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ドッグフードは愛犬に毎日あげるものですから、きちんと合ったものを選びたいと思うはず。とはいえ、ドッグフードにも様々な種類があるので「どの餌をあげればいいのか分からない…」という方も多いのではないでしょうか。
そんな悩みを解決するために、この記事では子犬、成犬、シニア犬それぞれの成長に合わせた餌の選び方を解説。合わせて突然犬が餌を食べなくなった時の解決策や、餌選びのチェックポイントも説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
まずはドッグフードの基本的な知識から解説していきます。犬の餌は主に次の3つに分類され、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。
詳しく見ていきましょう。
まず1つ目は、「カリカリ」とも呼ばれているドライフード。ドライフードは水分含有量が10%以下のものを指します。顎がしっかりしていて元気な犬であれば、このドライフードを与えるのがおすすめです。
シニア犬や病気が治ったばかりの犬には、食べづらく負担になることがあるため、お湯でふやかすなど工夫が必要になります。ただ長期間保存が効くのでまとめ買いができたり、餌代を安く抑えられるメリットも。元気な成犬であればドライフードを選ぶのがおすすめです。
2つ目は、ドライフードより少し柔らかいソフトドライフード。ソフトドライフードは、水分含有量が10〜30%のものを指します。ドライフードに加工処理を施して柔らかくしているので、顎の力が弱い子犬やシニア犬でも食べやすいドッグフードです。
食いつきが良くなるので毎日あげたいところですが、添加物が多く使われているものも多いため注意が必要です。調子が悪い時やなにかのご褒美の時だけにあげるなど、しっかり管理してあげるようにしましょう。体調が悪い時は、ドライフードをふやかしてあげることもできるため、覚えておいてください。
3つ目は、缶詰に入っている少し高級なウェットフード。水分含有量が75%ほど含まれているものを指します。水分量が多いため、一度蓋を開けたらその日のうちにすべて食べるようにしてください。顎の力が弱まったシニア犬や、病気療養中の犬でも食べやすいドッグフードです。
こちらもドライフードより食べやすく食いつきが良くなるため、毎日あげたいところですが、顎の力が弱まってしまったり、ウエットフード以外食べなくなってしまうことも。餌代もかかってしまうため、誕生日など特別なイベントの時や、夏バテで元気がなくなっている時などにあげるのがおすすめです。
ここまで主なドッグフードの種類や特徴、メリット・デメリットを紹介してきました。フードのタイプと合わせて、チェックするべきポイントも見ていきましょう。
ポイント1つ目は、「総合栄養食」を選ぶこと。実は犬の餌には「総合栄養食」と「一般食(副食)」の2種類があります。
一般食(副食)は缶詰などのウェットフードに多いため、普段与えている方は気付かないうちに主食にしていることがあります。改めてパッケージを確認するようにしましょう。
ポイント2つ目は、犬の年齢に合わせたフードをあげること。犬の年齢に合わせて栄養やカロリーを調整したものが販売されているため、きちんと確認して愛犬に合ったフードを選びましょう。
あくまでも目安にはなりますが、それぞれ与える期間は次のようになります。
小型犬や超小型犬 (トイプードル、ポメラニアン、チワワなど) |
生後約8ヶ月〜12ヶ月頃まで |
中型犬 (柴犬、コーギーなど) |
生後約11ヶ月頃まで |
大型犬 (ゴールデンレトリバー、シベリアンハスキーなど) |
生後17ヶ月頃まで |
あくまでも目安のため、しっかり体が出来上がってから、徐々に成犬用のフードに移行するようにしましょう。中には、食べても太りにくく体が大きくなりにくい犬もいます。痩せ気味だと体力が落ちやすく、もし病気になってしまうと治りが遅くなるため、ある程度肉付きが良くなってから、成犬用のフードに移行するのがおすすめです。
小型犬や超小型犬 (トイプードル、ポメラニアン、チワワなど) |
6〜10歳頃まで。 様子を見ながらシニア犬用の餌に切り替える。 |
中型犬 (柴犬、コーギーなど) |
6~10歳頃まで。 様子を見ながらシニア犬用の餌に切り替える。 |
大型犬 (ゴールデンレトリバー、シベリアンハスキーなど) |
5〜8歳頃まで。 様子を見ながらシニア犬用の餌に切り替える。 |
一般的に、犬は7歳頃からシニア犬とされています。もちろん体質や運動量、生活環境によって異なりますので、よく観察しながらシニア犬用のフードに移行するようにしましょう。食欲が落ちてきたり、寝ている時間が増えたりしたら老化のサインですので、シニア犬用のヘルシーなフードに切り替えるのがおすすめです。
ポイント3つ目は、原材料がきちんと明記されていて、不要な添加物が入っていないものを選ぶこと。もちろん犬の体に合えば良いのですが、毛並みが悪くなったり、涙やけしたりと健康に悪影響が出ることもあります。目安としては1kg当たりの価格が1,000円以上のドッグフードを選ぶのがおすすめです。もちろん価格が安く、かつ高品質なフードも販売されていますが、店頭やオンラインショップで選ぶ際の目安として覚えておきましょう。
ここからは、子犬・成犬・シニア犬の年齢に合った餌の選び方を紹介していきます。まずは子犬用(パピー用)の餌についてです。
子犬用の餌は、パッケージの成分表を見て「タンパク質、炭水化物、脂質のバランスが良いもの」を選ぶようにしましょう。これから成犬に成長するにあたり、栄養をバランス良く摂取することはとても重要です。しっかり成分表を見て選ぶようにしてください。
他にも、次のポイントをチェックしましょう。
成犬の場合も、最も大切な栄養は「動物性タンパク質」です。成分表や原材料を確認して、豊富に含まれているものを選びましょう。また、アレルギーなどがなければ消化に良い動物性タンパク質をチェックしてみてください。
<とくに消化の良い動物性タンパク質>
また、他にも次のポイントを確認しましょう。
シニア犬の場合も、良質な動物性タンパク質が含まれているフードを選ぶようにしましょう。動物性タンパク質を摂取することで、貧血を防いだり体を丈夫にしてくれます。骨折予防のために、カルシウムが含まれているかどうかもチェックしてみてください。
他にも次のポイントを確認しましょう。
加齢とともにどうしても食欲が落ちてきて、中々食べてくれないことも。そんな時は、ドライフードをお湯でふやかしたり、好物やウェットフードを少し乗せるなどをしてみましょう。フードを食べないからと言って、おやつばかり与えるのは消化に良くないため、注意が必要です。あくまでもおやつとして、ご飯のあとのお楽しみとして与えるようにしてください。
シニア期に入っていないのにも関わらず、突然餌を食べなくなることがあると思います。もしかしたら病気の可能性があるため、以下をチェックしましょう。
しこりっぽいものがあったり、便に異変がある場合は、すぐかかりつけの病院に行き、診てもらいましょう。歯が弱くなっていたら、固いドライフードが食べづらいことが考えられます。お湯でふやかしたり、ソフトドライフードの割合を増やしたり工夫してあげましょう。
また、病気の可能性がなければ次のことが考えられます。
1つ目は、「駄々をこねればおいしいものが出てくる」とすでに学習していて、普段のフードを食べなくなっていることが考えられます。ここでむやみに好物だけを与えてしまうと、ますます普段のフードを食べなくなってしまうため、1〜2日程度様子を見ましょう。1〜2日程度であれば餌を食べなくても問題ないため、慌てずに様子を見てみてください。
2つ目は、反抗期を迎えて普段のフードを食べなくなっているかもしれません。犬にも反抗期があり、1歳前後になると急に食べなくなることがあります。このときも、食べないからと言ってむやみにウェットフードなどをかけないようにしましょう。1つ目もですが、時間が経ってお腹が空けば自然と食べてくれるようになるため、焦らず様子を見るようにしてください。
最後は、犬に与えてはいけない食べ物や植物を紹介します。すでに犬を飼っている場合、知っている方がほとんどだと思いますが、改めて確認しておきましょう。
ネギ、玉ねぎ | 血尿や下痢、嘔吐などを起こす可能性があります。加熱しても成分が分解されないため、ネギや玉ねぎが入っている餃子やハンバーグにも注意が必要です。 |
コショウ、わさび、唐辛子など | 胃腸を刺激し、下痢や感覚麻痺を引き起こす可能性があります。 |
チョコレート | 嘔吐や下痢、中毒症になる可能性があり、ショック状態や急性心不全になることがあるため注意が必要です。 |
ぶどう、干しぶどう | 中毒症や腎臓障害の原因になることがあります。 |
牛乳、ヨーグルトなど | 消化が悪いため、下痢や嘔吐の原因になることがあります。あげる時は犬用のミルクを使いましょう。 |
生のエビ、カニ、イカ、貝類 | ビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性があります。他にも、消化不良の原因にもなるため注意が必要です。 |
ナッツ類 | 消化不良の原因になることがあります。 |
生卵 | 成長不良を引き起こすことがあります。 |
生野菜 | 消化不良を起こし、下痢や嘔吐などを引き起こす可能性があります。 |
スイセン、チューリップ、スズラン、アサガオなど | 中毒症を引き起こす可能性があります。散歩中や庭で栽培している場合はとくに注意が必要です。 |
もし誤って食べさせてしまった際や、下痢や嘔吐、血尿などの症状が出たら速やかにかかりつけの病院へ行きましょう。重度の貧血になると、最悪の場合亡くなってしまうこともあるため、普段から注意深く観察するようにしてください。
いかがでしょうか。ここまで犬の成長に合った餌の選び方や、餌を食べなくなった時に注意したいことなどを解説してきました。ドッグフード選びで悩んでいる方や、愛犬が餌を食べなくて困っている方などはぜひ参考にしてみてください。