料理研究家・リュウジの簡単やばうまレシピ「手羽元と大根の塩煮込み」
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突然ですがみなさん「パセリ」好きですか?
わたしは大好きです。注文したお皿について来たら、ファーストコンタクトする(最初に箸をつける)くらい好きです。もちろん味は苦いです。「だがそれがいい!」と言いながらもしゃもしゃ食べます。
パセリの見た目も好きです。あの若々しく青々とした見た目。見ているだけで寿命伸びそう。青は青汁のイメージがあるからかも? とにかく健康になりそうな気がします。
実際パセリは栄養価も優秀で、ビタミンCは野菜の中でもトップクラスに多く、皮膚の健康に大切なβ-カロテン、胃液を分泌を促す「アピオール」という成分も含まれています。実はめちゃくちゃ優等生なんですよ。
わたしは先日このようなアンケートを取りました。
結果は地味に拮抗したのでデータとして微妙ですが、パセリを積極的に食べる人はあまりいないことが判明しました。
そしてわたしは思いました。
実は優等生なパセリ、もっと評価されていいんじゃない?
今回のテーマはこれです。記事を読んだあと、パセリに対して少しだけ優しくなれると思います。
日本人よ、パセリをもっと食べよう!
数年前、出張でアメリカに長期滞在することがありました。
さすが多民族国家のアメリカ、出向先の社員食堂は人種や宗教にあわせて窓口が「アメリカ人向け」「東洋人向け」「イスラム教徒向け」と3つに分かれていました。
もちろん窓口は自由に選んでいいので、その日の気分で多国籍な食事を楽しんでいました。
そんな中、イスラム教徒向けメニューとして出会ったのが、パセリのサラダ料理「タッブーレ」でした。
8割パセリ、あとはトマトやオニオンが入っているサラダで、これがなんとも苦美味い。わたしはとても気に入ってリピーターになりました。
他の社員には「あの日本人、めっちゃタッブーレ食べるじゃん。」と思われていたでしょう。いいんですよ、タッブーレボーイって呼んでくれても。
列に並んでいた時も中東系の社員に話しかけらることもよくありましたが、英語があまり得意じゃない私は「マイフェイバリットフード! パセリサラダヤムヤム!」と言ってしのいでいました。なんとかなるもんです。
これがわたしとパセリを近くした馴れ初めです。日本人はパセリを軽視している気がします。海を渡った異国の地でパセリはメイン食材として大人気です。わたしはもっと日本人もパセリと仲良くなってほしいのです。
YouTuberが「パセリとお米の量替えてみた!」のような動画をつくったらきっとこんな画になるでしょう。しかしこれは企画じゃないれっきとした中東の郷土料理「タッブーレ」です。
もちろん味は苦いです。しかし! 苦みの向こう側にある旨さがあります。みなさんも苦みの向こう側にいってみませんか?
カイン…ではなく、近所のスーパーマーケットでパセリを探します。
パセリが売ってないスーパーマーケットもけっこうあって、入手に手こずりました。ここでもパセリがマイナーだという事実に直面します。パセリもっと取り扱って!
パセリ一掴み。これだけ買えば足りるっしょ。
材料はこちら。
タッブーレの材料
本当に簡単なので気軽につくってみてください!
パセリをむしる。無心でむしる。
パセリは細かいほうが口当たりがいいので、フードプロセッサーを持っている人は使用すると楽でいいですよ。
こんもりパセリ。こんだけ量があるとキッチンがパセリ臭でいっぱいになりました。
他の食材も細かくカットします。
丸皿が緑でいっぱいになると某不動産サイトのキャラクターみたいだ…
オリーブオイル、サラダ油、塩を適量。
緑と赤が合流してクリスマスカラーになった…
ジングルベ~ル♪ ジングルベ~ル♪
レモン汁で仕上げます。
混ぜろ混ぜろ~!
はい! パセリサラダ「タッブーレ」の完成です。
めちゃくちゃうまい…毎日食べたい。朝食で食べたいなあ。
このままいただいても美味しいんですが、わたしのおすすめの食べ方があります。
ハムではさむヤツ~!
めちゃくちゃおいしいです。リッツパーティーならぬ「タッブーレパーティ」が開催できます。ぜったいに盛り上がる。くるりのあの曲でも流しながらマンダリンの楼上で開催したい。
タッブーレ食べたい♪ あなたと食べたいよ♪
ビューティフルシティ~♪ ビューティフルシティ~♪