間中であれば、いつでも収穫することができますが、おすすめは、精油が一番溜まる午前中です。
花がつくと株が弱りやすくなるため、葉や茎の収穫を目的とする場合は、花を先に刈り取ると良いでしょう。
収穫時は、枯れた茎を中心に根元から切り取りましょう。
カレープラントには、食欲増進や消臭効果があり、スパイシーな香りも相まって、料理の香り付けとして利用されています。スープやシチュー、サラダや肉料理に加えるだけで、いつもの料理の雰囲気がガラリと変わりますよ。ただし、少量で十分に香りが付くため、入れすぎには注意しましょう。
また、カレープラントは乾燥しても色や香りが薄れないことから、ドライフラワーとしても人気です。香りには防虫効果もあるため、束ねたり、リースにしたりして玄関やリビングなどに吊るしておくのもおすすめです。
カレープラントの香りには防虫効果があることもあり、害虫はほとんど付きません。また、病気にもかかりづらい植物です。
ただし、過湿による「根腐れ病」にかかり、そのまま枯れてしまうこともあります。水の与えすぎに注意し、株が混み合わないようにこまめに剪定を行いましょう。
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