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食用ハーブとして人気の高いルッコラ。栄養も豊富で、様々な料理に使用されています。
プランターや水耕栽培でもよく育ち、種まきの時期を調整すれば1年を通しての収穫も可能。生育も早く病気にもなりにくいため、初心者でも育てやすい植物です。
ここでは、ルッコラの育て方について詳しく説明します。ルッコラに適した環境や間引きについて、水耕栽培のやり方、注意すべき害虫についても紹介しますので、ルッコラの栽培に役立ててくださいね。
ルッコラは一年草です。原産地は地中海沿岸。アブラナ科キバナスズシロ属のハーブで、白色、または薄いクリーム色の花をつけます。
ルッコラの歴史は古く、古代ローマ帝国時代から食用ハーブとして栽培されていました。栄養素としては、カルシウム、カリウム、ビタミンC、ビタミンE、β-カロテン、鉄分などを含みます。ゴマのような風味と、少しの辛味、苦味が特徴です。
ルッコラの品種で代表的なのは「ロケット」です。他にも、葉柄が長くなる「アストロ」や、くせが少なく食べやすい「オデッセイ」などがあります。
ルッコラの種まきに最適な時期は春の3〜7月ごろ、もしくは秋の9〜11月ごろです。真夏や真冬は種まきにはあまり適しません。夏に種まきをする場合は、寒冷紗などを用いて日差しを遮りましょう。冬はビニールトンネルなどで保温してください。室内で育てる場合は、1年を通して栽培が可能です。
ルッコラは、種まきから1〜2ヶ月ほどで収穫ができます。気候が温かいほど成長が早く、春や秋は30〜40日、夏は25〜30日、晩秋は60日ほどかかります。
ルッコラは、水はけのよいアルカリ性〜中性の土を好みます。新鮮な培養土を用意しましょう。市販の「野菜用培養土」の利用が手軽でおすすめです。培養土が元肥タイプではない場合は、化学肥料を混ぜてください。
自分で土をブレンドしてもかまいません。その場合は、赤玉土、腐葉土、バーミキュライトを6:3:1の比率で混ぜ、石灰、化学肥料を適量加えます。
土の量はプランターの8分目程度まで。土づくりは種まきの直前ではなく、ルッコラの種まきをする1〜2週間前までにしておきましょう。
ルッコラの本葉が4、5枚、草丈が5cmほどまで成長したころに追肥を開始します。頻度は週に1度ほどが最適です。肥料をやりすぎると、ルッコラの風味を損なったりアブラムシが発生しやすくなるので注意しましょう。
ルッコラの発芽適温、生育適温はともに15〜25℃です。できるだけ真夏や真冬の栽培は避けましょう。
ルッコラはよく日が当たり、風通しの良い場所を好むため、プランターは窓際やベランダに置くとよいでしょう。
ただ、日光に当てすぎると葉が硬くなり、辛くて苦いルッコラになってしまうため、日差しが強い日はプランターを日陰に移動させるか、遮光ネットを使用して適度に遮光をしましょう。
ルッコラは多湿を苦手としています。そのため、水やりは土が乾いたときのみ行うようにしましょう。
梅雨の時期などは特に控えめにし、反対に乾燥しがちな夏は、土の様子を見ながら水やりの頻度を少し増やしましょう。
水耕栽培とは、土の代わりに肥料を溶かした水を使用し、植物を育てる栽培方法です。室内で簡単に始められ、「季節や気候に左右されにくい」「害虫の心配がなく無農薬野菜を栽培できる」などの利点があります。
【ルッコラの水耕栽培に必要なもの】
水、ルッコラの種、スポンジ、容器(ペットボトルなど)、水耕栽培用の肥料
【水耕栽培の手順】
1. スポンジに種を入れる切り込みを作り、容器の中に入れる
2. スポンジの上部ギリギリまで肥料を溶かした水を加える
3. スポンジの切り込みに種を3、4粒をまく
4. 容器を日当たりのいい場所に置き、発芽させる(3~4日ほどで発芽)
5. 双葉が出てきたら、状態が悪い芽を間引く
6. 水、肥料を定期的に与え、ルッコラを成長させる
7. 約1か月後、草丈が20~25cmほどになったら収穫する
ルッコラの水耕栽培に適した温度は15~20℃です。日がよく当たり、風通しのいい窓際などで育てましょう。
水が汚れていると、ルッコラの生育によくありません。容器の水はいつもきれいな状態にしましょう。水やりのタイミングで、容器に残った前の水は捨てて、新しい水に入れ替えるようにしてください。
• 適温は15~20℃
• 日当たりと風通しの良い場所で育てる
• 水はいつもきれいな状態に
水やりは、水が減ったタイミングで適宜行います。頻度としては、週に1〜2度ほどです。スポンジが乾かないよう、ときどき様子を見てください。
肥料は、週に1度ほどの頻度で補充します。新しい肥料を入れる時は、容器に残った水は捨て、新しい水に入れ替えてください。
ルッコラは種まきから収穫までの期間が短いため、あまり病気にはかかりません。しかし外葉を少しずつ摘んで、長い間収穫する場合は病気にかかることもあります。
ルッコラは、風通しが悪い環境下では「うどん粉病」にかかります。窓際やベランダなどに置き、よく風に当てましょう。肥料の与えすぎも関係するので、適量を与えるようにしてください。
ルッコラにつきやすい害虫は、アブラムシ、アオムシ、ヨトウムシです。
アブラムシには、酢を原料とした薬剤が効果的です。セロハンテープやガムテープで取り除いても良いでしょう。アオムシはよく春に発生します。見つけ次第割り箸やピンセットで取り除いてください。
ヨトウムシは夜に葉を食べ、昼間は土の中にいます。日中にルッコラの周りを掘って、見つけた場合はそのまま取り除きます。近くに米ぬかを置き、おびき寄せて駆除する方法も効果的です。
ルッコラは収穫までに間引きを2回行います。1回目は双葉が開いたころ。ルッコラの株同士が3〜4cm間隔になるように間引きます。2回目の間引きは葉が4〜5枚となったころに行います。成長の悪いものや、葉が傷んでいるものを取り除きましょう。
葉が10〜15cm、もしくは草丈が20〜25cmまで生長したルッコラは収穫可能です。収穫時期を逃すと、ルッコラの辛味や苦味が増してしまいますので注意しましょう。
ルッコラには2種類の収穫方法があります。1つ目は株をまるごと収穫する方法。春まきのルッコラにおすすめです。気温が高くなると花が咲き、葉が固くなっていくため、早めに収穫しましょう。2つ目は外葉を摘む収穫方法です。こちらは秋まきのルッコラにおすすめです。1つの株から繰り返し収穫できるので、長い間ルッコラを楽しめます。この時つぼみができたら、花が咲く前に摘むようにしましょう。
ルッコラは、若い葉をサラダで食べたり、おひたしや炒め物、肉・魚料理の付け合せと様々な料理で活躍します。イタリアでは、ピザの具材にしたりパスタに入れることも。
さらにルッコラは花やつぼみも食べられます。花やつぼみはサラダやスープで食べるのがおすすめです。ピリッとした辛みと、適度な苦みが味のアクセントになってくれますよ。
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