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セロリの原種といわれているスープセロリは、育てやすく家庭菜園に向いている野菜の1つです。毎日少しずつ収穫して、さまざまな料理に加えて楽しめます。
スープセロリは、種を蒔いてから5か月程度で収穫できます。虫がつきにくく、初心者でも育てやすい野菜です。育て方に難しい点はありませんが、夏は日光に当たりすぎると葉が固くなってしまいます。
ここでは、スープセロリの栽培方法について詳しく解説していきます。収穫方法や使い方についても紹介していくので、スープセロリを美味しく育てるためにぜひ参考にしてみてください。
ヨーロッパ原産のスープセロリは、セロリの原種といわれています。セリ科オランダミツバ属で、半耐寒性の二年草です。中国野菜の芹菜(キンツァイ・キンサイ)とスープセロリは同じ植物となります。
スープセロリがヨーロッパから中国に伝わった後、改良されないまま芹菜という名前で育ってきました。中華料理においても、匂い消しやスープのトッピングなどに利用されています。
スープセロリはセロリと比較すると葉が小さく、茎も細いのが特徴です。セロリのように大きくもなりません。とはいえ、セロリのように香りが強いため、セロリと同じ感覚で料理に使えます。
家庭菜園に適しているスープセロリは、苗もしくは種まきのどちらでも栽培可能です。種まきから収穫まで5か月程度かかるため、苗から育てたほうが早く食べることができます。
スープセロリの苗を選ぶ際は、葉が黄色いものやしおれているものは避けましょう。茎葉が薄緑色で、しっかりとしている株を選ぶことをおすすめします。
スープセロリを種まきから育てる場合は、春か秋に種まきを行います。スープセロリの種は発芽に光を必要とする「好光性種子」なので、浅くつけて土を薄くかぶせることで日光が当たりやすいです。
スープセロリは、「鉢植え」と「地植え」どちらでも育てられます。プランターに植えれば、ガーデニング気分で家庭菜園を楽しむことができます。プランターでも気軽に育てられるスープセロリは、家庭菜園初心者にもおすすめの植物です。
自宅の庭が広い場合や畑を借りている場合などは、地植えで育てると本格的な家庭菜園を楽しむことができます。どちらかお好きな植え方で育ててみましょう。
スープセロリは、日当たりと風通しが良い環境で育てます。ただし、夏は直射日光が当たると葉が固くなってしまうため注意が必要です。夏は明るい半日陰で育てると、葉がやわらかくなり美味しくいただけます。
半耐寒性であるスープセロリは、暖地では屋外で冬越しが可能です。他の地域では、冬だけ屋内で育てるなどの対策が必要となります。夏は直射日光に気をつけ、冬は寒地では冬越し対策をしましょう。
スープセロリは乾燥に弱いため、土が乾く前にたっぷりと水やりをします。プランターで育てている場合は、水切れで茎が倒れてしまうことがあります。茎が倒れている場合は、すぐに日陰に移動させて水やりをしてください。
スープセロリの水やりの注意点としては、夏に直射日光が当たっている時の水やりです。直射日光が当たっている状態で水やりをすると、株が蒸れて傷んでしまいます。必ず日が落ちて、涼しくなってから水やりをしてください。
スープセロリを育てる際に用意してほしい土は、「鉢植え」か「地植え」かによって異なります。プランターなどに鉢植えする場合は、野菜用培養土を使い、 肥料が入っていない場合は元肥を混ぜましょう。
畑などに地植えする場合は、土を耕す作業が必要です。スープセロリを植えつける約2週間前に苦土石灰を入れて耕し、さらにその1~2週間後に堆肥と元肥を混ぜ込んでなじませます。
スープセロリの栽培におすすめの土
スープセロリは、他の野菜より肥料を多く必要とします。そのため、収穫まで肥料切れを起こさないように追肥をしていくことが大切です。
植えつけの約1か月後から、1か月に1度のペースで追肥をしていきましょう。与える肥料の種類は、野菜用の化成肥料が使いやすくおすすめです。
スープセロリの栽培におすすめの肥料
スープセロリの種まきは春か秋が適期です。4~6月に種まきすれば、9~10月頃に収穫できます。苗を利用すれば夏頃に収穫できることもあります。
スープセロリの収穫方法は、成長したら外側の茎から収穫します。少しずつ収穫すれば、スープのトッピングなどに使うことができて便利です。
一度にすべて収穫する時は、茎を3cmほど残して刈り取りましょう。刈り取りと同時に追肥していけば、しばらくするとまた収穫できます。
収穫したスープセロリは、セロリよりは葉が小さいものの、セロリと同じ用途で使用できて便利です。スープセロリはやわらかいため、葉も茎も生で食べることができます。
生のままスープに浮かしたり、サラダに入れたりすれば、スープセロリ独特の香りを楽しむことができます。炒め物にも適しているため、肉や他の野菜と一緒に炒めてみてはいかがでしょうか。
スープセロリで心配な病気に「軟腐病」があります。軟腐病とは、植物がやわらかくなり最後には腐ってしまう病気です。軟腐病を防ぐためには、収穫前になったら水やりを少し控えることを意識してください。
スープセロリが害虫がつきにくく育てやすい野菜ですが、アブラムシやキアゲハがつくことがあります。可能であれば手で取り除くことをおすすめしますが、数が多い場合は適した農薬の散布を検討してください。
また、スープセロリを乾燥気味に育てるとハダニがつくケースがあります。ハダニが発生する原因は夏に乾燥させたことにあるため、夏は特に意識して水やりをしてください。
スープセロリにおすすめの殺虫剤
スープセロリは、育てやすく家庭菜園初心者にもおすすめの野菜です。種から育てると収穫まで5か月程度かかるため、急いでいる場合は苗から育てたほうが良いでしょう。
スープセロリは乾燥に弱いため、収穫前をのぞいてはたっぷりと水やりをします。また、夏場は直射日光が当たらないように注意してください。
この記事を参考に、自宅でスープセロリの栽培を始めてみてください。