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エアコン掃除の手順は? カビの予防方法やクリーニング業者の選び方

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CAINZ ライフハック

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CAINZ ライフハックは、ホームセンターのカインズ (カインズホーム) が提案する日常で使える便利な知恵をお届けします。すぐに実践できる便利なTIPSや情報が盛りだくさん。

エアコンが必要な時期が近づき、慌ててフィルター掃除をした経験を持つ方もいるのではないでしょうか。エアコンは定期的に掃除をしないと内部にほこりが溜まったり、カビが発生したりします。

また、エアコン内部の汚れは運転効率を下げ、電気代を余計に消費することにもつながってしまいます。エアコンは定期的に掃除をして、効率よく稼働させながら清潔な空気で過ごせるようにすることが大切です。

そこで今回は、エアコン掃除の方法を詳しく解説します。自分で掃除をする手順だけでなく、エアコンクリーニング業者に依頼する方法とその選び方のポイントなどについても見ていきましょう。

エアコンは自分で掃除しても大丈夫?

エアコンと悩む女性

そもそも、エアコンは自分で掃除できるものなのでしょうか。実は、家庭用エアコンは自分で掃除ができる部分と、エアコンクリーニング業者に任せるべき部分があります。まずは、その違いについてご説明します。

エアコンフィルターと本体の拭き掃除は自分でも可能

エアコンで掃除すべき部分は、「本体の外側部分」「フィルター」「内部の送風ファンや熱交換器」の3つに大きく分けられます。このうち、自分で掃除しても問題ないのは、本体の外側部分とフィルターです。掃除の頻度は、2週間から1ヵ月に1回が理想です。

一方、自分の手で掃除するのを避けるべきなのは、内部の送風ファンや熱交換器となります。こちらは、プロへ依頼することで、故障などのリスクもなく汚れやほこりを除去できます。

なお、エアコンの中には、自動で内部をクリーニングできる機能を搭載しているモデルもあります。フィルターをきれいにする機能と、エアコンの内部をきれいに保つ機能など、エアコンによってクリーニングの機能が異なりますので、取扱説明書などをよく確認して、必要な掃除をすることが大切です。

また、エアコンを使っていない時期も定期的にエアコン掃除をすることで、内部にほこりが溜まったりカビが発生したりするのを避けられます。そうすることで、フィルターの目詰まりを防ぎ、電気代を余計に消費することもなくなるのです。

市販のエアコンクリーナーの使用は要注意

自分でエアコン掃除をする際、市販のエアコンクリーナーを使って内部を掃除するのはあまりおすすめできません。市販のエアコンクリーナーを使うと、エアコン内部に洗剤や水が入り込み、故障の原因となったり、最悪の場合、火事を引き起こしたりする可能性があるためです。

前述したように、フィルター以外のエアコンの内部は、市販のクリーナーを使うのではなく、エアコンクリーニング業者に掃除を依頼することをおすすめします。

必要に応じてエアコンクリーニング業者の利用も検討

エアコンを掃除する業者

エアコンから出る風のにおいが気になる場合や、フィルター以外の内部をしっかりと掃除したい場合は、プロのエアコンクリーニング業者を利用しましょう。

エアコンクリーニングの頻度は、リビングやキッチンなど、人の出入りが多く空気も汚れやすい場所のエアコンは1年に1回、寝室などの人の出入りが少ない部屋のエアコンは2年に1回が目安です。

エアコンを自分で掃除する方法

エアコンを掃除する主婦

家庭でできるエアコン掃除は、エアコンのフィルターや外側部分です。フィルターの掃除は、エアコン掃除の中でもポイントとなる部分。フィルターをきれいにするだけでもエアコン内部の汚れを防ぐことができますから、フィルター掃除はしっかり行ってください。

エアコンフィルターの掃除に必要な物は、下記のとおりです。

<エアコンフィルターの掃除に使う物>

  • ハンディモップ
  • 掃除機
  • 新聞紙
  • 水で薄めた台所用洗剤(少量)
  • やわらかめのブラシ(古い歯ブラシなど)
  • タオル(2枚)

ここでは、エアコンのフィルター掃除の手順についてご説明しましょう。なお、フィルターを掃除した後は、エアコンの吹き出し口と本体を拭き掃除すれば終了です。

1. 電源プラグを抜き、本体のほこりを除去する

漏電を防ぐためにも、まずはエアコンの電源プラグをコンセントから抜きます。

また、フィルター掃除の際に、エアコン本体上部に溜まったほこりが舞い上がらないよう、最初にハンディモップを使って除去しておきましょう。

2. フロントパネルを開ける

エアコンのフロントパネルを開けます。この際、取扱説明書を確認しながら慎重に行ってください。

3. 取り外す前にフィルターのほこりを掃除機で吸い取る

フィルターの状態を確認し、目で見てわかるほどほこりが大量についている場合は、フィルターを取り外す前に掃除機である程度吸い取ります。

フィルターがあまり汚れていない場合や掃除機が届かない場合は、そのままフィルターを外しても問題ありません。

4. フィルターを取り外し、掃除機でほこりを吸い取る

フィルターを静かに外します。ほこりが舞い散ることがあるため、ゆっくりと外しましょう。

外したフィルターを新聞紙の上に置き、表面に掃除機をかけます。この際、裏面から吸い取るとほこりがフィルターの目に詰まって除去しにくくなるため、表面から掃除機をかけてください。

5. フィルターを洗浄する

掃除機だけでは除去しきれなかった細かいほこりを、シャワーなどを使って流します。掃除機をかけるときとは反対に、裏面からほこりを押し出すようにしてシャワーなどをあてるときれいに洗浄することが可能です。

シャワーなどで流した後も細かいほこりが残っている場合は、水で薄めた台所用洗剤を少量かけて、歯ブラシなどのやわらかいブラシでこすって除去します。

6. フィルターを乾かす

ほこりをきれいに落とせたら、タオルでフィルターを挟み込むなどして、水気をしっかり取ります。水気が取れたら、壁などにフィルターを立てかけて干し、完全に乾かしましょう。

乾燥しきらない状態でフィルターを内部に取りつけると、カビやにおいの原因となるため注意が必要です。半日〜1日かけて、しっかりと乾かします。

完全にフィルターが乾いたら、再びエアコン内部へ取りつけます。フロントパネルを閉めて、電源プラグも入れ直したらフィルター掃除の完了です。

エアコンのカビを予防するには?

汚れたエアコン

エアコンの内部は、使い方や掃除の頻度によってはすぐに汚れが溜まり、カビが発生することもあります。そこで、エアコン内部をできるだけきれいな状態に保つための、エアコンの使い方のポイントや日常生活で心掛けるべきことを見ていきましょう。

内部クリーン運転を活用する

エアコンの中には、運転停止後に送風運転に切り替わる「内部クリーン運転機能」を搭載したモデルもあります。これは、送風運転することによってエアコン稼働中に発生した結露を乾かし、カビやにおいを防ぐための機能です。エアコン使用後は、この内部クリーン運転を行うことで、カビの発生を予防することができます。

ただし、内部クリーン運転は、すでに発生しているカビやにおいを除去する効果はありません。内部クリーン運転をしてもにおいが気になる場合は、カビが発生している可能性がありますので、自分でフィルターを掃除したり、内部をエアコンクリーニング業者に掃除してもらったりする必要があります。

冷房使用後は送風運転を活用する

内部クリーン運転機能を搭載していないエアコンでも、冷房使用後に送風運転を行うことで、内部クリーン運転と同様の効果が得られます。内部クリーン運転機能を搭載していないエアコンは、使用後に1時間程送風運転を行って内部を乾燥させましょう。

こまめに換気する

エアコンは部屋の空気を取り込むため、エアコンが設置されている部屋の空気が清潔であることも重要です。窓をこまめに開けて換気を行い、室内のにおいやほこりを減らすことも、エアコンの悪臭予防につながります。

エアコンクリーニング業者はどうやってエアコン掃除をする?

エアコンを掃除する業者

エアコンクリーニング業者にエアコン掃除を依頼すると、本体を分解して、素人ではきれいにすることが難しい内部の送風ファンや熱交換器なども徹底的に掃除してくれます。

さらに、メニューやオプション次第で、防カビ剤を使ってカビ予防をしてもらうことも可能です。

エアコンクリーニング業者の料金相場

エアコンクリーニング業者の料金相場は、1台あたり1万5,000~2万円程度です。ただし、料金設定は業者ごとに異なりますし、「掃除機能付きエアコン」はさらに8,000~1万円程度上乗せされるのが一般的です。

また、クリーニング料金だけでなく、出張費やクリーニング以外のオプション料金によっても、最終的にいくらくらいかかるのかが変わってきます。

まずは見積もりを出してもらい、その料金に納得した上で依頼することが大切です。

エアコンクリーニング業者の掃除手順

エアコンの部品を外す業者

エアコンクリーニングの詳しい作業工程は業者ごとに異なりますが、基本的な流れは同じです。続いては、一般的なエアコンクリーニング業者の掃除手順について見ていきましょう。

1. エアコン周りを養生する

まずは、作業現場の周りをビニールなどで養生します。これは、エアコンの汚れやほこりが壁や床に飛ばないようにするためです。ほかの家電やソファ、棚などの家具がエアコンの近くにあれば、それらも汚れないように保護します。

2. エアコンを分解する

エアコンのフィルター、カバー、ユニットと順番に取り外します。さらに、ユニットを部品レベルに分解します。

3. ほこりを除去する

エアコン内部に溜まったほこりを、バキュームを使って除去します。

4. 内部を高圧洗浄する

エアコン内部全体に洗剤を吹きつけ、数分置いてから高圧洗浄機で洗い流します。洗浄後は暖房運転で内部を乾燥させます。その際、内部に残っていた汚れが、水といっしょに排出されます。

5. 取り外した部品を洗浄する

エアコン内部を乾燥させているあいだに、取り外したフィルターやカバー、分解したユニットなどの部品も掃除していきます。こちらも高圧洗浄機で、細かい部分の汚れや微細なほこりをしっかりと落とします。高圧洗浄機で落ちきらない汚れがあれば、ブラシで除去します。

6. 抗菌・防カビ処理を施す

すべての部品の洗浄を終えたら、タオルなどで水気を拭き取ります。その後、熱交換器やフィルターなどに抗菌・防カビ処理を施します。

7. 組み立て~仕上げ

ユニット、カバー、フィルターを順番に組み立てて、正常に稼働するか動作確認を行います。暖房や冷房が問題なく稼働できるか確認が取れたら、クリーニング完了です。

所要時間は業者やエアコンの状態によってさまざまですが、1台あたり2~3時間程度が目安となります。

エアコンクリーニング業者の選び方

業者と話す主婦

エアコンクリーニング業者にはさまざまなところがあるため、初めてクリーニングを依頼するときには、業者選びで迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

最後に、エアコンクリーニング業者を選ぶ際にチェックしたいポイントを見ていきましょう。

作業内容や料金を事前に確認する

エアコンクリーニングを任せられる良心的な業者を選ぶためには、まずはウェブサイトを見て、料金や作業内容がわかりやすく丁寧に掲載されているかどうかを確認しましょう。

その際、次のようなポイントをチェックします。

<エアコンクリーニング業者を選ぶ際にチェックしたいポイント>

  • 基本料金だけでなく、追加費用がどのような場合にいくらかかるのかが明記されているか
  • 出張費用について明記されているか
  • 細かい作業範囲がわかりやすく記載されているか
  • 事前の無料見積もりに対応しているか
  • 気軽に連絡できる相談窓口や連絡先があるか

ウェブサイトを見てもわからない点や不安なことがあれば、依頼前に相談することをおすすめします。迅速かつ丁寧に対応してくれるかどうかも、信頼して依頼できるかどうかの判断材料になるからです。

口コミや評判をチェックする

ウェブサイトだけでなく、利用者からの評判や口コミもチェックしてみましょう。

また、初めてエアコンクリーニング業者を利用する場合、口コミや評判を見ることで具体的なイメージがしやすくなり、信頼感につながります。

作業する担当者をチェックする

エアコンクリーニングは、家の中に担当者を招き数時間にわたって作業をしてもらうこととなるため、信頼して任せられる担当者かどうかも、事前に確認しておきたいところです。

エアコンクリーニング業者の中には、ウェブサイトで担当者を顔写真入りで紹介しているところもあります。こうした業者なら、どのような人に対応してもらえるのかが事前にわかるので、依頼しやすくなるでしょう。

また、業者によっては、女性スタッフ同伴で作業をしてくれるところもあります。家の中で他人と一対一になることを避けたい、女性の一人暮らしなどの場合もおすすめです。

エアコン掃除は定期的に! 普段のエアコンの使い方も見直してみよう

フィルターを外す女性

エアコン掃除は、頻度が少ないほどほこりやカビが溜まりやすくなり、1回あたりの掃除の負担も大きくなってしまいます。フィルターだけでも定期的に掃除すれば、内部の汚れやにおいの原因を抑えることが可能です。

また、エアコン使用後は内部クリーン運転や送風運転をしたり、こまめに換気をしたりすることもカビや悪臭防止につながります。汚れやカビの溜まりにくいエアコンの使い方も心掛けましょう。

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