培養土とは何? 使い方や種類、おすすめ商品を解説!
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目次/ INDEX
ハイボールはウイスキーを炭酸水で割ったシンプルなドリンクです。合わせるウイスキーによって味わいや香りが大きく変わるため、銘柄や産地による違いを楽しむのも良いでしょう。
今回はハイボールに合わせやすいウイスキーの選び方や飲み方を解説します。
ウイスキーは樽の中で長期間熟成させることで芳潤な香りを楽しめるようにしたお酒です。立ち上がる香りをストレートでじっくり味わうのはもちろん、ロックや水割りで度数を調整するなど色々な飲み方を楽しむことができます。
中でもハイボールは、炭酸水を合わせることで爽快感と、しっかりとした飲みごたえを楽しめるのが特徴で、喉ごしの良さを求める方におすすめの飲み方です。また、度数が下がるためウイスキー本来の味わいが際立ち、料理にも合わせやすくなります。
ハイボールは素材を活かした味わいが魅力です。味の決め手となるウイスキーは、銘柄や原料などによる特徴の違いを押さえた上で検討しましょう。ここでは、ハイボールに合わせやすいウイスキー選びのポイントを詳しく解説します。
ウイスキーは原料や蒸留度数、貯蔵において国別に法律で規定があるため、国によって味わいや香りが異なります。今回は世界五大ウイスキーと呼ばれる代表的なウイスキーの特徴をチェックしておきましょう。
スコッチウイスキーには、大麦麦芽のみを使用し、一つの蒸留所で造られた「シングルモルト」と、いくつかの蒸留所で造られたウイスキーを合わせた「ブレンデッド」があります。ピートと呼ばれる泥炭を用いて麦芽を乾燥させているため、炭酸で割ることでスモーキーな香りが一層引き立ちます。
原料を乾燥させる際にピートと呼ばれる泥炭を焚かないためくせがなく、ハイボールにするとすっきりとした甘みを楽しむことができます。
一般的にトウモロコシを主原料とするものは、柔らかな甘みを感じる味わい、ライ麦を主原料とするものはスパイシーな味わい、小麦を主原料とするものはマイルドな味わいを感じられます。ハイボールで飲むときは、甘い香りが引き立つバーボンや、キリッと爽やかなライを用いるのがおすすめです。
カクテルとして使われることも多いですが、ハイボールにも合わせやすく、炭酸で割ることで、原料のトウモロコシの甘みとライ麦のスパイシーな香りが引き立ちます。
日本人の口に合う繊細な味わいが特徴で、ハイボールに合わせるなら香り高い銘柄がおすすめです。炭酸で割ることでよりすっきりとした味わいになり、食中酒としても美味しくいただけます。
ウイスキーの種類が同じでも、使用する原料によって味わいや香りは大きく変わります。
例えば、「モルト」と呼ばれるウイスキーは大麦麦芽のみを原料としたものを指し、単式蒸留器を用いて蒸留するのが特徴です。副原料を加えないため、麦芽の風味を生かした個性的な味わいが楽しめます。
また、一つの蒸留所のウイスキーだけを詰めたシングルモルトは、その蒸留所の樽の香りを強く反映したウイスキーになります。
一方、「グレーン」と呼ばれるウイスキーは、大麦麦芽だけでなく、トウモロコシや小麦などの穀物も原料として使われています。モルトウイスキーとブレンドするために造られることが多く、連続式蒸留器を用いて蒸留されます。お酒の風味が弱く、モルトのように独特の香りもないため、ウイスキーを飲み慣れていない方でも飲みやすいのが特徴です。
モルトとグレーンをブレンドしたものは「ブレンデッド」と呼ばれます。個性の強いモルトと風味の弱いグレーンを合わせることで程よい香りとなり、ハイボールにも合う飲みやすい口当たりが特徴です。
ウイスキーは製造過程に蒸留という作業が含まれるためアルコール度数が高く、なかには50%以上あるものもあります。
ハイボールに合わせるときは、アルコール度数43%以下のウイスキーを選ぶと口当たりが良くなり、食中酒としても飲みやすくなります。アルコールの強さを感じるハイボールがお好みの方は、アルコール度数50%以上のものを選んでも良いでしょう。
熟成期間の短いウイスキーは原料の味わいや香りが強いのが特徴で、熟成期間が長くなるほど複雑な味わいと芳潤な香りを楽しめるようになります。
ハイボールに合わせる場合には短期熟成のウイスキーがおすすめです。炭酸で割ることで香りを引き立てつつ、強すぎない上品な味わいを楽しめるでしょう。
ここでは、カインズでおすすめのハイボールに合わせやすいウイスキーをご紹介します。
スコッチウイスキーベースのモルト原酒を100%使用したカインズオリジナルの本格ウイスキーです。原料の麦芽を乾燥させる際に泥炭を焚くため、力強いスモーキーな香りを楽しめます。
ウイスキー特有の香りとなめらかな口当たりを楽しみたい方におすすめです。アルコール度数は40度なのでハイボールにすると程よいアルコール感が感じられます。
ほのかな洋梨やりんごのような味わいが特徴のバーボンウイスキーです。モルトとグレーンを合わせたブレンデッドウイスキーなので、ウイスキー特有の香りが苦手な方でも飲みやすく、すっきりとした味わいとなめらかな口当たりを楽しめます。
ハイボールにすると柔らかなスパイスと蜂蜜の香りが引き立ち、心地よい余韻が感じられます。
豊かな水脈と自然に恵まれた蒸留所で生産された、すっきりとした味わいとほのかな甘い香りが特徴のカナディアンウイスキーです。トウモロコシを原料としたベースウイスキーとライ麦主体のフレーバーウイスキーを掛け合わせており、フレーバーウイスキー由来の軽やかで華やかな香りが感じられます。
マイルドな口当たりなのでウイスキー初心者にもおすすめです。
まろやかでコクのある味わいとバニラのようなウッディで甘い樽熟成香が楽しめる国産ウイスキーです。モルト原酒に蜂蜜のような甘さを持つカフェグレーンをバランス良くブレンドすることで、なめらかな口当たりを実現しています。
ウイスキーの旨味をしっかり味わえるストレートやロックもおすすめですが、ハイボールに合わせれば料理の味わいを引き立てるので食中酒としても美味しくいただけます。
マルス信州蒸留所で造られるツインアルプスは、中央アルプスの雪解け水を仕込み水として使用しており、柔らかな口当たりとコクのある味わいが特徴のウイスキーです。また、香りの強さも魅力の一つで、バニラのような甘い香りと熟したフルーツの香り、樽由来のウッディな香りが豊かに広がります。
ハイボールにすると、青りんごのようなフルーティな甘みを楽しむことができるでしょう。香りを楽しみたい方や甘い味わいがお好きな方におすすめです。
大麦麦芽を乾燥させる際にピートを使用していない、「ノンピートモルト」を合わせたブレンデッドウイスキーです。くせのない軽やかな味わいが特徴で、ウイスキー特有のスモーキーな香りが苦手な方でも飲みやすいのが魅力です。
また、甘い麦の香りのグレーンウイスキーとブレンドすることで、飽きのこない、すっきりとした飲みやすさを実現しています。リーズナブルな価格で購入できるため、気軽にウイスキーを楽しみたい方にもおすすめです。
200年以上の歴史を持つバーボンウイスキーです。大粒で高品質のデントコーンと良質な湧き水を原料に用いて、4年以上熟成した原酒を使用しています。代々受け継がれる秘伝の酵母で仕上げることで、バランス良い香りと味わい、心地よい飲み口を実現しました。
甘く軽やかなキャラメルやバニラの香りが特徴です。本格的でありながら飲みやすさを兼ね備え、ウイスキー初心者の方にもおすすめです。
モルトとグレーンを絶妙なバランスでブレンドすることで、柔らかくなめらかな 口当たりを実現した国産ウイスキーです。甘く芳醇な香りとドライフルーツのようなフルーティな味わいが楽しめます。
上品な甘みとすっきりとした心地よい余韻が続くため、ハイボールはもちろん、ロックや水割りもおすすめです。
くせのない軽やかなウイスキーとピート香豊かなウイスキーなど、35種類をブレンドした重厚でなめらかな口当たりのスコッチウイスキーです。りんごや洋なしのようなフルーティな甘み、シナモンやペッパーのスパイシーさを楽しむことができます。
スモーキーな余韻を感じられるので、ウイスキー特有の香りがお好きな方におすすめです。
創業以来100年以上続くテネシー製法で造られたバーボンウイスキーです。蒸留後、木桶に詰めた楓の木炭で一滴一滴時間をかけてろ過することで、まろやかで均整のとれたウイスキーに仕上げています。
バニラやキャラメルのような甘い香りとコクを感じるバランスの良い味わいが特徴です。ハイボールにすると炭酸水の爽やかさが加わり、ジャックダニエル本来の風味やコクがより際立ちます。
ハイボールはウイスキーを炭酸水で割っただけのシンプルなドリンクだからこそ、香りや味、喉ごしの良さは炭酸水で変わってきます。ウイスキー本来の味わいを引き立て、飲みごたえのある最高の喉ごしを楽しむためにも、炭酸を上手に活かしましょう。
ハイボールを作るときは、炭酸を逃さないよう、できるだけ刺激を与えずに徹底的に冷やすことが美味しさのポイントとなります。ここでは、おすすめの作り方をご紹介します。
まず、ハイボールを作る前にグラス、ウイスキー、氷は冷凍庫に、炭酸水は冷蔵庫に入れて徹底的に冷やしておきます。あらかじめグラス一杯に氷を入れた状態で冷やしておくと良いでしょう。
飲む直前になったらグラスにウイスキーを適量注ぎ、続いて炭酸水をグラスの縁からやさしく加えます。ウイスキー1に対して炭酸水3~4がおすすめですが、好みに合わせて割合を調整しましょう。最後にマドラーで縦に一回だけ全体を混ぜてできあがりです。
より爽快感を楽しみたい方は、レモンピールで香りづけするのも良いでしょう。
ウイスキーには美味しさをじっくり味わうストレートをはじめ、ハイボール以外にも美味しい飲み方があります。今回は、おすすめの飲み方を4種類紹介しますので、ご自宅でウイスキーを楽しむ際の参考にしてみてください。
トワイスアップはウイスキーに同量の水を注ぐだけのシンプルな飲み方ですが、最も香りが楽しめる飲み方とも言われています。常温のウイスキーに常温の水を加えることで、グラスから香りが立ち昇るのが魅力です。アルコール度数が下がるため、ウイスキーの深い味わいをじっくりと堪能できるでしょう。
作り方は常温のウイスキーを適量グラスに注ぎ、そこへ常温の水をウイスキーと同量加えます。より香りを楽しみたい方はワイングラスやテイスティンググラスを使用するのがおすすめです。
ホットウイスキーはウイスキーをお湯で割る飲み方です。温めることで湯気とともにウイスキーの芳潤な香りが立ち昇るのが魅力です。また、柑橘類やハーブ類、ジャムや蜂蜜などと相性が良いため、気分に合わせてトッピングを変え、アレンジを楽しむのも良いでしょう。
作り方は、まず耐熱グラスをお湯で温めておきます。グラスを温めていたお湯を捨て、ウイスキーをグラスの1/3から1/4まで注ぎます。そこに80度くらいのお湯をウイスキーの同量から3倍量加えます。最後に全体を軽く混ぜて完成です。
お湯の温度が高すぎると香りが飛んでしまい、低すぎると芳潤な香りが引き出せません。加えるお湯は80度にこだわりましょう。
マンハッタンはスイートベルモットを使用したウイスキーベースのカクテルです。赤や琥珀色の美しい色味と、甘く飲みやすい味わいが魅力で、合わせるウイスキーや配合によって味が大きく変わる繊細なドリンクです。バーボンウイスキーやカナディアンウイスキーも合いますが、一般的にはライウイスキーが使われます。
おすすめの作り方は、ミキシンググラスにウイスキーを3/4量、スイートベルモットを1/4量、香りづけのためのリキュール「アロマティックビダーズ」を一滴注ぎ、ゆっくりと混ぜるレシピです。あらかじめミキシンググラスとカクテルグラスを冷やしておきましょう。カクテルグラスに注いだら、レッドチェリーを飾ってできあがりです。
ミストは細かく砕いたクラッシュアイスにウイスキーを注ぐ飲み方です。名前の通り、グラスの外側についた水滴が霧のように見え、冷涼感あふれる見た目が魅力です。氷の粒が細かいためロックよりも冷たくなるのが特徴で、氷が解けるにつれてアルコール度数も下がっていきます。
作り方は、まずロックグラス一杯にクラッシュアイスを入れます。ウイスキーを適量注ぎ、マドラーでしっかり混ぜたら完成です。お好みでレモンを搾って入れたり、ミントを飾ったりすると、爽やかな香りも楽しめるでしょう。
ミストにはまろやかな味わいのブレンデッドウイスキーが合いやすく、個性の強すぎない銘柄がおすすめです。
ウイスキーをハイボールで飲むときは、生産地や原料、アルコール度数や熟成期間に注目してウイスキーを選びましょう。好みにもよりますが、ハイボールは炭酸を加えることでウイスキーの香りが引き立つため、香り高い銘柄がおすすめです。
また、原料によっても味わいが大きく変わってきます。ウイスキーの原料は主にモルトとグレーンの2種類ですが、ハイボールに合わせるときは、程よい個性を持つ味わいのブレンデッドが向いています。
ハイボールでしか楽しめない味わいや喉ごしを堪能しつつ、その日の気分やウイスキーの種類に合わせて様々な飲み方を楽しみましょう。