埼玉県平野部なぜ暑い? 熊谷地方気象台と熊谷市長に聞いてみた
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目次/ INDEX
赤色のふきのような見た目と酸味が特徴のルバーブ。ヨーロッパ地域では、ルバーブの茎をジャムやソースとして加工し、パイやヨーグルトと一緒に食べられています。
日本では入手困難な状況が長く続きましたが、最近は流通量が増え、道の駅やスーパーで見かけることも多くなりました。そして、ルバーブは家庭菜園でも栽培することが可能です。
ここでは、ルバーブの育て方を詳しく解説していきます。ルバーブの好む環境や、苗や種を植える際の注意点、収穫方法やおすすめの食べ方などにも触れていきますので、どうぞ最後までご覧ください。
鮮やかな赤い茎をもち、独特の香りと酸味が特徴のルバーブ。シベリア産のタデ科の植物で、日本では主に気温の低い北海道や長野の山地で栽培されています。
ルバーブには腸内環境を整えてくれる食物繊維のほか、むくみ解消効果のあるカリウムやビタミンなど様々な栄養素が含まれており、美容食材としても大変注目されています。
ルバーブは寒冷地での栽培が一般的で、温暖な地域での栽培は少しコツが必要ですが、ポイントさえ理解していれば初心者でも自家栽培できます。
ルバーブは、苗からでも、種まきからでも育てられます。
苗から育てる場合、4月〜5月に苗を植えます。あらかじめ苦土石灰や腐葉土を混ぜておいた土に、50cm程度の間隔を空けて植え付けましょう。
ルバーブは水はけの悪い場所では枯れてしまうことがあるため、土を高く盛り上げた高畝(たかうね)を作るのがおすすめです。また、ルバーブは葉が大きく、雨などで葉に泥がつくと病害虫の原因になるため、敷きわらなどで地表面(株元)を覆う「マルチング」をしてもよいでしょう。
種まきの場合、3月下旬〜4月下旬に行います。育苗ポットに培養土をいれ、指で浅く穴を空けたら、2〜3粒ずつ撒きます。さらに上から薄く土をかけ、水をたっぷりあげて育てましょう。
発芽には25℃くらいの気温が必要なので、温度を一定に保てるようにビニールをかけるなど温度管理を行いましょう。時期にもよりますが、だいたい2週間ほどで発芽します。
ルバーブは株が大きく育つため、地植えが適していますが、プランターでの栽培も可能です。
野菜栽培用の深型大型のプランターであれば2株、8〜12号であれば1株ずつ植え付けます。さらに、排水性を高くするため、土は腐葉土を混ぜて水はけをよくしたものや、市販の野菜栽培用土を使いましょう。水やりは、土が乾いたタイミングで行います。
地植えの場合、日当たりと風通しの良い場所で、水はけの良い土に植え付けを行います。株が混み合わないよう、間隔を広く取るように植え付けてくださいね。
ルバーブは日当たりと風通しの良い場所でよく育ちます。栽培は15〜20℃くらいが適温で、高温多湿を嫌うため、夏は直射日光や西日を避けて、涼しい場所で育てましょう。真夏の日差しが強く当たる場所だと、ルバーブの魅力である赤色の茎が鮮やかに色付かないことがあります。
ルバーブは高温多湿を嫌うため、水やりを控えめにして、乾燥気味に育てます。地植えの場合は、根が定着した後は、水やりはほとんど必要ありません。
鉢植えの場合は、土が乾いたタイミングでたっぷりと水をあげましょう。ただし、真夏は昼に水をあげると、外気で水が温まり根腐れしやすくなります。涼しくなる朝か夕方にあげるのがベストです。
ルバーブは水はけの良い、弱アルカリ性の土を好みます。
地植えの場合は、植え付けの2週間前に苦土石灰や有機石灰を混ぜて耕し、さらに1週間前に堆肥と化成肥料を加えて土壌を整えておきます。水はけが悪い場合は、苦土石灰と一緒に腐葉土を加えると良いでしょう。
鉢植えの場合は、市販の野菜培養土を使うのが手軽です。自分で土を作る場合は、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で配合して、堆肥や化成肥料を混ぜるとよいでしょう。
ルバーブを植え付ける前に、元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。植え付けから1ヶ月ほど経ったら、追肥として化成肥料を月1回のペースで加えましょう。
肥料の与えすぎは、葉が大きくなりすぎて茎が折れてしまう原因にもなるため、2年以降は肥料を控えめにして、半量くらいに調整すると良いですよ。
ルバーブは株の充実を図るために、植え付けから1年は剪定の必要はありませんが、葉が病害虫被害にあった場合は適宜切り離します。
また、ルバーブは4月〜5月ごろになると蕾がつき、白くモコモコとした花を咲かせます。花が咲くとそちらに養分が集中し、茎が痩せてしまうため、こまめに切り取るようにしましょう。
ルバーブは株分け以外は植え替える必要はありませんが、定着後数年すると、芽が密着して葉柄が細くなったり、過湿状態になることがあります。その場合は、4月〜5月に植え替えを行います。
植え替えは苗植えと同様、広く間隔をあけながら水はけの良い土に植え替えましょう。
ルバーブはシベリア原産で耐寒性が高いため、特別な冬越えの必要はありません。地上部は−4℃程度で枯死しますが、春になると再び芽吹きます。地上部が枯れたら、お礼肥として株元に堆肥をまいておくと、翌年の生育がよくなりますよ。
ルバーブの収穫は植え付けた翌年の5月〜6月頃に行います。茎が30〜50cmに成長したものから、株元からナイフやハサミで刈り取りましょう。一度にたくさん収穫してしまうと株が弱ってしまうため、収穫は全体量の半分程度が適当です。
また、茎は土の中に埋まっている物の方が発色や味が良いため、あらかじめ芽を出す前に10cmほど盛り土しておくと、鮮やかな赤色に色付いたルバーブが収穫できます。
葉の部分はシュウ酸が多く、人体に有毒な成分も含まれるため、絶対に口にしないよう注意しましょう。
収穫したルバーブは、そのまま食べると梅干し並みに酸っぱいのですが、砂糖と煮詰めると爽やかな酸味のあるジャムができます。ルバーブジャムはヨーロッパ地域ではポピュラーな食べ物とされ、パンやパイ、ヨーグルトなどに添えて食べることはもちろん、肉料理のソースとしても古くから親しまれてきました。
一見、フルーツのような扱いですが、ルバーブはれっきとした野菜です。食物繊維やカリウム、ビタミンなど様々な栄養がたくさん含まれているので、野菜嫌いなお子様や栄養が偏りがちな人にぜひ食べてみてほしい食材です。
ルバーブはジメッとした環境が続いたり、大きな葉に水が溜まると、うどんこ病を発症します。うどんこ病は、発症すると葉の表面に白い粉のようなカビが生える病気で、光合成しにくくなったり、養分を吸い取って生育が悪くなります。発症したら、殺虫剤を散布し広がりを抑えましょう。
また、風通しの悪い環境にあると、アブラムシやコガネムシの幼虫がつくことがあります。春から秋にかけて発生するため、見つけたらすぐに駆除してください。
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