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色鉛筆は子どもの文房具としても大人の画材としても手に取りやすいツールです。お絵描きはもちろん本格的なイラストや、ブームが続く塗り絵など、幅広い表現や創作活動に使われています。
今回は色鉛筆の基本的な選び方を解説し、おすすめ商品もご紹介します。
色鉛筆は一見同じように見えても、種類によってさまざまな違いがあります。色鉛筆の購入を検討するときには以下の3つのポイントに注目し、用途や考えている表現に合ったものを選びましょう。
色鉛筆の種類は、大きく分けると油性と水彩の2つです。小学生時代に誰もが一度は手に取ったことのある一般的な色鉛筆は油性に当たります。水彩の色鉛筆を選ぶと、また違った表現が可能です。
油性色鉛筆の芯の部分は、顔料と水に溶けないワックスなどを混ぜて作られています。
発色が美しく隣の色と混ざりにくいので、子どもや絵画の初心者にも簡単に扱えるのが特徴です。お絵描きや大人の塗り絵にも手軽に使えるほか、屋外に持ち運んでのスケッチや本格的な絵画にも利用でき、それぞれの腕前を発揮できるでしょう。
水の影響を受けないため、油性色鉛筆で描いた線のうえから水彩絵の具を塗るといった複数の画材を使った表現もできます。
油性色鉛筆は幅広い価格の商品が揃っており、なかにはリーズナブルなものもあるため、どんなものを創作したいかまだ決まっていない場合はこちらがおすすめです。子どもへのプレゼントにも適しています。
水彩色鉛筆は、芯の部分が顔料と水に溶けるワックスなどから作られています。
色合いがやや淡いものの、紙のうえで線を走らせただけなら油性色鉛筆で描いたものとあまり変わりません。描いたところに水をのせると色が溶け出すのが最大の特徴です。水を加えることにより、ぼかしやにじみ、グラデーションなど水彩画のような柔らかい表現ができます。
水や筆の使い方によっては隣の色と混じり合ってしまうため、ある程度の技術は必要ですが、色鉛筆の表現と水彩画の表現がどちらも楽しめます。
水彩色鉛筆は、水彩画にチャレンジしたいけれど絵の具を使うのは面倒に感じる、という人にもおすすめです。屋外でスケッチし、帰宅後に水彩画のようにアレンジするといった使い方もできます。
色鉛筆での作業や創作を始めたいとき、まずはセットとなっているものを購入するのが一般的です。色鉛筆のカラーバリエーションとしては12色、24色、36色などがあり、多いものでは100色や500色が揃うセット商品も販売されています。
ただし、色の種類があまりに多すぎると十分に使いこなせなかったり、収納や持ち運びに困ったりすることがあるので、最初は12色から36色までの3種類から選ぶのがおすすめです。
多くの方が小学校で使用経験のある12色セットは、赤・青・黄の3原色のほか黒や緑・ベージュなど基本的な色で構成されています。12色では少しもの足りないという方には24色がおすすめです。より複雑で繊細な表現をしたいという方は36色を選ぶと良いでしょう。
色鉛筆で描く作品を思い通りの仕上がりにしたいのなら、芯の硬さをチェックしておきましょう。
油性色鉛筆と水彩色鉛筆は、どちらもJIS規格により芯の硬さが3種類に分けられています。硬い方から硬質・中硬質・軟質という分け方をされており、中硬質の場合は表示を省略しても良いことになっています。
硬質の色鉛筆は軟質より発色が劣るものの、芯が硬い分だけ極端な減り方をすることがありません。文字や細かな図を描くのにも向いています。仕事で細かな作業をする人や筆圧の強い人におすすめです。
中硬質の色鉛筆はほどよい硬さを持つため、塗り絵や絵画など様々な用途で扱いやすいのが特徴です。子ども用から大人向けまで商品数も数多く揃っています。
幅広い選択肢のなかから選びたい人や、これから絵画や塗り絵を始める初心者におすすめです。
軟質の色鉛筆は発色が良く、細い線を描くよりも広い面を塗るのに向いています。芯が柔らかいので、紙以外の素材に色をのせることも可能です。特定の創作活動を想定している人や筆圧の弱い人におすすめです。
小学生や絵画の初心者にも使いやすいのが12色セットの色鉛筆です。カインズでおすすめの色鉛筆をご紹介します。
園児や小学生が扱いやすいように作られたサンフレイムジャパンの色鉛筆です。これから色を覚えていく子どもにもわかりやすいように、各色の名前が台紙にひらがなで記載されています。
透明なプラスチック製のケースに入っているため、どの色の減りが早いか一目瞭然です。
日本の文具メーカーとして名の知られた三菱鉛筆の色鉛筆で、学習文具シリーズ「ユニパレット」の商品です。ケースは青一色に英字の入ったシンプルなデザインなので、小学生低学年から高学年まで長く愛用できるでしょう。
一本一本の軸が丸ではなく六角形に作られており、机のうえで転がりにくいのがメリットです。
文具メーカーとして歴史の長いトンボ鉛筆の製品で、商品名のとおり環境に配慮して作られた色鉛筆です。軸の素材には森林認証材が用いられており、木そのものの風合いが生かされています。
缶ケースはナチュラル感あふれるデザインで、子どもの学習用としても大人の趣味や仕事用としてもおすすめです。
軸全体が芯のみでできた、ぺんてる製の色鉛筆です。小学生が授業で使いやすいように基本的な12色に加え、動植物の観察や地図などを塗り分けるのに便利な青緑・こげ茶・紫の3色がセットに入っています。
削り器と消しゴム、名前シールが付属しているので、屋外での観察や絵画にもおすすめです。
1973年に軸すべてが芯でできている画期的な商品として誕生して以来、長く愛されているサクラクレパスの色鉛筆です。細い線を描ける色鉛筆と広い面を塗りやすいクレヨンの良さを併せ持つ文具品として開発されました。
また、芯が折れにくく、消しゴムで消しやすいのもメリットです。削り器と消しゴムが付属しています。
基本的な12色が揃う色鉛筆で、ミニサイズであることが大きな特徴です。ケース本体が9.8cm×11.8cmとコンパクトなのでランドセルやカバンに収まりやすく、学校での使用のほか、旅先でのスケッチなどにも向いています。
色鉛筆の軸が短いため、手の小さな園児がお絵描きに使うのにもおすすめです。
形は通常の色鉛筆と同じですが、ポリマー芯が採用されており、折れにくく発色が良いという特徴があります。また、消しゴムで消しやすいのもメリットです。
細かな部分を失敗なく塗りたいときや、消しゴムの使用をハイライト表現に生かしたいときにも使いやすい製品です。
絵の具やクレヨンなど様々な画材を取り扱っているサクラクレパスの商品です。紙に描いたあとに水を含ませると溶け出すため、水彩画のような柔らかなタッチで絵画作品の創作が楽しめます。
手帳のような高級感のあるケースには12色の色鉛筆とともに削り器と水入れ、筆が収められているため、野外でのスケッチにも便利に使えます。
基本的なカラーの12色ではもの足りない、中間色を美しく表現したいという方には24色セットの色鉛筆がおすすめです。使いやすい商品をご紹介します。
1975年の創業以来、文房具や事務用品を扱ってきたリバティジャパンの色鉛筆です。ケースの内側には学年や組、名前を記入する欄があり、小学生の使用が想定されています。
ケースの表面はオレンジカラーがベースなので男児女児ともに使いやすいでしょう。アーティスティックなデザインが施されており、大人でも手に取りやすい商品です。
トンボ鉛筆で1970年代から販売されているロングセラー、NQシリーズの一つです。発色の良さと描き心地のなめらかさが特徴で、品質やデザインは当時から変わっていません。
黄色い缶ケースは2カ所の隅を押すだけで簡単に開く仕様になっています。事務や設計などの仕事用として、またスケッチや塗り絵などの趣味用としてもおすすめです。
比較的リーズナブルな価格で24色が揃うサンフレイムジャパンの色鉛筆です。金・銀を含め、深緑や群青、朱色など12色セットにはないカラーが含まれるため、より繊細で複雑な色使いや多彩な表現ができるでしょう。
お絵描きが大好きな子どもやこれから塗り絵を始めたい大人用として、気軽に購入できる商品です。
ノリスクラブは、世界で名の知られたドイツの老舗文具メーカー、ステッドラーの子ども向けシリーズです。ノリスクラブシリーズは安全性の高さが特徴で、こちらの色鉛筆もヨーロッパの厳しい安全規格をクリアしています。
芯には芯折れ防止加工のコーティングが施されており、落としたり強い力で扱ったりしても折れにくい工夫がされています。
彩色をするうえで色の使い分け方や組み合わせ方にこだわりたい方は、36色セットの色鉛筆を検討するのも良いでしょう。
ドイツのステッドラー製の色鉛筆で、オリーブ色やすみれ色、ワイン色など独特なカラーが含まれる36色セットです。混色では生み出しにくいカラーも使用しながら、繊細かつ鮮やかな描写が楽しめます。
子どもへの安全性に配慮したノリスクラブシリーズの製品で、コスパに優れているのもメリットです。軸が六角形なので、滑りにくく転がりにくい点でもおすすめです。
色鉛筆のセット商品を使っていくうちに一部の色が不足してきた場合は、単色の色鉛筆を購入して補充すると良いでしょう。色鉛筆は、各メーカーから単色でも販売されています。
また、12色セットによく入っている一般的な色だけでなく、珍しいカラーもバラ売りされています。
最初に用意するセット商品のカラーバリエーションの数で迷ったときは、まず少ない数の色鉛筆セットを購入し、欲しいカラーだけを単色で足していくという方法もおすすめです。
色鉛筆は、子どもの頃に誰もが一度は手にしたことのある文房具ではないでしょうか。現在の子どもたちにもお絵描きや学校の課題などに使用されており、大人の仕事や趣味にも活用されています。
色鉛筆を選ぶ際には種類の違いやカラーバリエーション数、芯の硬さなどに注目しましょう。種類には油性と水彩があり、一般的なタイプの油性に対し、水彩は水彩画に似た表現ができる色鉛筆です。
主なカラーバリエーションとしては12色・24色・36色のセットがあるので、用途に応じて使いこなせそうなものを選ぶのがおすすめです。自分に合った種類や硬さの色鉛筆で作品作りを楽しみましょう。