リンクをコピーしました

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • もっと見る

ロベリアの育て方 栽培に必要な肥料や、管理の注意点などを紹介します

スタッフ

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

青や紫、白などの可愛らしい花をつけるロベリア。和名で「瑠璃蝶草」と呼ばれることもあり、花が瑠璃色で蝶々の形をしているのが特徴です。

春に苗を購入すれば、すぐに花を楽しめ、初夏まで開花が続きます。短期間で結果が出るので、初心者でも育てやすく、おすすめです。

そこで今回は、ロベリアの育て方を紹介します。花の色がたくさんあるので、自分好みの色を選んで育てましょう。

ロベリアはどんな植物?

蝶のような花を咲かせるロベリア

瑠璃色の蝶のような花を咲かせる

ロベリアは、南アフリカ原産でキキョウ科ロベリア属の草花です。

花が瑠璃色で、形が蝶々に似ていることから、和名では「瑠璃蝶草」と呼ばれることがあります。また、瑠璃色の花が溝を覆い隠すように咲くため、「瑠璃溝隠」とも呼ばれている植物です。

日本では一年草として扱われる

ロベリアの草丈は20cmほどで、一年草タイプと宿根草タイプのものがあります。ただし、日本の暑さ寒さに弱く、夏越し、冬越しができないため、宿根草タイプも含めて一年草として扱われることが多いです。

どちらのタイプも秋に種をまけば、翌年の4~6月に開花します。上手く夏越しできれば、9月下旬頃から再び開花し、11月上旬まで楽しめるでしょう。

花の種類が多く人気がある

ロベリアの花の大きさは1~2cmほどで、株全体を覆うため、花が集まった様子がとても美しく人気があります。花言葉は「いつも愛らしい」「謙遜」です。

花の色は、薄い青や濃い青の他、紫、白、ピンクなど多くの種類があります。花の上唇は2裂、下唇は3裂で蝶々のような形をしているのが特徴です。

ロベリアの栽培のはじめ方

薄紫のロベリア

「苗」もしくは「種まき」から育てる

ロベリアは、苗からでも種からでも育てられます。苗から育てる場合は、なるべく春先に購入し、早く植え付けるのがポイントです。その方が、根張りが良くなり、花付きも良くなります。

苗を購入する際は、株元が蒸していて葉が黄色くなっているものや、病害虫がついている苗は避けましょう。

種から育てる場合は、種がかなり細かいので、無くならないように注意しましょう。鉢に種をばらまきしたら、覆土せずに腰水で鉢底から給水させます。ジョウロなどで上から水やりしないように注意しましょう。

発芽後は、混んでいる箇所を間引きながら管理し、本葉が3~4枚になったら鉢上げします。3月に植え付けるまでは、ポリポットで育てると良いでしょう。

「鉢植え」と「地植え」のどちらでも育てられる

ロベリアは鉢植えでも地植えでも育てられ、植え付けの適期は3月です。

ロベリアは蒸れに弱いので、株元の風通しを良くするために、間隔をあけて植え付けましょう。株間は15cm~30cmが目安です。

ロベリアを育てる環境

日当たりのよい場所で咲くロベリア

ロベリアが好む日当たり

ロベリアは、日当たりと風通しが良い場所を好みます。日に当てると花付きが良くなり、健康的な株に育つので、可能な限り日に当てましょう。

ただし、暑さが苦手なので、真夏の西日には注意が必要です。鉢植えであれば、風通しの良い日陰に移動させます。地植えの場合は、遮光ネットなどで西日を遮光すると良いでしょう。

ロベリアが好む温度

ロベリアは暑さにも寒さにも弱いので、夏前までの一年草として扱うのが一般的です。夏越しをする場合は、株元が蒸れないように、夏前に剪定すると良いでしょう。

ロベリアの水やり

ロベリアは水が好きですが、停滞している水は嫌いです。また過湿を嫌うので、水やりの頻度を増やさず、土の表面が乾いてからたっぷりと水やりします。

ただし、一度水切れを起こすとしおれてしまい、回復しないことがあるので、注意しましょう。

ロベリアの土と肥料

青色のロベリア

ロベリアを育てるのに適した土

ロベリアは、水はけと通気性が良い肥沃な土が好みです。固く締まった土に地植えする場合は、植え付け前に堆肥や腐葉土を3~4割混ぜると良いでしょう。

鉢植えの場合、草花用の培養土で育てられます。自分で配合する場合は、小粒の赤玉土5、腐葉土4、川砂1の割合で配合しましょう。

おすすめの土

ロベリアに与える肥料

ロベリアの生長には、肥料が必要なため、植え付け時に元肥として緩効性の化成肥料を与えます。また、たくさんの花を開花させるため、3月頃から月に2, 3回液体肥料を与えるとよいでしょう。

なお、夏を越させる場合は真夏の施肥を控えましょう。

おすすめの肥料

ロベリアの手入れ

青色のロベリア

ロベリアの剪定

たくさんの花を咲かせるために、こまめに花柄を摘み取りましょう。

梅雨前に草丈を1/3~2/3ほどに切り戻しておくと、上手くいけば夏越しができ、秋にもう一度開花を楽しめます。

ロベリアの植え替え

ロベリアは一年草として扱うため、基本的には植え替えをする必要はありません。

宿根タイプで夏越しや冬越しが成功した場合は、3月または10月下旬に植え替えましょう。植え付け時と同様に、株間を15cm~30cmにして植え替えます。鉢植えの場合は、ひと周り大きい鉢に植え替えましょう。

植え替えと同時に株分けをして、株を増やすこともできます。

ロベリアの増やし方

日本ではロベリアを一年草として扱うので、種で増やすのが一般的です。種は花の後、簡単に採種できるので、種を保存しておき秋になったら種をまきます。

種は極細なので飛ばされないように注意しながら、種まきしましょう。種をまいたら覆土はせずに、鉢の底面から給水させます。

種まき後2週間ほどで発芽するので、本葉が3~4枚になったら鉢上げしましょう。鉢上げとは、ポリポットなどに1本ずつ植え替えることです。

宿根タイプの夏越しや冬越しが上手くできれば、春や秋に株分けでも増やせます。

ロベリアの病気・害虫

ロベリアがかかりやすい病気

ロベリアはうどんこ病や灰色かび病にかかることがあります。

うどんこ病は、葉に小麦粉をまぶしたようになるのが特徴で、市販の薬剤で防除できます。灰色かび病は、茎葉が溶けるように腐り、悪化すると灰色のカビが発生します。発病したら、治すことが難しいので速やかにその部分を取り除き、拡大するのを防ぎましょう。

ロベリアにつきやすい害虫

ロベリアにはハダニとアブラムシがつきます。

アブラムシは新芽や花に付きやすいので、薬剤を使用して予防、駆除します。ハダニは乾燥を好み、梅雨明け後の葉裏につくので、葉裏にも水をかけると予防できる。

おすすめの殺虫剤

まとめ

ロベリアは、株全体を覆う花がとても美しい草花です。花は蝶々のような形をしており、色の種類がたくさんあるので、自分好みの花を育ててみましょう。

ロベリアは苗からでも種からでも、鉢植えでも地植えでも育てられます。水はけと通気性の良い肥沃な土で育て、日当たりと風通しが良い場所で管理しましょう。

暑さにも寒さにも弱いため、基本的には一年草として扱い、夏越しをさせません。増やしたい場合は、採種して秋にまくとよいでしょう。

loading

関連するキーワード

となりのカインズさんをフォローして最新情報をチェック!

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Instagram
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

RELATED関連する記事

POPULAR人気の記事

  • Daily
  • Weekly

広告掲載について

NEWS LETTER ニュースレター

Webライター・イラストレーター募集

取材のご依頼や情報提供はこちらから