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目次/ INDEX
金庫は主に防犯対策として使用されてきましたが、近年は災害対策を意識した商品も豊富に販売されており、どれを選ぶべきか迷う方も少なくありません。
そこでこの記事では、家庭用金庫の選び方をはじめ、おすすめ商品や使用上の注意点をご紹介します。
金庫には火災から収納物を守ることを目的に作られた耐火金庫と盗難から守ることを目的に作られた防盗金庫の二種類があります。ここでは、それぞれの特徴を解説します。
耐火金庫は収納物を火災から守ることを目的に作られた耐熱仕様の金庫です。
主に気泡コンクリートと呼ばれる素材から造られており、火災の際は気泡コンクリートの水分が蒸発することで気化熱が発生するため、庫内が高温になるのを防ぐことができます。
一般的に家庭用金庫と呼ばれるものはこの耐火金庫を指し、日本のJIS規格やアメリカのUL規格に合格したもののみが耐火金庫として認定されます。
防盗金庫は耐火性に加え、高い防盗性を備えた金庫です。防盗金庫は災害にも盗難にも強いため、多額の現金でも保管しやすいメリットがあります。
しかし、サイズが大きく重量もあるため、一度設置すると移動が難しく、耐火金庫に比べて価格が高いというデメリットも存在します。
日本では、主に日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会の規格に合格し、工具などによる破壊行為に耐えうると認定されたもののみが防盗金庫として使用されています。
金庫は商品によって大きさや形状、鍵の種類に違いがみられます。ここでは、最適な金庫を選ぶために注目してほしいポイントを6つご紹介します。
金庫の購入を検討するときは、まず初めに設置場所を決め、面積と耐荷重を確認しておきましょう。
大きくて重い金庫は防犯性の面では優れていますが、その分、設置のためのスペースが必要となり、重さに耐えきれず床が抜けてしまうことなどもあります。設置場所のサイズと耐荷重、金庫の外寸と重量を考慮して検討するようにしましょう。
家庭用金庫は主に手提げ型と据え置き型の2つのタイプがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので用途に合わせて選びましょう。
手提げ型の金庫はコンパクトで軽い商品が多く、持ち手が付いているので緊急時に持ち出しやすいのが特徴です。また、価格が比較的安いため手軽に購入できるというメリットもあります。
一方、盗難リスクが高いことや据え置き型に比べると耐火性・防水性が劣る場合が多いといったデメリットも留意しておきましょう。
据え置き型の金庫は定位置に設置することを想定した金庫であり、耐火性や耐久性に優れているのが特徴です。
頑丈にできているため、地震や火災などの災害時にも収納物をしっかり守ることができます。なかには床面にボルトで固定できるものもあり、本格的な盗難対策として使用されることもあります。
一方、比較的価格が高いことや運搬・処分時の負担が大きいといったデメリットにも留意しておきましょう。ボルトで固定できるタイプの金庫は、持ち去りに強く、保管品をよりしっかりと守ることができます。
隠し金庫とは、本や時計、家電などを精工に模して造られた一見金庫に見えない金庫のことです。耐久性やセキュリティ性は低いですが、冷蔵庫やインテリアの中に紛れ込ませることで、金庫発見までの時間を稼ぎ、犯人に犯行を諦めさせる形で盗難を防止します。
隠し金庫は比較的安く購入できるため、金庫設置のための費用やスペースを十分確保できない場合におすすめです。
金庫の鍵には様々なタイプのものがあります。セキュリティの高さや使いやすさを考慮した上で最適な鍵を検討しましょう。
シリンダー式とは、鍵穴に金属製の鍵を差して回すことで施錠・解錠するタイプの鍵です。操作が簡単なので使いやすく、開け閉めする頻度が高い場合におすすめです。
ただし、鍵の複製やピッキングのリスクがあるため、防犯性を重視する場合は鍵の表面や側面に小さなくぼみが開いているディンプルキーを選ぶと良いでしょう。
テンキー式は、暗証番号を入力することで解錠するタイプです。操作が簡単でセキュリティ性にも優れているため、多くの家庭用金庫で採用されている方式です。
入力の際、周囲に暗証番号を知られる危険性がある場合には、生体認証などと併用した二重ロック式を選ぶことで、よりセキュリティ性を高めることができます。
ただし、暗証番号を忘れた場合やテンキーが電池切れの場合には解錠できないので注意しましょう。
マグネット式とは、特殊なマグネットキーを差したりかざしたりすることで磁力の力を利用して施錠・解錠するタイプの鍵をいいます。操作がシンプルで開け閉めしやすく、鍵穴がないため防犯性にも優れていることが特徴です。
マグネットキーは複製しにくいのでセキュリティ面では優れていますが、複数人で使用したい場合にはキーボックスを使用するなどの工夫が必要です。
ダイヤル式は、ダイヤルを回してあらかじめ指定した数字に合わせることで解錠するタイプです。金庫の解錠方式としては最もポピュラーなタイプで、精密な構造のためセキュリティ性は高いのが特徴です。
金庫によってはダイヤルが回しづらいものや数字が合わせにくいものもあるので、購入前に操作がしやすいかどうかを確認しておきましょう。
ICカード式は、専用のICカードをかざしたりスライドさせたりすることで施錠・解錠するタイプです。素早く施錠・解錠ができ、暗証番号を知られるといった情報漏洩のリスクも低いため高い防犯性が期待できます。
より本格的な防犯対策を施したい場合は生体認証やテンキーと組み合わせたもの、解錠履歴の分かるものなどを使用するのもおすすめです。
生体認証式は、あらかじめ登録しておいた指紋や静脈パターン、顔などと一致した場合に解錠できるタイプです。価格は高いですが、登録された情報と一致しない限り解錠できないためセキュリティ性に優れています。
複数人で使用する場合や指を怪我したときのリスクに備えるならば、生体認証の他に解除方法があるものもおすすめです。
防盗金庫を選ぶときは、破壊行為に耐えうる頑丈な造りでできているかどうかを確認しましょう。
日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会の規格により、バールでのこじ開けやバーナーによる溶断に耐えられるかをチェックする防盗試験をクリアした金庫は高い防盗性を期待できます。防盗試験に合格したものには等級に応じて日セフ連規格の性能マークが記されます。
また、大型で重量のあるものやアンカーボルトで固定できる金庫は、持ち運ばれにくいため強盗や空き巣対策におすすめです。
耐熱金庫は様々なケースの火災を想定して作られた金庫で、大切や書類やデジタルメディアを保管するのに適しています。
商品を検討する際は耐火時間と耐熱時間を確認し、信頼できるものを選びましょう。耐火時間は最低でも30分から1時間ある商品を選ばれるとよいでしょう。
耐火性を判断するには、日本のJIS規格、またはアメリカのUL規格に適合したものであるかを確認しましょう。
JIS規格とUL規格はどちらも正規の試験であるため、どちらか一方の表記があれば問題ありませんが、加熱試験の方法は多少の違いがあります。JISの耐火試験は、炉内温度を1時間加熱した後、すぐに炉から金庫を取出しますが、ULの耐火試験は加熱後、炉を密閉した状態で経過を見ます。
これは、消火後もすぐに金庫を取り出せない状態を想定しているためであり、UL規格の方がより厳しい条件で加熱試験を実施しています。
時計やアクセサリーなどの貴金属類は、付属の宝石や金属の種類によって耐熱温度が異なります。例えば、ダイヤモンドやルビー、サファイアなどの耐熱温度は180度とされていますが、エメラルドやオパール、真珠などは65度であり、高温に弱いことがわかります。
高温にさらされると変色したり破損したりするものもあるため、宝石ごとに購入店で耐熱温度を確認しておきましょう。
紙類を保管する場合には、金庫の内寸が紙のサイズよりも上回るものを選びましょう。例えば、A4の書類を保管する場合、金庫の内寸は210×297mmより大きいものがおすすめです。
また、書類をファイルなどに入れて保管する場合には、ファイルの大きさも考慮して選ぶ必要があります。
CDやHDDなどのデジタルメディアはプラスチック製のため、60度を超えると破損する恐れがあります。高温によりデータが破壊されてしまうのを防ぐためにも、デジタルメディアの保管にはデータセーフ庫がおすすめです。
データセーフ庫とは、JIS規格で定められた基準をクリアした金庫であり、庫内温度は52度以下、湿度は80%以下に保つことができます。
津波や河川の氾濫による浸水が想定される場合には、防水性に優れた金庫がおすすめです。水への耐性については「耐水」「防水」という表記に注目しましょう。
「耐水」とは飛沫や噴流に対する耐性であるのに対し、「防水」とは潜水時を想定した耐性であるため、「防水」と表記された金庫は、より水への耐性が強いことを表しています。
ここでは、カインズで販売しているおすすめの金庫を18点ご紹介します。
キング 耐火金庫 MS-K-A4【Web限定:宅配・開梱・設置無料・別送品】
JIS規格に適合した耐火時間1時間の据え置き型金庫です。家庭用金庫として使いやすい適度な容量があり、庫内にはA4サイズの書類を収納できるトレーが付属しています。
鍵にはシンプルなシリンダー錠を採用しているため、開閉の頻度が高い方にもおすすめです。
耐火金庫 CPS-30K スカイブルー【Web限定:宅配・開梱・設置無料・別送品】
エコのセメントの一種である高炉セメントを使用し、従来品に比べCO2排出量を約40%削減した環境にも優しい金庫です。鍵には裏表がなく複製しにくいリバーシブルキーを採用しているため、開閉しやすく防犯性にも優れています。
庫内はA4判の書類を収納しやすい固定トレーが2箇所に付属しています。1時間の耐火性があり、あらゆる火災から保管品を守ります。
こじ開けに強い複数のカンヌキと分厚い扉を備えた丈夫な造りが特徴の投入式金庫です。鍵はセキュリティ性の高いテンキーを採用し、暗証番号を最大7種類設定できるため、複数人での使用にもおすすめです。
アンカーキットが付属になっているので床に固定することも可能です。
対応する据え置き型金庫の中に収納できるドロワーです。シリンダー式の鍵で施錠できるため、小型金庫としてそのまま使用することもできます。
A4サイズに対応しており、書類や小物類の保管におすすめです。
複数本のロッキングボルトや鋼鉄製の頑丈な扉で、無理なこじ開けなどから保管物を守ります。
また、本体は100kgあるうえ、付属のボルトタウンキットで床に固定することもできるので、盗まれにくさを重視したい方におすすめです。扉の裏にはキーフックや伸縮網が装備されており、使いやすさにも配慮しています。
UL規格の2時間耐火試験、およびETL耐水性能テストに合格した災害に強い金庫です。極太のカンヌキを複数本装備している点やテンキーと複製しにくいチューブラーキーによる2重ロックである点など、セキュリティ面でも優れています。
庫内には鍵付きドロワーやトレーが付属になっている他、庫内照明付きで使いやすさにもこだわった金庫です。
従来品より60%太くなったカンヌキとこじ開け防止設計を採用した蝶番が特徴のセキュリティ性に優れた金庫です。
また、アメリカのUL規格が定める1時間耐火試験や爆発試験に合格し、災害にも強い商品です。1時間デジタルメディア耐火テストにも合格しているため、CDやHDDなどのデジタルメディアの保管にも適しています。
硬貨や紙幣、印鑑などを種類別に整理しながら保管できる手提げ型の金庫です。シリンダー錠とダイヤル式の2重ロックで防盗性が高く、フリーマーケットや出店などでの使用にもおすすめです。
トレーの下は領収書や伝票を保管できるフリースペースになっており、お札を折らずに収納することができます。
30分の耐火性能と72時間防水性能を備えた災害に強い手提げ型金庫です。ETLデジタルメディア耐火性能テストにも認定された商品なので、熱に弱いデジタルメディアも保管できます。
また、ハンドル付きなので、緊急時に持ち運びしやすいのも特徴です。コンパクトなデザインでありながら庫内は十分な容量があり、A4サイズの書類も折らずに収納できます。
UL2時間耐火試験とETLデジタルメディア耐火テストに合格した耐火性能に優れた金庫です。防水性能も兼ね備えているため、浸水を伴う災害や消火活動の際の水濡れからも保管物を守ることができます。
また、扉にはこじ開け防止構造を採用している他、2重ロック式で防盗性を重視する方にもおすすめの金庫です。
庫内にはLED照明が設置されており、扉が開くと自動的に一定時間点灯するため、落ち着いた照明の部屋やクローゼット内でも快適に使用できます。
1人分の貴重品を保管するのに最適なコンパクトサイズの金庫です。サイズは幅23.1cm×奥行17cm×高さ17cmなので、机上やベット下にも設置できます。
また、庫内にはカーペットが敷かれており、時計やアクセサリーの保管にも最適です。別売のボルトダウンキットを使用すれば壁や床に固定することもできます。
JIS規格の定める1時間耐火試験に合格した耐火金庫です。鍵には電子ロック錠とダイヤル錠による2重ロック機構を採用しています。マグネットの特性を利用した電子ロック錠は、高級フェライト磁石を使用しているため磁力は半永久に続きます。
また、庫内には鍵付きスチール引き出しや可動棚が付属しており、使いやすさを重視したい方にもおすすめの金庫です。
アラーム付タッチパネル式1時間耐火・耐水金庫 JFW082UEL【別送品】
無理なこじ開けや衝撃を検知すると大音量のアラームが発動する金庫です。鍵には操作しやすいタッチパネル式のテンキーを採用し、複製しにくい円筒状のチューブラーキーを用いて2重ロックを掛けることができます。
また、UL耐火テストに合格し1時間の耐火性能を有するうえ、耐水性能も備えているため自然災害にも強い金庫です。
耐火金庫 JF082ET(50kg以下)【別送品】
UL1時間耐火テスト、UL爆発テスト、ETL1時間デジタルメディア耐火テストに合格した耐火金庫です。
A4判の書類に対応できるサイズでありながら、幅41.5cm×奥行49.1cm×高さ34.8cmと大きすぎないため、あまり広い置きスペースを確保できない方にもおすすめです。また、扉の内側には小物収納や鍵掛け用のフックが付いており利便性にも優れています。
シンプルなシリンダー錠を採用した手提げ式のキャッシュボックスです。硬貨を種類別に収納できるトレーや伝票などを挟める書類はさみを備えているため整理しやすく、ご家庭での使用はもちろん、オフィスやイベント時にもおすすめです。
薄型でコンパクトですが、お札を折らずに収納することができます。
ダイヤル錠とシリンダー錠を用いて2重ロックが可能な金庫です。コンパクトなデザインながらB5サイズに対応しており、家庭用耐火金庫としての使いやすさを追求したモデルです。
また、1時間の耐火性能を備え、災害対策としても有効です。
耐火・耐水金庫 JFW123GEL(50kg以下)【別送品】
UL規格の定める1時間の耐火テストや爆発テスト、ETLデジタルメディア耐火性能テストに合格した強靭な造りが特徴の金庫です。耐水性能も備えているため、災害対策を重視したい方におすすめです。
また、鍵には視認性の高いバックライト付きテンキーを採用し、複製しにくいチューブラーキーとの2重ロックが可能です。
UL規格の定める1時間の耐火テストに合格した金庫です。デジタルメディアにも対応しているので、熱に弱いCDやHDDなども保管できます。
庫内はA4判の書類も折らずに収納できるサイズがあり、付属のトレー棚を用いて保管物を整理して収納することができます。
キーボックスとは、鍵をしっかりと保管できるロック付きの専用ケースです。シリンダー式やマグネット式の鍵を採用した金庫を使用する場合には、キーボックスに鍵を保管することで盗難や紛失を防ぐことができます。
キーボックスの施錠方法や鍵の収納本数は商品によって異なるため、鍵を共有する人の人数や予算に合わせて選びましょう。
壁掛け用としても携帯用としても使用できる取っ手付きのキーボックスです。鍵のサイズに合わせてフックの位置を調整できるため、どのようなサイズの金庫の鍵にも調整することができます。
最大20本の鍵を掛けることができるので、自宅のスペアキーや車の鍵の保管場所にお悩みの方にもおすすめです。
耐候性に優れたAAS樹脂を採用したキーボックスです。日差しによる変色などが少ないため、屋外での使用にもおすすめです。シリンダー錠によるロックなので暗証番号を忘れるリスクがありません。
金庫には耐用年数があり、期限を過ぎて使用を続けると耐火性の低下により十分な安全性を確保できなくなります。金庫を使用する際は、金庫の製造日と有効耐用年数を確認しておきましょう。
日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会では金庫の有効耐用年数を20年と定めています。
有効耐用年数を過ぎた金庫は、各自治体の処分方法に従って適切に処分しましょう。
他にも購入店舗やリサイクル業者、専門業者に引き取りをお願いする方法があります。大きさや重量によって引き取り費用が異なるので、事前に確認しておくようにしましょう。
家庭用金庫の大きさや形状、鍵の種類は商品によって様々であり、保管するものや設置可能なスペースによって適切なものを選ぶ必要があります。
特に、耐熱温度が低いデジタルメディアや宝石類など、高温にさらされると破損する恐れのあるものを保管する場合には、購入前に耐火温度を確認し、適切な金庫を選びましょう。
また、金庫には有効耐用年数があります。購入後は有効耐用年数と製造年を確認し、買い替え時期の目安を知っておくとよいでしょう。