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木の根を除去する方法を攻略! 切り株は自分で抜根して庭スッキリ

スタッフ

カインズ How to 園芸編

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カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」の園芸関連のコンテンツを文字起こししています。

手をこまねいて放置してしまっている自宅の木の根(切り株)。このまま放置し続ければさまざまなリスクが生じ、庭や家にとって良いことはありません。

「木の根の除去には特別な道具が必要そうだし、作業が面倒臭そう......」。いいえ、特別な道具や大掛かりな作業は必要なく自分で木の根を除去する方法が、実はあるんです。

この記事では自分で木の根を除去する方法についてわかりやすく解説します。

木の根の放置で生じる3つのリスク

木の根の放置で生じる3つのリスク

木の根を放置したままにしていると、3つのリスクが想定されます。

  1. 木の根は成長し続け、また木が生える
  2. シロアリが発生する原因になる
  3. 住人の転倒やケガにつながる

1. 木の根は成長し続け、また木が生える

多くの場合、切り株は自然に枯れていきます。しかし、木の種類や周囲の環境によっては木の根を完全に除去しない限り、成長を続ける可能性も。再び切り株や根から新芽が生えて、いずれ立派な木になりかねないのです。

2. シロアリが発生する原因になる

シロアリは家屋の木材を食べるイメージがありますが、庭の切り株を餌にしてもらう可能性は十分あります。シロアリは湿気がある枯れた木を好むため、放置されている切り株は居心地の良い棲家になりやすいのです。

3. 住人の転倒やケガにつながる

切り株を放置しておくと転倒してつまずたり、ケガをするおそれも。特に小さな子供さんがいるご家庭は注意が必要です。

自分で木の根を除去する方法3選

自分で木の根を除去する方法3選

切り株を自分で除去するおすすめの方法は3つあります。

  • 切り株を木の根ごと掘り起こす
  • 除草剤で木の根を枯らす
  • 光合成を抑えて木の根を枯らす

それぞれ必要となる道具や手順が異なるので、ご自身に合う方法を選んでください。それでは、詳しく見ていきましょう。

①切り株を木の根ごと掘り起こす

木の根を除去するための最も一般的な方法は「切り株を木の根ごと掘り起こす」です。手順を順番に説明します。

【1】木の根の規模感をつかむために、スコップで切り株の周りを掘り起こす

まずは、切り株がどの程度の規模感なのかをざっと把握します。木の根を避けて、スコップかシャベルで切り株の周りの土を取り除いていき、切り株の太さや見えてくる根っこからおおよその根の広がり方を推測しましょう。

【手順2】木の根をノコギリやスコップで切断する

ある程度の土を取り除いたら、ノコギリやスコップで木の根を切断していきます。ここで切り株本体から近くて太い部分を優先して切断してしまうと、切り株に安定感がなくなりその後の作業がしづらくなってしまいます。できるだけ切り株本体から離れた細い根っこから先に切断していきましょう。

【手順4】最後に、木の根を完全に引っこ抜く

最後に、スコップで切り株を根元から掘り起こします。いざ掘り起こそうとするとかなり重量がある場合も。やはり引っこ抜くのは難しいと感じたら、無理せずプロの業者に頼みましょう。

除草剤で木の根を枯らす

次に紹介するのは、除草剤で木の根を枯らす方法。まず電動ドリルで切り株の側面に穴を開け、その穴に除草剤を流し込んでいくという流れです。根まで枯らしてしまえば新しい芽は出てきませんし、残るは木の根を引っこ抜くだけ。それでは手順を見てみましょう。

【手順1】電動ドリルで切り株の側面に穴をあける

まずは、電動ドリルで切り株の木の皮がある側面にまんべんなく複数の穴を開けましょう。木が固く穴がなかなかあけられない場合は、錐(きり)などで下穴を開けてから電動ドリルで本番の穴を開けると作業が捗りますよ。

【手順2】除草剤を注入する

次に、あけた穴に除草剤を流し込んでいきます。除草剤の濃さや量は除草剤の説明書や注意書きを参考に判断を。使用するの除草効果の強いグリホサート系がおすすめです。

【手順3】除草剤を注入した穴をしっかりと塞ぐ

除草剤を注入し終えたら、その穴をしっかりと塞ぎます。木の根が枯れるまでには1ヶ月〜数ヶ月ほど必要なため、期間中に風雨によって除草剤の効果が半減してしまうのを防ぐためです。また、ペットをはじめとする動物たちや小さな子どもが、誤って除草剤を口に入れてしまわないようにする狙いも。

【手順4】最後に、木の根を完全に引っこ抜く

除草剤が効くと、木の根は元気が無くなりいずれ枯れてしまいます。切り株が枯れたら、スコップで切り株を根元から掘り起こして伐根しましょう。いざ掘り起こそうとするとかなり重量がある場合も。引っこ抜くのは難しいと感じたら、無理せずプロの業者に頼んでくださいね。

光合成を抑えて木の根を枯らす

最後に紹介するのは、光合成を抑えて木の根を枯れさせる方法です。木の根が枯れるまでに今回紹介した3つの方法の中で最も時間がかかりますが、必要な作業数が少なく手間が掛からない方法と言えます。

【手順1】黒色や青色など濃い厚手のゴミ袋やビニールシートを切り株に被せる

黒色や青色など濃い厚手のゴミ袋やビニールシートを切り株に被せて、光合成に必要な日光や酸素を与えないようにします。しっかりと根元まで隠れるように覆いましょう。そのまま数ヶ月〜半年ほど経つと、木の根は徐々に枯れていきます。

【手順2】木の根を完全に引っこ抜く

切り株が枯れたら、掘り起こして伐根します。スコップで切り株を根元から掘り起こしましょう。

木の根を除去する際の注意点

木の根を除去する際の注意点

木の根を除去するにあたって、事前に把握しておきたい注意点をまとめました。

木の根を除去する際はケガに注意

木の根を除去する際は、ノコギリやスコップなどの工具や除草剤を使ったりするため、作業時のケガにはくれぐれもご注意ください。

木の根のゴミの出し方は地域によりけり

掘り起こした切り株のゴミの出し方は、地域によってさまざまです。多くの自治体では木の根は燃えるゴミとして出せますが、大きな切り株は粗大ゴミとして出したり、廃品回収業者へ依頼する必要がある可能性も。ゴミの出し方は不明な場合は問い合わせるなど、自治体のルールに従いましょう。

除去作業そのものをプロに依頼するという選択肢もある

上記のように、切り株の除去は時間と体力、工夫次第で自分でできる作業です。しかし、スピーディに除去したかったり、切り株が大きすぎて掛かる手間が膨大な場合は、プロの業者に依頼するのがおすすめです。

プロへの依頼費用の相場は通常5,000円〜

切り株を除去する抜根という作業は、業者に依頼した場合当然ながら費用がかかります。作業内容によってさまざまですが、通常は5,000円ほどで受け付けてくれる業者が多いです。

切り株は自分で除去して庭スッキリ

切り株は自分で処理して庭スッキリ

庭の木の根を除去しないまま放置し続けても木の根は成長し続けるので、シロアリ発生の原因になる、転倒やケガにつながるといったリスクが出てくることがわかりました。そのため、使用用途のない切り株は除去することをお勧めします。自分で除去する方法は以下の通り。

自分で木の根を除去する方法3つ

  • 切り株を木の根ごと掘り起こす
  • 除草剤で木の根を枯らす
  • 光合成を抑えて木の根を枯らす

もし、自分で除去するのが難しそうであれば、迷わずプロの業者に依頼しましょう。ぜひこの機会に木の根を除去して、スッキリとした庭づくりを目指してくださいね。

※売り切れや取り扱い終了の場合はご容赦ください。
※店舗により取り扱いが異なる場合がございます。
※一部商品は、店舗により価格が異なる場合があります。

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